八十路の戯言

写真とつぶやきで綴ります。

開田高原の路傍の神々

2022-05-22 08:37:03 | 生活

開田高原には道祖神・観音像が集落ごとにまとめて祀られています。

子孫繁栄、五穀豊穣、魔性防御を祈ったようで、造られたのは江戸時代後期が最も多いそうです。

「西野稗田の石仏群」

高台に祀られています。石仏は「延命地蔵」と「馬頭観音」が多いようです。

集落の一角に集められているところもあります。

御寺の門前にならべられた三十三観音仏、ここはすべて馬頭観音のようです。

以下個々を羅列します。

「馬頭観音」

「双体地蔵」仲良く肩を組み手を繋いだ仏です。

夫婦和合子孫繁栄を祈ったのでしょうか?

 

双体ならぬ三体というのもあります。

チョとややこしい関係の仏?これも馬頭観音です。(笑)

首のないものや上半身が割られてた仏も数多くあります。

かって吹き荒れた「廃仏毀釈」で壊された仏だそうです。

最後は堂に収められた地蔵菩薩、伊那の名工「守屋貞治」の手になる加羅陀山仏」

 

数多くの石仏は中央アルプスを超えた伊那谷高遠から

農閑期に呼び寄せて作ったそうです。

開田高原は木曽馬の産地、日清・日露の戦争に軍馬として徴用

亡くなった多くの命を弔うため「馬頭観音」が多く作られたとのことでした。

 

 

 

 

 

コメント (10)
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