人間が自分を客観的に見られないように、自分の国を客観的に見るのも、大変に難しいことです。二か国以上の言語を習得した人は、それぞれの国を客観的に見えるのでしょうか。ここに大変興味のあるエッセイ集があります。アーサー・ビナード著「日々の非常口」です。 . . . 本文を読む
2013年10月より「詩人の聲」のプロジェクトに参加しています。このプロジェクトに聴衆として参加するときは、気に入っ詩集を買うことにしています。先に紹介した「ガレキのことばで語れ」(照井良平著)もその一つです。今回は、天童大人著「エズラ・パウンドの指輪」を御紹介します。 . . . 本文を読む
奥野健男著「日本文学史」は、文学史の通史ではなく、近現代に絞った著作です。短歌も近代になって、飛躍的に転換点を迎えました。短歌に携わる者として、読むべきだと思いましたので、ここに概略とその特徴を御紹介します。 . . . 本文を読む