千羽の願い ・4
少々困った・・・
やはり、占い師は受け入れられないようだ
私は、どうにかして彼女を助けたかったが
受け入れてもらえる気がしない
「スス~ッ」
そこに、座主様登場
座主「お話は終わりましたか」
透明「フルフル」
私が首を振る・・・。
温田「申し訳ございません」
座主「やはり、受け入れられませんか」
温田「・・・・・。」
座主「透明殿は、どうですか」
温田「」
透明「えっ」
座主「この度の申し出は、温田様が任せる
任せないでは無く、私共では太刀打ち
できない、運命の歯車を、貴方が
止められるかどうかなのですよ」
任せないでは無く、私共では太刀打ち
できない、運命の歯車を、貴方が
止められるかどうかなのですよ」
温田「」
透明「・・・そうだよねう~ん
確実にとは言えませんが、できるとは
思います
思います
ただ、この流れを変えるためには、
私一人の力では、叶いません
温田さんの力がなければ・・・。」
温田「」
座主「そうですか、できますか
さて、温田様
いかがなさいますか
私共では、願いを叶えることはできかねます
ですが、ここにいる男性にはできるとのこと
よ~くお考えの上、お選びください
このまま、座してお帰りになるのか
希望にすがってみるのか
お選びになるのは、貴方次第ですよ」
重い言葉を、スラ~ッと言うな~
でも、これでダメなら私は何もできない
温田さんが考えるのに、数分の時間がかかったが
温田「先ほどは、失礼しました
どうか、お願いします私達家族を助けてください」
深々と頭を下げる温田さんに、ニコニコしている座主様が
語りかける・・・。
座主「縁とはまこと、数奇なものですね
温田様が本日お目見えして、偶然貴方もここに
おいでになった
きっと、仏様の導きでしょうな~」
おいおい変にプレッシャーかけんでくれ
透明「温田さんどこまでできるかわかりませんが、
たずさわるからには、私は全力でお手伝いします
今日は、ここではできませんので、私の東京の
事務所に一度来てください
それと、少しばかり用意して欲しいものがあるので、
それを持って来ていただければ幸いです」
温田「わかりました何卒宜しくお願いいたします」
こうして、座主様の取り計らい(陰謀)で温田さんを
鑑定することになった私は、後日、温田さんと再会
記事の冒頭へと戻ることとなった ・・・。
続く ・・・。
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