八十路の戯言

写真とつぶやきで綴ります。

戦災で焼けなかったお金(古銭)

2019-06-22 06:04:20 | 生活

minojiの生家は大阪市の心斎橋でした。

s20年3月13.14日の二日に渡る空襲ですべてを焼き尽くされた。

その後終戦前日まで7回にわたって空襲、大阪全域が灰燼と化しました。

空襲のさなか逃げ惑ったなかで、残ったのはおふくろが握りしめていたこのお金だけと聞いた。

昭和5年ごろからに発行されたという10円紙幣です。サイズは81mmX142mm

戦中には米軍がこの偽札を大量にビラとしてまいたとか。裏にはアメリカのメッセージが印刷されていたそうです。

 

これは大正10年発行の十銭とあります。サイズは54mmX86mm

裏には贋作やその使用は国宝に処される旨の記述が・・・。

 

戦中に発行された紙幣、すでに物資不足でサイズは48mmX100mmと小さいです。

 

そして戦後に大量に発行(s22年~28年)されたのが小さな紙幣、サイズ52mmX100mm

戦後のインフレはけた違いだった。

物心ついた頃にはこの10銭札10枚(1円)握りしめて駄菓子屋でどんぐり飴一つ買えた。

今の相場だと10円ぐらいに相当したのだろうか?

もちろん今は通用しない紙幣、紙くずですが捨てきれない貧乏性です。

戦後の生活はこんな紙幣がすぐに使い物にならなくなったので遺品の中に残っていたのだろう。

身辺整理中なんですが、物のない時代に育った人間はなかなか断捨離できません。〈笑〉

 

 

 

コメント (14)
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