東京機械製作所と言えば、歴史のある新聞輪転機のメーカーとして有名です。しかし、最近の印刷物離れの影響もあり、業績は低迷しており配当もない状況が何期にもわたり続いています。
そのような状況ではあるのですが、目をこすりながら何度も通知書を見直す提案がなされていました。それは、何と「退任取締役に退職慰労金贈呈をする」というものです。業績が好調で株主に配当を出しているのであればまだしも、株主には無配で、従業員にはリストラを実行し、それなのに赤字を作った経営陣だけが慰労されるのは非常におかしいことです。
先見の明がなく、このような会社に投資した責任は投資家本人の責任ですが、経営陣だけが大金を手にして会社を去るのはいかがなものかと思います。