楽しませてくれる個性派ミュージシャン

昨夜は久しぶりに平日のBillyで歌った。　僕と小麻呂さんとのYajirobeを含む4組のブッキング、新人の若いDaiくん、何度か一緒になったことのある長尾佳機くん、そして山川ヒトシさん。　実はこの日に組み込ませていただいたのは、久しぶりに「山川ヒトシ」が聴きたかったからである。



僕があの「ならフォーク村」を作った理由のひとつには、こういう個性派のミュージシャンを集めた音源コレクションを作りたかったこともあり、山川氏の参加はほんの数回だったが、個人的にはお気に入りのミュージシャンのひとり。　彼の歌はズバリ「友部正人」の影響を強く受けており、その友部節と山川節の融合がなんともいえないオリジナルブレンドとなって、彼の個性的な歌詞の世界観が楽しめる。　　

新人のDAIくんが「僕ももっとうまくなりたいですね」みたいなことを話してきたのでこう言ってあげた。「上手くなるのはもちろん大切だけど、もっと大切なのは、下手でもいいから、自分の個性を磨いて自分の世界を作り上げてしまったら強いよ、それが物真似じゃなくてね。」と適当にカッコつけて言ったが、それは嘘でもないｗ　ただ自分ではオリジナル色を出してるつもりなのだろうけど、どう聴いても長渕剛・尾崎豊・ASUKAって人はたくさんいる。せっかく歌詞が自分の言葉なのに、楽曲で笑わせてしまってるってのがね。　あれは非常に残念だな・・・まあ、下手な俺が偉そうに言うのも反感もたれるだろうけどｗ

しかしまだまだ僕の周りには、個性的なシンガーがたくさんいて毎日楽しい。　だからか最近はどんな知名度あるミュージシャンが来ても聴きにいく気がしない。　アマチュアミュージシャンの中には、まだまだおもしろい連中がたくさんいるんだからね。