【新シリーズ】ドラッカーのマネジメントに学ぶ

ピーター・ドラッカーは1909年11月19日生まれ、2005年11月11に逝去。９５歳で大往生した米国の経営学者で「マネジメントの父」とも呼ばれ、その域では世界最高の研究者として現代人にも高い人気を誇っています。

多くの人々は彼を「経営学者」と称しますが、彼自身は「社会生態学者」と名乗っていました。彼は主としてマネジメントを研究対象に「ヒトはどうすれば幸福になるか」を常に考え、人間の二つの規定から個人としてのヒトと社会的存在としてのヒトがあり、彼の考えるヒトは後者でした。社会的存在としてのヒトは何かしらの「組織」に属している。よって彼は社会的存在としてのヒトがその所属する組織で幸福になるためにはどうすればよいか、ということを研究していました。その手段として「マネジメント」を考察したのです。そのほとんどの著作はマネジメントをテーマにし、後年は取り分け非営利組織のマネジメントを研究対象としていたそうです。これから注目されていく社会形態は自己実現を中心にしたアメリカ型ＮＰＯ社会ともうひとつ、絆で結ばれた日本の旧来の会社型組織があるという持論を持っていたのでした。

皆さんご存知の「もしドラ」など漫画でも紹介されたこのピーター・ドラッカーの持論や名言録(引用)をシリーズ化で紹介したいと思います。会社や経営、仕事や社会のあらゆる組織で共通するマネジメントの原理原則です。一緒に勉強しましょう。