「天童大人プロデュース:詩人の聲」岩田亨公演 3月9日 於)NPO法人東京自由大学
「(語り)今日は文芸評論を聲に出したいと思います。『寺山修司論』『塚本邦雄論』『岡井隆論』を用意してあります。」
「寺山修司・小論」
このブログの「作家小論」のカテゴリーに分類してある。だいぶ以前の文章だが、この日の導入として読んだ。寺山修司の作品に曳かれたことが綴ってある。これが最近脱稿した「寺山修司 試論」の引き鉄となった。
「寺山修司 試論」
最近脱稿したもの。以前の記事にも書いたが、塚本邦雄とも、穂村弘とも違う切り口となった。日本で初めての視点を提示出来たと自負している。発表の場を求めて出版社あてに投函した。第1稿を、兄事する歌人の鵜飼康東にアドバイスしてもらい、第2稿を、「詩人の聲」に載せ、天童大人のアドバイスを頂いた。
第1稿は400字詰め原稿用紙39枚、第2稿は原稿用紙45枚、聲に載せたあとの第3稿は原稿用紙37枚。聲に載せて余分な部分を削って最終稿とした。
第1稿の段階で、現代歌人協会に推薦された。
今は「岡井隆論」の準備にはいっている。「塚本邦雄論」、「前衛短歌論」も準備中だ。そのため、「宮柊二」「近藤芳美」「窪田章一郎」関係の作家論、作品論の書籍にも、目を通している。いずれは戦後短歌論のようなものをまとめたい。そうすれば短歌の将来像が浮かんでくるだろう。
次回第19回公演は、4月8日(水)午後7時開演。東京平和教会駒込チャペルにて。第4歌集に収録する作品の候補を聲に載せ、作品を取捨選択しようと思う。