「霧が丘短歌会」初夏 5月27日 於)団地集会所
1、短歌の素材:
「つややかな白き椿」「低山に降る雨」「蓮華の花の周りの蜜蜂」「躑躅の覆う山頂」
「丘陵の朱き夕映え」「大輪の躑躅」「娘らとすれ違い行く時の『春の香』」
「溢れ咲く桜と緑の現在」「土地の昔話をする老人」「暁の地平の瑠璃色の空」
「窓の外の楡の木」「ひそやかに咲くさ緑の花」「上り坂、下り坂、夕陰」
「幾年も伏せる人への絵葉書」「すれちがう幼子の挨拶」「地学の会よりの退会」
「輝きを纏うハナミズキ」
2、主な論点:
「比喩の妥当性」「助詞の選択」「事柄を詠まない」「一首に詰め込まない」
「古い言葉を安易に使わない」「吾を詠え」
3、会の雰囲気:
・各人かなり力を付けて来た。
・叙景歌をきっちり詠んで、その先に幻想、象徴、個性が出て来る。
(岡井隆も加藤治郎も、叙景歌はきっちりと詠める事を確認した。)
・「目に見える物を的確に詠めなくて、心理が詠めるだろうか」
・何が「個性」かは、自分でも易々とは分からない。
4、会のこれから:
・各人の宿題を考える。
・諦めずに詠み続ける。
・引き続き、添削会員、遠方会員を募集する。
(連絡先:090-8017-9217岩田携帯)
・六月からは曜日が変わる。