どうでもいいです、の話

「どうでもいい」トピックスを載っけていたり、公記事の保守をしたしするページです。

保守記事.106-5 この国の現状

2007-02-26 11:34:52 | 記事保守

リハビリ日数制限から1年 治療求めさまよう患者

2月26日7時1分配信 河北新報


 身体機能を回復させるリハビリテーション医療の現場が大きく揺らいでいる。医療制度改革の一環として、厚生労働省が昨年4月、保険診療で受けられるリハ ビリに日数制限を導入した。ところが、日数制限後、リハビリ継続が必要な患者の受け皿となる訪問リハビリや病院外施設の整備、専門職の育成が進んでいな い。このため、「リハビリ難民」とも呼ばれる患者が生まれ、治療打ち切りに対する不安や悲痛な叫びが広がっている。

 脳梗塞(こうそく)で右半身がまひする仙台市の男性(62)は憤る。「リハビリは生きる上での頼みの綱。なぜ打ち切られなければならないのか。個人の力では何もできないのに」

 男性は、地域の中核病院からリハビリ中止を告げられ、1月末に治療を打ち切られた。病院は「介護保険の方で何とかして」と言ったきり、特別なアフターケアもなかったという。

 偶然、知人を通じてケアマネジャーを紹介され、介護保険で利用できる短時間型の通所リハビリを受けるようになった。右脚に体重をかけられるようになり、歩行訓練に励む。「ここに来られなかったら、体は全然動かなかったと思う。命拾いした」と男性は繰り返した。

 全国保険医団体連合会が昨年9―11月実施した調査では、全国でリハビリを打ち切られた患者は、推計で4万5000人に上る。「状態の改善度合いは個人差がある。一律に区切るのは間違いだ」と制度改正を訴える。

 厚生労働省が、リハビリ患者の受け皿とみていた介護保険適用のリハビリサービスは、認知症予防や自宅に引きこもりがちな高齢者のレクリエーションが中心だ。「身体機能の回復を目指すものになっていない」と指摘する関係者は多い。

 リハビリに特化した通所介護事業所を運営する「フォーレスト」(仙台市宮城野区)の千葉博信社長は「退院後の療養が保障される環境は整っていない。地域でのケア体制が不十分だと言わざるを得ない」と言う。

 宮城県の訪問リハビリ指定事業所数は5カ所(1月末現在、医療機関除く)。介護保険指定事業所全体の約0.2%にすぎない。まして40歳未満の患者は介 護保険も使えない。仙台市内の総合病院のリハビリ科の医師は「若者の受け皿などほとんどない。治療を打ち切らざるを得ない」と打ち明ける。

 東北では専門職の人材難も際立つ。介護保険事業所で勤務する理学療法士数(04年10月1日現在)は、人口10万人当たりで、青森3.9人(47位)、 岩手8.0人(29位)、宮城5.9人(40位)、秋田4.4人(46位)、山形7.3人(33位)、福島5.7人(41位)と、6県とも全国平均8.6 人を下回っている。

 東北文化学園大(仙台市青葉区)の佐直信彦医療福祉学部長(リハビリ科)は「郡部ほど機能回復のリハビリ病院がなく、地域格差は激しい。病院と地域の診療所、介護事業所などが連携し、継続的なケアができる体制の構築が急がれる」と話している。

[リハビリの日数制限]2006年4月の診療報酬改定で、脳血管疾患は180日、運動器と心大血管は150日、呼吸器は90日以内と定められた。高次脳機能障害や重度の頸椎(けいつい)損傷などは例外とされた。

【過去記事】保守記事.83 最近のお産事情
保守記事.83-2 最近のお産事情
保守記事.106 ブラックジャックによろしく
保守記事.106-2 ブラックジャックによろしく
保守記事.106-3 この国の現状
保守記事.131-3 地域は、必要なのか
保守記事.106-4 この国の現状



保守記事.101-6-4 ドイツもこいつも。。。。

2007-02-26 11:27:58 | 記事保守
ドイツで「産む機械」論争 司教発言きっかけに(朝日新聞) - goo ニュース

 日本と同様に少子化に悩むドイツで、カトリック司教の「産む機械」発言をめぐる論争が起きている。政府が検討中の保育所増設計画に対し、司教が 「幼児が母親から離され、女性を『産む機械』に格下げする」と批判したのがきっかけだ。カトリックは国内に強い影響力があり、保育所の利用者などが猛反 発。メルケル首相も23日、「産む産まないは自由だ」と批判したが、司教に発言を取り消す気配はない。

 独メディアによると、南部アウクスブルクのワルター・ミクサ司教(65)が22日、教会を訪れた人々に「保育所増設は女性を労働力として産業に組 み込むことを優先している。女性を産む機械に格下げする」と発言した。メディアはこの発言を一斉に報じ、有力紙フランクフルター・アルゲマイネは「子育て しながら働く女性の負担は大きい。『産む機械』という表現はやめるべきだ」と批判した。

 政界も反応。連立与党・社会民主党の男性議員は「女性軽視だ」と司教退任を要求。野党90年連合・緑の党の女性党首も「働く女性の現状を考えていない」と語った。

 ローマ法王ベネディクト16世の故郷でもある同国は南部などでカトリック信仰が強い。司教は23日、テレビに出演し、「批判は承知しているが後悔していない」と発言の撤回を拒み、「86%の女性が幼子を育てることに専念している」と論じた。

 独政府は今月、2013年までに保育所を3倍に増やすよう検討すると表明していた。

【過去記事】保守記事.101-6 ぼくたちの将来は。。。
保守記事.101-6-2 ぼくたちの将来は。。。
保守記事.101-6-3 ぼくたちの将来は。。。