岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

第15回「星座α」定例歌会

2013年05月27日 23時59分59秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
「星座α」第15回定例歌会 於)鎌倉浄妙寺無庵

1、短歌の素材:

 「雨後のクリスタルグラスの曇」「柿の若葉」「路地裏のメジロ」「生家跡の母の芍薬」

 「闇に馴れた眼力」「夕暮の街」「薄紫の桐の花」「南朝の剣先を付けた耳」

 「土壌改良した土に植えた胡瓜」「己自身を欺く」「オダマキの紫の花」

 「親不知の抜けた後」「輝く椿の若葉」


2、歌会の方式:

 三首ずつ参加者一名と選者団(4人=僕もその一人)とが批評したのち、尾崎左永子主筆が総評する。


3、主な論点:

 「結句がくどくないか」「表現が曖昧ではないか」「言葉が固くないか」

 「背景が長すぎないか」「上の句は力があるが結句で弛んではいないか」

 「自分の位置がハッキリしているか」「実験作として成功しているか」

 「心境詠はサラッとしていないと読者に不快感を与える」「表現は適切か」

 「体の一部を詠む時は生々しくならない様に要注意」「古代語が適切に使われているか」

 「全体に感覚的に終わってはいないか」

 「助動詞の『らん』は声調が緩んで佐藤佐太郎門下では『べし』を使う事が多い」

4、次回の予定:

 ・次回の歌会は、7月に行う。

 ・体調も良くなってきたので、前日に大船に泊まるのはやめにした。

 ・これからは、母校、早稲田大学図書館にも通って、本を読もうと思う。
      尾崎左永子主筆からは「無理をしないように」と言われた。


 「星座α」ホームページ

 URL http://www/seiza'alpha.jp

 入会もここから可能です




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