徳ちゃん繁昌リポート

《あなたの笑顔が周りを幸せに、ひと言が一人一人を元気づける》

【変化の予感】買うから借りる時代のビジネス

2014年09月25日 | 仕事モード
流通革命真っ只中、ダイエーは全国に自社物件で店舗展開をし、片やイトーヨーカドーは借地物件で店舗展開をしました。相反する両雄でしたが、バブルが弾け株価大暴落の余波でご存知のような結果になりました。一時代を築いたダイエーはイオンの完全子会社になり名称も消えようとしています。

大量消費にゴミの山は昔の話で今はモノが溢れるモノ余りの時代、そんな中の流通再編を尻目に利口な消費者は買うことを止め、借りることを選択しようとしています。これまでの日本人は土地付きの夢のマイホームがひとつのステータス、その購入のために生活を切り詰め貯金をし、必死で働いてきたのです。ところが最近になって土地が高くなって庶民の手に届かないほど高くなってしまい住いも借家や賃借りのほうがトクだという考え方に変わりつつあります。不動産に限らずこの流れは食料品や消耗品以外の車のレンタルやカーシェア、家財道具からブランド品、携帯電話、PC、電子図書に至るまでありとあらゆるモノがレンタルやシェアに取って変わろうとしているのです。リユースやリサイクルと違ってコスト的には高くなるが気分転換で取り変えも自由、故障や修理の必要もなく、第一、捨てる手間もコストも掛からない!?長い目で見ると案外と得なのかも知れませんよね。

長期的に所有する満足や独占的所有する価値観から借りたりシェアしたりすること自体が消費者の喜びに代わっていくのかもです。そうなれば貸し出すというビジネスが今後はスポットライトを浴びるのは確実で、手前勝手の流通再編もいいけれど正に戦略の方向転換の時機に来ているのではないでしょうかね!?

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