霧が丘短歌会 2020年7月.@霧ケ丘グリーンタウン第一住宅集会所。
2ヵ月ぶりの対面の歌会。参加者の作品が、かなり上達してきた。意味がストレートに伝わるものがなく、表現したい抒情が各参加者の独自性を活かして明確になっているのだ。
それでも課題はある。
「言葉が抒情を鮮明に表現するには的確ではない」「助動詞の使用の間違い」
「倒置しなければ言葉の意味がつながらない」「言葉の重出」「助詞に工夫の余地がある」
「今一歩自分に引きつけて深くとらえる必要がある」。
今回は時節柄、新型コロナを題材にしたものが多かった。その表現が、切り取りの角度・着眼点が多彩なのだ。「生活詠」であると同時に「社会詠」でもある。「生活と政治」が身近な問題となっている、ということか。
後半は「星座α」の尾崎左永子主筆の「続尾崎左永子歌集」(砂子屋書房)より、14首の作品を全員で音読した。数か月前から実施しているが、語彙が増え、語感がよくなり、表現したい抒情が明確となってきたのは、このためだろう。
最後に、短歌の修練5原則を確認した。
1、数多くの短歌を詠む 2、数多くの短歌を読む 3、現代詩の秀作を読む
4、短歌作品を音読する 5、良質な芸術に親しむ
引き続き、会員を募集する。
毎月第四月曜日、10:00から12:00まで。
受講料・一回2000円(当日払い)。詠草は講座の二日前までに岩田宅へ郵送。
申し込み・問い合わせ:045-922-5542(岩田宅)