徳ちゃん繁昌リポート

《あなたの笑顔が周りを幸せに、ひと言が一人一人を元気づける》

【笑売漫歩記】神様じゃなく王様を招待したい

2014年09月10日 | 仕事モード
三波春夫の石碑(新潟県長岡市)で思い起こしたのは、昔多かった「お客様は神様」を売りにしている企業ですがそう言えば最近はほとんど目撃することもなくなってしまいましたね。それでも仕事の関係で社長室に入ると片隅に傾いた経営理念を時たま見掛けることがあり、外し忘れか書き換え忘れ?恐らくは風化した遺物といったところでしょうか。

買い手が最優先という考え方は間違いじゃないのですが、ただ「お客様が神様」なら万物の神のおっしゃることやなさることには逆らえないはず、それこそ貧乏神や疫病神の類でしょうが、絶対にどんな無理難題でも聞き遂げねばなりません。お客様が値段下げろ!とか無い物を要求したり、カネを払わず持ち帰ったとしても文句ひとつ言えないのでは?それに会社や他のお客様に迷惑掛ける客がいたとしたらどうでしょうか。果たしてこれも客と言えるのでしょうかね?決して神様は選べないけど客は選ぶことができるはずで来て頂きたくない客をお断りする勇気も必要でしょうね。
また、カネ払う客が一番偉い!?って言う経営者がいるとすればちょっと疑問です。経営の目的と結果を履き違えているようで、経営の目的はあくまでもお客様への奉仕や従業員の利益そして社会への貢献などで、結果として売上や収益が生まれるのです。本気でカネが一番!と信じている企業があるとすれば大問題?昔も今も世間を騒がす食品偽装や改ざんなど一連の事件にも発展しかねませんよね。

いずれにせよ、「お客様は神様」の意味するところはお客様を神様のように思って徹底的に奉仕せよというものでしょう。私の経験からすると「お客様は王様」だと思うのです。神様には注意できないけど、たまに勘違いをなさる王様ならいつでもなだめ諭すこともできますし、笑顔を振りまいて改めて頂くこともできるのです。これが企業の努めですよね。町中いや日本中から今夜の舞踏会にそんな王様達をいっぱいご招待したいものです。

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