謹賀新年!
元旦はテレビなしで落ち着いて過ごした。去年は驚くほど忙しかった。だが元旦を迎えて非常に心が穏やかだ。生活が充実しているということだろう。
理由を考えてみた。フェイスブックには既に投稿したが、過去に経験したことがマイナス面も含めて今の自分につながっていると実感できる。これほど自分を見つめ、生き方を振り返ったのは初めてだった。2015年はこのように充実していた。
三賀日を含む年頭は「戦争法の廃止の統一署名」を集める活動に終始した。JR巣鴨駅前、JR御茶ノ水駅前、JR新宿駅前、JR十日市場駅前。立て続けに駅頭で署名活動をした。
学生はシールズだが、40代50代60代の男女でつくられるミドルズというものがある。ここの一員としての社会的活動だ。政治活動だ。歌人は普通、こういうことはしない。だが立憲主義、民主主義の危機が叫ばれ、弁護士、学者研究者までがたたかっている時に黙ってはいられない。国会開会日には議員会館前の集会にも参加した。
これが創作活動にも良い影響を与えている。何より人間が愛おしくなった。僕の心に根強くあった人間不信が吹き飛んだ。友人が増えた。フェイスブックを通じて飛躍的に増えた。リアルの友達になった人も多い。それも同志と言えるような友人だ。キリスト者の友人の案内で聖書も読みはじめた。
人間に対する興味が倍増した。そこで相聞歌を50首詠んだ。『星座』の尾崎左永子主筆によれば「現代短歌にいい相聞はない」とのこと。ここで新境地が開けた。「架空の恋人を作ってもいいから、やって見なさい」と言われた。
50首だったが新年になって10首増えた、「戦争法廃止」を考えることで、人間を深くかんがえるようになった。
おそらく今年も忙しいだろう。移動の最中にカロリーメイトと野菜ジュースで食事を済ますこともある。時間がもったいないのだ。栄養には配慮しているので体調は良好だ。
ここで自分が生き直しているかのようだ。今年もさらに意欲的に生きて行きたい。