2012年 岩田亨の10大ニュース
1、第三歌集「剣の滴」を上梓。
この歌集は「オリオンの剣」の拾遺または続編にあたる。どちらかと言うと地味な作品が多かったが、昭和30年代以降の歌人たちに評判が良かった。短歌の将来も捨てた物ではない。
2、「剣の滴」が横浜歌人会の年間優秀歌集の最終選考に残った。
その地味な作品群が評価されたようだ。「第一歌集は夢中、第二歌集は一生懸命、第三歌集で自分の味が出る。」と言われたことがあるが、これが僕の「味」なのかも知れない。
3、「星座α」の歌会を欠席しなかった。
尾崎主筆と様々な話をしたが、佐藤佐太郎が残した「選者心得」が大きな財産となった。この指導方法は「霧が丘短歌会」で成果を挙げつつある。
4、「運河の会」の「かながわサロン」と「東京歌会」を欠席しなかった。
佐藤佐太郎と斎藤茂吉の歌論と実作を深く学ぶ機会ともなり、2013年に「斎藤茂吉と佐藤佐太郎」(仮題)を出版する決意がついた。
*以上は短歌に関する事だが、次に僕自身の健康状態について。*
5、腸閉塞になりかけて、闘病ということを強く意識した。
腸が詰まりかけると、下腹部に激痛が走る。病気の重さが身に染みた。
6、ダイエットに成功して、10代後半の体重に戻った。
90キログラムの体重が、63キログラムまで落とせた。着られる洋服が増えた。これは僥倖。
7、毎日飲む薬が、ついに12種類となった。
まあ薬も食事の一部と考えて、そう深刻には考えない様にしている。だが、短歌もそうだが、体が資本なのでせいぜい養生したいと思っている。
*次に社会の出来事について。*
8、原子力発電の危うさを、ハッキリと自覚する様になった。
失敗を乗り越えながら、科学は進歩する、と言った政治家がいたが、とんでもない間違い。原発の実験の失敗は、人間にとんでもない被害を与える。他の実験とは根本的に違う。
9、我が家の節電に目途がついた。
夏も冬もエアコンなしで通した。夏はシャワー、扇子、ノーネクタイで凌ぎ、冬は重ね着、着ぶくれで凌いでいる。家の電燈も順次LED電球に替えて行く予定だ。
*そして最後に良い事。*
10、浴室を中心にリフォームを終わらせた。
来年こそ良い年でありますように。