海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

首相辞任

2007年09月12日 20時28分23秒 | 経済・社会
首相辞任のニュースが流れた。

気になる株価だが、多分、あがるだろう。

次期首相が気になるところだが、大方の予想は、決まっている。

マンガ好きと強面が面白いキャラクターを生み出す。

参議院で議案を否決されても衆議院でもう一度可決を取り直すぐらいの豪腕を持っている。

少し、粗暴なのはいただけないが、前任者のようなボンボンではない。

ネックは、どこまで豪腕が通じるかだ。彼がインフレを連れて来ることは間違いない。国民がどれだけインフレ防衛策を講じているかが問題だ。

多分、何の策も持たないまま、激動の経済渦に巻き込まれるだろうなあ。

ただ、彼の経済策案は間違いでないのが救いだ。

棕櫚

2007年09月11日 17時49分52秒 | 建築関連
宮崎でかつてココに家があったなあと想像できる樹木がある。

それは棕櫚だ。

宮崎の家の近くには必ず、棕櫚を植えていた。

この棕櫚は、大変便利な樹木だ。

ホウキになるし、縄の材料としてよく使われた。また、水を濾すためのフィルターにもなる。

家がなくても棕櫚があれば、ココに家があったことは想像つく。近くに行ってみると必ず瓦がいっぱい出てくる。

写真にはよく見えないかもしれないが、中央に棕櫚がある。今日は災害査定のための写真のお手伝いで見つけた。

こんなのやめて

2007年09月09日 09時07分20秒 | 経済・社会
公園ガイドを書こうと近所の公園に出かけた。

すると

こんなガードレールを見つけた。

普通のガードレールに木目を描いているではないか。

この馬鹿しさは、あきれてものが言えない。

まだある。写真を良く見て欲しい。これは橋の欄干の役割をしているのです。ガードレールでは欄干の代わりになる高さが確保できないためコンクリートでかさ上げしている。しかもこの道は、公園内の歩行者専用の小道で車は通れない。なのにガードレールなのだ。

誰も通らない道だからだろうか?

少なくとも歩行者専用で木製の欄干だったこの10分の1の価格で済んだに違いない。

このガードレールを採用した技術担当者を非難しているのではない、これを作ったメーカーを追及しているものでもない。このようなモノが出てくる日本の社会のシステムがおかしい、馬鹿しいと思う。

景観デザインと言う言葉が、土木からでてきた。しかし、担当者の感性や経済性だけでデザインが左右されてはならない、ある程度の最低の知識と理論立られた、システムが必要なのだ。

日本には、まだ、それ自体が存在しない。

それは、全体を見る力だ。

これからモノをつくる人に言いたい。全体を見て自分のつくるものがその場所に本当にふさわしいモノなのか別の自分に問いかけることをして欲しい。そして、別の自分にきちんと説明できる力を身に付けて欲しい。そのために何をすべきか。それを知って欲しい。

公園の中のガードレール見て思ったことだ。

日本には、その手引書がいるのだろうか?


大工さんの技術

2007年09月08日 06時46分27秒 | 建築関連
前回、シアプレートの話をしました。

大工さんの技術には、個人差があります。そのことを議論する前に大工の世界では、データの公開が大変遅れていることを海杉は指摘したいのです。

大工さんの持ている個人の技術は、経験と親方から学んだ(盗んだ)技術です。これからの大工には、大工さんのために技術を開発する研究者を増やさなければなりません。

有馬東大名誉教授は、名人、名棟梁の言葉がある意味妨げになっていると海杉に話してくれました。言葉の持つ力は創造を遥かに超えてしまいます。名人が口にした言葉の真意も見つけないで誤った考えが広まることが多々あるそうです。技術には、感情はいらないのです。

そのためには、実験を重ねデータを積んで正しい技術を多くの人に広めることが大切なのです。今回のシアプレートの実験のようにより良いものを追及する実験がも必要ですね。

シアプレート

2007年09月07日 19時10分09秒 | 木材
大工さんが、集成材を作れるとしたら?

大きなスパンが欲しい時に大工さんは、どうするか?

でっかい車庫の注文が入ったら?

今までの大工さんはだったら、あきらめていました。

そうなんです。どうしても、大断面を大工さんは、作れないのです。

できるようにしたい!!そんな願いを日向市は考えてくれているのです。

しばらく、ブログをお休みしたのは、この実験のためです。

この技術があれば、差造りが完全復活できるのです。密かに考えていました。

差造りとは、鴨居と梁が一体になった作りで大きな材しかできなかったのです。長手と幅が取れて高さが取れない梁を重ねてプレートを入れるだけで大断面になるという工法です。

全国の大工さんが驚くような技術ではないかもしれませんが、こんな地味な技術がこれからの大工さんの未来に掛かっていると信じています。

簡単に説明しましょう。

シアプレートの技術は、最新の技術、画期的な技術ではありません。結構、さまざまなところで試されていた技術です。

しかし、大工さんの持っている道具で大断面でロングスパンを作れるとしたらとても画期的なことです。

二つの材をボルトで重ね合わせて接合しても荷重をかけるとお互いの材がずれてしまい、ボルトにせん断力が働き、二つ合わせて大断面を作った意味がない(力がでない)のです。そこで材と材の間にプレートを差し込んで二つの材が荷重に対して同じ動きをするようにします。このプレートにせん断力が働き力を分散させることによって二つの小さな材が合わさってひとつの材と同じような力を発揮します。

多少の施工の難しさはありますが、大工さんの技術として取り入れる価値は十分にあります。

裸の王様へ

2007年09月01日 18時53分56秒 | 地元のこと
上手くいっているときに批判することは・・・勇気がいります。
海杉の諫言は、耳が痛いかもしれません。

しかし、このままでは、きっと足元をすくわれてしまいます。裸の王様とは面識もない海杉が勝手に思うことですから聞き流して結構です。ブログの名前は『問答無用』ですから!!

今の手腕では裸の王様が、ピンチの時の守りは、取り巻きの偽善者だけになってしまいます。堅固な城があっても、屈強な兵士がいても味方でないと意味を成しません。(敵になるという意味ではありません)

政務と公務のバランスが崩れています。8対2いえ、9対1かもしれません。領民は、政務と公務違いを知りません。トップであるべきリーダーは、自己を犠牲にしなければ、ならないことが多いはずです。信用できる人間をつくり、早くバランスよくしたほうが良いですよ。リバウンドが怖い!

部下の持ってくる政策事項の承認が王様の仕事ではありません。領民に対して自分が何をしたいのかを明確に部下に伝えることができなければ、王様の考えていることは実現しません。今なら親衛隊もできるのではないでしょうか。公に親衛隊を組織することを宣言しましょう。

諫言、苦言の言える円卓の騎士ですね。

円卓の騎士づくりが王様を唯一裸にしない道です。でもこの手は、よほど、信頼関係の人間で作らないと難しいでしょうね。私利私欲のない地方の行政を立て直すことのできる人物は、なかなかいないものです。

まだまだありますが、この辺で・・・。