開田高原には道祖神・観音像が集落ごとにまとめて祀られています。
子孫繁栄、五穀豊穣、魔性防御を祈ったようで、造られたのは江戸時代後期が最も多いそうです。
「西野稗田の石仏群」
高台に祀られています。石仏は「延命地蔵」と「馬頭観音」が多いようです。
集落の一角に集められているところもあります。
御寺の門前にならべられた三十三観音仏、ここはすべて馬頭観音のようです。
以下個々を羅列します。
「馬頭観音」
「双体地蔵」仲良く肩を組み手を繋いだ仏です。
夫婦和合子孫繁栄を祈ったのでしょうか?
双体ならぬ三体というのもあります。
チョとややこしい関係の仏?これも馬頭観音です。(笑)
首のないものや上半身が割られてた仏も数多くあります。
かって吹き荒れた「廃仏毀釈」で壊された仏だそうです。
最後は堂に収められた地蔵菩薩、伊那の名工「守屋貞治」の手になる加羅陀山仏」
数多くの石仏は中央アルプスを超えた伊那谷高遠から
農閑期に呼び寄せて作ったそうです。
開田高原は木曽馬の産地、日清・日露の戦争に軍馬として徴用
亡くなった多くの命を弔うため「馬頭観音」が多く作られたとのことでした。