箱庭・7
私達は用意してもらった食料と水を持ち、
急いでお寺の裏山へと向かう・・・。
円「まだ~~~~っ」
栄慶「も、もう少しです」
円「いくら山中の寺っていっても
広すぎでしょ~」
栄慶「そ、そうですよね
小さいですが、一応この山は全て寺の敷地
ということになっていて、本来は部外者が
入って来れないように、参道以外は
柵を設けているのですが・・・。」
円「あらっもしかして
栄慶ちゃんお坊ちゃま」
透明「こらこら、色目使うな
財産狙い見え見えだぞ・・・
しかし、確かに広い
いくら柵があっても、子ども達にとっては
秘密基地のようなものでしょうし、
侵入してもわからないかもしれませんね」
栄慶「面目ないです・・・
寺の敷地は広いですが寺働きしているのは
ほんの数名なので、管理しきれて
いないのが現状です・・・。」
透明「だからこそ、危険な場所があるのであれば
御山が早く除去するべきだったのに、
何故、今まで触れてこなかったんだろう」
栄慶「そういえば私の師匠がこの場所は
理想郷と言っていました」
透明「理想郷」
栄慶「はいどういう意味で言っていたのかは
わからないのですが、この山には
皆が追い求めてきた理想郷が存在する
と言っていました・・・。」
円「もし本当に、人が入って出られないんじゃ
理想郷も何もあったものじゃないわね
それって、監獄と同じじゃない」
栄慶「た、確かに」
透明「・・・・円気づいたか」
円「当たり前でしょ
さっきから空気が変わってる」
透明「その理想郷とやらが近いってことか」
栄慶「あっあそこです」
私達の目の前には、七五三縄(しめなわ)がされている
鳥居のような入り口が・・・。
円「はぁ~・・・こりゃ~決定ね」
透明「七五三縄か」
栄慶「」
透明「さて入るぞ」
円「まあ、そのために来たんだから仕方ないけど
いい考えがあるわ」
透明「いい考え」
円「まず、透明が先に入って、5分後に
中の様子を報告しに戻ってくる」
透明「ふんふん」
円「それで、透明が戻ってこなければ、
私が応援を呼びに東京に戻るって
いうのはどう」
透明「なるほど~・・・って
生贄か~~~~っ」
円「だって
二人で入って戻ってこれなくなったら
どうすんのよ~
1人でも助かった方が良いに決まってるじゃないの」
透明「理屈の癖が強い
おまえは・・・・・・・・あっ」
円「えっなに」
私が鳥居を見て驚いた顔をすると、円も鳥居に振り向く
透明「(かかった)よっと」
円「ぎゃ~~~~っ」
後ろを振り向いた円の背中を押すように、
蹴りを叩き込み、鳥居まで吹き飛ばす
私達は用意してもらった食料と水を持ち、
急いでお寺の裏山へと向かう・・・。
円「まだ~~~~っ」
栄慶「も、もう少しです」
円「いくら山中の寺っていっても
広すぎでしょ~」
栄慶「そ、そうですよね
小さいですが、一応この山は全て寺の敷地
ということになっていて、本来は部外者が
入って来れないように、参道以外は
柵を設けているのですが・・・。」
円「あらっもしかして
栄慶ちゃんお坊ちゃま」
透明「こらこら、色目使うな
財産狙い見え見えだぞ・・・
しかし、確かに広い
いくら柵があっても、子ども達にとっては
秘密基地のようなものでしょうし、
侵入してもわからないかもしれませんね」
栄慶「面目ないです・・・
寺の敷地は広いですが寺働きしているのは
ほんの数名なので、管理しきれて
いないのが現状です・・・。」
透明「だからこそ、危険な場所があるのであれば
御山が早く除去するべきだったのに、
何故、今まで触れてこなかったんだろう」
栄慶「そういえば私の師匠がこの場所は
理想郷と言っていました」
透明「理想郷」
栄慶「はいどういう意味で言っていたのかは
わからないのですが、この山には
皆が追い求めてきた理想郷が存在する
と言っていました・・・。」
円「もし本当に、人が入って出られないんじゃ
理想郷も何もあったものじゃないわね
それって、監獄と同じじゃない」
栄慶「た、確かに」
透明「・・・・円気づいたか」
円「当たり前でしょ
さっきから空気が変わってる」
透明「その理想郷とやらが近いってことか」
栄慶「あっあそこです」
私達の目の前には、七五三縄(しめなわ)がされている
鳥居のような入り口が・・・。
円「はぁ~・・・こりゃ~決定ね」
透明「七五三縄か」
栄慶「」
透明「さて入るぞ」
円「まあ、そのために来たんだから仕方ないけど
いい考えがあるわ」
透明「いい考え」
円「まず、透明が先に入って、5分後に
中の様子を報告しに戻ってくる」
透明「ふんふん」
円「それで、透明が戻ってこなければ、
私が応援を呼びに東京に戻るって
いうのはどう」
透明「なるほど~・・・って
生贄か~~~~っ」
円「だって
二人で入って戻ってこれなくなったら
どうすんのよ~
1人でも助かった方が良いに決まってるじゃないの」
透明「理屈の癖が強い
おまえは・・・・・・・・あっ」
円「えっなに」
私が鳥居を見て驚いた顔をすると、円も鳥居に振り向く
透明「(かかった)よっと」
円「ぎゃ~~~~っ」
後ろを振り向いた円の背中を押すように、
蹴りを叩き込み、鳥居まで吹き飛ばす
もちろん、怪我をしない程度ではあるが、
驚く程、綺麗に鳥居まで吹き飛ぶ円さん・・・
透明「それじゃ栄慶さん行ってきます
今日中に私達が帰ってこなければ
御山に連絡してくださいね」
栄慶「わ、わかりましたお、お気をつけて」
ということで、私も鳥居をくぐる
目の前には、なかなか面白い格好で
前のめりに倒れている円さんが
円「と~う~め~い~~~~~~っ
何するのよ~~~~~」
透明「お前が、ゴネるからだろう」
円「そこに、な~お~~れ~~~~~~っ」
襲いかかってきた円の攻撃をヒョイとかわしながら
私は、空間感知の能力を高め箱庭を探る
透明「」
こ、これは
続く・・・。
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