toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「家族の分け前」 森浩美

2022年06月10日 | 読書日記
家族の中で色々有るけれど、最後にちょっと希望が見えてくると言った内容の短編集。
読み終わると優しい気持ちになれます。

双葉社のコピーでは家族シリーズ第4弾ということだけど、あとがきでは長編の「夏を拾いに」を入れて5作目とある。
双葉社で家族と付く作品は「家族の見える場所」、「家族の言い訳」に続いて私が読むのはこれで3作目だけど、家族シリーズとはどの作品を指すんだろうか??




双葉社
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「風の港」 村山早紀

2022年06月09日 | 読書日記
空港を舞台にした連作短編集。
物語にちょこっと登場したモブキャラみたいな人が次の物語の主人公になる・・という村山早紀お得意の構成がここでも上手く機能している。
いつものようにご都合主義的なストーリ展開も有るけれど、それ以上に素晴らしい物語に仕上がっている。

この本の前に読んだ本が最悪だったから、最高の口直しになった。




徳間書店
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「情事と事情」 小手鞠るい

2022年06月07日 | 読書日記
第1話から第7話に分かれているから短編集かと思いきや、登場人物は同じで各話が完結しているように思えないので1冊に渡る長編小説?
第2話だけは独立した物語に思えるけど・・・。
やっぱり連作短編集と言うにはそれぞれの話が中途半端すぎるから長編小説だよね。

パラグラフごとにほとんど意味なく(たまに物語の同時進行のときが有るけれど・・)主人公が入れ替わり、話が行ったり来たりで読みにくい。
そしてすべての登場人物の考えていることがほとんど(全く)理解できないから、頭の中で誰が誰なのか区別できなくなる。

「卒業旅行」で少し良いかも・・と思ったけれど、やっぱりこの作者は合わない。





幻冬舎
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「光る海」 佐伯泰英

2022年06月05日 | 読書日記
「新酔いどれ小籐次」シリーズの第22巻。
まだまだ続きそうですが、帯によると後3巻で完結らしい。。

面倒くさい金貸し仲介を始末した後、参勤交代に付き添って森藩に向かう小籐次一家。
途中薫子姫と子次郎のもとに寄ると、薫子暇がまた父親の博打の借金のカタに売られそうに・・・。
いつものように父子の活躍で無事に解決。
薫子のもとにおりょうを残して父子は森藩に向かう。



文春文庫
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「田舎の紳士服店のモデルの妻」 宮下奈都

2022年06月03日 | 読書日記
モデルは妻ではなく夫の方。
ちょっと紛らわしい(私だけ?)タイトルだけど、夫も年に数回折込広告のモデルをするだけで何故このタイトルなのか良く分からない。

主人公も、その夫(モデル)もなんだか良く分からない。
もっとはっきりしろ!!と言いたくなるくらいグダグダしている。
最後は何となくまとまったような感じだけど、宮下奈都ってこんなつまらない小説書く人だったっけ?
もう読まないかも・・・。




文藝春秋
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「CAボーイ」 宮木あや子

2022年06月01日 | 読書日記
お仕事小説としてストーリは面白いし、後半はミステリチックな謎解きも入ってきて先が気になる展開になるものの、色んなところでちょっと残念な小説。

まずストーリに関係の無い会話や描写が多いけれど、それがマニアックすぎて分からなかったりで全く面白くないので読むのに邪魔でしょうがない。
鈴木るりかを見習ってほしいな。。

またパラグラフの変わり目の書き出しに凝りすぎていて状況がなかなか理解できない。
何の効果を狙って書いたのか分からないけれど、読みにくいだけ。

著者の拘りなのか、編集者の好みなのか知らないけど、もうちょっと何とかならなかったか。。




角川書店
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