大切な約束 ・2
揚羽「や、やっと、思いだしましたか」
透明「そういえば、今日はお前たちのメンテナンスを
するんだったね」
揚羽「そうです本来なら、術者が自分で覚えて
おかなければ、ならない事柄です
そうしなければ、ご主人は我らに喰われますよ」
透明「あははっごめん、ごめん」
術式のメンテナンス・・・
通常の術は、対象が生き物ではない限りは、術式を
メンテナンスする必要はあまりない・・・。
しかし、式神特に強力な式神ともなると、
定期的に術式をメンテナンスする必要がある
術式といっても、通常は約定書に近いこの術式は、
現代風に言えば、派遣社員の契約に近いもので、
ある程度の更新と約定の見直しをしなければならない
もし、その約定をこちらが破り、契約が破たんすれば、
術者もそれ相応の代償を払う義務があるのだ・・・。
特に、黒揚羽のような上位の鬼ともなると、その代償は
命をもって支払うほどの代償が必要になる・・・
その為、黒揚羽のメンテナンスは、2年に一度は
行わなければ危険を伴うということになる・・・。
透明「それじゃぁ、揚羽
後ろを向いて・・・・・。」
揚羽「YES BOSS」
今日は、満月・・・
術式に必要な気が満ちている
そういえば、黒揚羽に忘れないようにお願いして
いたんだっけ・・・何だか、悪いことしたなぁ
私は黒揚羽との契約を見直しながら、術式のメンテナンスを終え、
黒揚羽の頭に手をポンと置き、撫でてみる
揚羽「ひやっ・・・・・・」
透明「いつも、ありがとうな」
揚羽「・・・・・・・・」
何だか、珍しく恥ずかしそうな黒揚羽・・・
透明「さてと、次は六羽おいで」
六羽「む~~~~~うっ」
揚羽「あれっ六羽先輩もメンテナンスですか」
透明「せっかくだからね六羽にも色々と面倒かけて
いるから・・・」
なんだか、こういうのもいいなぁ~
まだ、夜が明けていない薄暗い中、
ちょっとした家族団らんのような気分だ・・・。
透明「よしっと終了」
六羽「む~っ」
透明「お前もかわかったよよしよし」
六羽「むう」
六羽の頭を撫でてやる
揚羽「メンテナンスも終わったことですし、
次の約束も果たさなくてはいけませんね」
透明「・・・・・・・」
六羽「むっ・・・」
えっ っと、心の中で、かなりの動揺・・・
危なく六羽を握り絞めてしまうところだった・・・
透明「・・・・・あははははっ・・・」
揚羽「・・・・・・・。」
やばい、本当思いだせない ・・・
続く ・・・。
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