待ち侘びる顧問先に明日伺うつもりと連絡入れる。多少後ろめたさ残るが近場で問題なしとの判断だ。さしずめ電車と天神は息を殺し、コンビニ食で乗り切れば大丈夫というもの。先方にとって必要不可欠な経営会議である。遅かりし仕事始め、本棚の中から取り出した吉田松陰の一節に目が留まる。
『一日一字を記さば、一年にして三百六十字を得、一夜一時を怠らば、百歳の間三万六千時を失う 。』
目指すは黒字転換!部門リストラ等を検討するも経営者の意向にそぐわず。そのため商品開発や営業力のボトムアップを開始、去年から始めた「見える化」も軌道に乗り漸く実践段階というところ、時間はかかる。格言の如く日々の積み上げで目標達成といきたいものだ。久しぶりの出張に心浮れてデスクワークの手が進む。