1万円札の原料が・・・。
誰も、未来がわかるわけではない。
カンムリウミスズメという世界でも貴重なうみすずめ(国の天然記念物)のビデオを製作したので、講演を頼まれました。
何年か前に高校生になぜ?希少価値「絶滅危惧種の動物」を守らなければならないのか?と言う質問にこう答えた。
絶滅しそうな動植物は、環境の変化についていけないと考えるのが普通です。もちろん、乱獲も絶滅に拍車を掛けていると思いますが・・・。
ある意味、環境の変化に疎いのが人間です。
変化を感じる手段として環境に敏感な動植物を観察する必要があるのです。
絶滅しそうな動植物がいると言うことは、環境が悪化しているとみるべきで、バロメーターの役割があります。
環境の悪化を食い止め、保護することで絶滅しなければ、環境が良くなっていると考えることが妥当です。
未来を知ることは出来ませんが、未来を変化に弱い動植物で判断することは出来るのではないでしょうか?
振り返って林業のもっとも脆弱な林業が絶滅しようとしている点、外材の4倍の値段でも生産を終える、採算が合わない。高齢化など
林業者は、この現実にもっと目を向けるべきなのです。
「1万円札の原料」ミツマタ危機 出雲の加工所閉鎖へ
2013年2月28日(木)11:45
(産経新聞)
1万円札など紙幣の原料になるミツマタを加工する島根県出雲市の「みつまた生産用施設」が、3月末で閉鎖される。森林の荒廃が目立つ中、かつて林業復活の拠点として期待されていただけに、残念がる声も強い。そんな中、数少ないミツマタ生産農家、同市別所町の荒木博則さん(77)・辰也さん(48)親子は「林業を守ろう」と出荷作業に懸命だ。
同施設は昭和63年、旧佐田町森林組合(現・市森林組合)が新林業構造改善促進事業の「特用林産物生産施設整備」で佐田町の須佐神社近くに整備。生産者が伐採して持ち込んだミツマタの原木から黒皮をはいで乾燥させて貯蔵、さらに、表皮をむいた白皮にして、紙幣にするため同市内にある国立印刷局出雲出張所に納入していた。
関係者によると、最盛期は農家100戸余りが白皮約35トンを生産していたが、冬場の作業は重労働で生産者が激減、現在は数軒が出荷しているだけ。このため、同出雲出張所も3年前に閉鎖したという。
市森林組合の田部昌徳専務は「赤字が続き、施設も老朽化したので、昨年末の理事会で閉鎖を決定した。残念だがやむを得ない」としている。
荒木さん親子は、自宅裏山に自生するミツマタの原木(長さ2~2・5メートル、直径5~8センチ)を年明けから伐採、約20キロごとに計250束を準備、岡山県内の業者に1キロ40円で納めるという。辰也さんは「山仕事は大変だが、何とか伝統産業を守っていく」と話す。
■ミツマタ 中四国地方の特産木。コウゾ、ガンピとともに和紙の原料になり、明治以降は紙幣の原料として使用。国立印刷局によると、白皮加工したものは年間約100トン必要だが、うち9割は商社を通しネパール、中国から白皮を購入。国産は外国産より約4倍の値段という。
誰も、未来がわかるわけではない。
カンムリウミスズメという世界でも貴重なうみすずめ(国の天然記念物)のビデオを製作したので、講演を頼まれました。
何年か前に高校生になぜ?希少価値「絶滅危惧種の動物」を守らなければならないのか?と言う質問にこう答えた。
絶滅しそうな動植物は、環境の変化についていけないと考えるのが普通です。もちろん、乱獲も絶滅に拍車を掛けていると思いますが・・・。
ある意味、環境の変化に疎いのが人間です。
変化を感じる手段として環境に敏感な動植物を観察する必要があるのです。
絶滅しそうな動植物がいると言うことは、環境が悪化しているとみるべきで、バロメーターの役割があります。
環境の悪化を食い止め、保護することで絶滅しなければ、環境が良くなっていると考えることが妥当です。
未来を知ることは出来ませんが、未来を変化に弱い動植物で判断することは出来るのではないでしょうか?
振り返って林業のもっとも脆弱な林業が絶滅しようとしている点、外材の4倍の値段でも生産を終える、採算が合わない。高齢化など
林業者は、この現実にもっと目を向けるべきなのです。
「1万円札の原料」ミツマタ危機 出雲の加工所閉鎖へ
2013年2月28日(木)11:45
(産経新聞)
1万円札など紙幣の原料になるミツマタを加工する島根県出雲市の「みつまた生産用施設」が、3月末で閉鎖される。森林の荒廃が目立つ中、かつて林業復活の拠点として期待されていただけに、残念がる声も強い。そんな中、数少ないミツマタ生産農家、同市別所町の荒木博則さん(77)・辰也さん(48)親子は「林業を守ろう」と出荷作業に懸命だ。
同施設は昭和63年、旧佐田町森林組合(現・市森林組合)が新林業構造改善促進事業の「特用林産物生産施設整備」で佐田町の須佐神社近くに整備。生産者が伐採して持ち込んだミツマタの原木から黒皮をはいで乾燥させて貯蔵、さらに、表皮をむいた白皮にして、紙幣にするため同市内にある国立印刷局出雲出張所に納入していた。
関係者によると、最盛期は農家100戸余りが白皮約35トンを生産していたが、冬場の作業は重労働で生産者が激減、現在は数軒が出荷しているだけ。このため、同出雲出張所も3年前に閉鎖したという。
市森林組合の田部昌徳専務は「赤字が続き、施設も老朽化したので、昨年末の理事会で閉鎖を決定した。残念だがやむを得ない」としている。
荒木さん親子は、自宅裏山に自生するミツマタの原木(長さ2~2・5メートル、直径5~8センチ)を年明けから伐採、約20キロごとに計250束を準備、岡山県内の業者に1キロ40円で納めるという。辰也さんは「山仕事は大変だが、何とか伝統産業を守っていく」と話す。
■ミツマタ 中四国地方の特産木。コウゾ、ガンピとともに和紙の原料になり、明治以降は紙幣の原料として使用。国立印刷局によると、白皮加工したものは年間約100トン必要だが、うち9割は商社を通しネパール、中国から白皮を購入。国産は外国産より約4倍の値段という。