「かまくら歌会」毎月鎌倉駅周辺で開催していたのだが、コロナ禍のもとでメールで出詠、批評もメールという形になった。
今回は16人出詠、16首だった。一人一首。「一首の独立性」を重視した佐藤佐太郎、尾崎左永子の考えをもとにしている。尾崎左永子を師と仰ぐ短歌作家の集まりである。
僕の作品批評。
「御詠歌になっているのではないか。同じ5・7・5・7・7でも表現方法が異なる。佐藤佐太郎の歌論を確認してはいかがかと。」
「一つの先入観にとらわれていないか。」「語順を変えては。」
「やや説明的では。」「結句の助詞の使い方を変えては。」
「相聞は自分への引きつけがなければ説明的になる。」
「事実報告的なので、同じ素材の尾崎主筆の作品を参考にしてはいかがか。」
「一首に的確な動詞があるのでは。」「字余りになっても助詞を入れては。」
「より的確な副助詞、表現方法があるのではないか。」
「軍国主義主義の賛美になってはいないか。斎藤茂吉、尾崎左永子も言葉に神経を使っている。」など。
実感のある作品は好評価している。欠点を指摘するだけでは、短歌の修練にはならない。
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