「星座α」第15回定例歌会 於)鎌倉浄妙寺無庵
1、短歌の素材:
「雨後のクリスタルグラスの曇」「柿の若葉」「路地裏のメジロ」「生家跡の母の芍薬」
「闇に馴れた眼力」「夕暮の街」「薄紫の桐の花」「南朝の剣先を付けた耳」
「土壌改良した土に植えた胡瓜」「己自身を欺く」「オダマキの紫の花」
「親不知の抜けた後」「輝く椿の若葉」
2、歌会の方式:
三首ずつ参加者一名と選者団(4人=僕もその一人)とが批評したのち、尾崎左永子主筆が総評する。
3、主な論点:
「結句がくどくないか」「表現が曖昧ではないか」「言葉が固くないか」
「背景が長すぎないか」「上の句は力があるが結句で弛んではいないか」
「自分の位置がハッキリしているか」「実験作として成功しているか」
「心境詠はサラッとしていないと読者に不快感を与える」「表現は適切か」
「体の一部を詠む時は生々しくならない様に要注意」「古代語が適切に使われているか」
「全体に感覚的に終わってはいないか」
「助動詞の『らん』は声調が緩んで佐藤佐太郎門下では『べし』を使う事が多い」
4、次回の予定:
・次回の歌会は、7月に行う。
・体調も良くなってきたので、前日に大船に泊まるのはやめにした。
・これからは、母校、早稲田大学図書館にも通って、本を読もうと思う。
尾崎左永子主筆からは「無理をしないように」と言われた。
「星座α」ホームページ
URL http://www/seiza'alpha.jp
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