う~ん マンダ~○ ・10
桃代「・・・・・志郎・・・。」
桃代さんの一番弟子・安芸 志郎(あき しろう)さんは
50代でこの世を去った・・・。
桃代さんが初めて弟子として認め、名実共に跡目と考えていた
才能溢れる能力者は、他の弟子達にも優しく、実の兄のように
慕われていた
才能溢れる能力者は、他の弟子達にも優しく、実の兄のように
慕われていた
彼がこの世を去った後、桃代さんは現役から退き、
ほとんどのことは、弟子達に任せてきたようだ・・・。
透明「皆さんやっぱり安芸さんのこと・・・。」
藤堂「・・・そりゃ~憧れだよ」
田所「・・・大好きだった・・・。」
工藤「私も、本当に大好きだったんだ」
越田「今でも、追いつきたいと想っている・・・」
真鍋「ぐすん」
透明「桃代ちゃん
皆、安芸さんが大好きで、今でも跡目は安芸さんしか
いないと考えていると想うんです
いないと考えていると想うんです
だから、安芸さんに追いつけていない自分が跡目なんて
考えている人はいないと思うよ」
桃代「・・・そうだったのかい・・・。」
透明「桃代ちゃん
きつく聞こえたら御免ね
桃代ちゃんは、さっき、身内はいないと言っていたけど、
安芸さんのことは、自分の息子のように想っていたんじゃないのかな
でもね、ここにいる皆も安芸さんと同じように、
桃代ちゃんを母親のように慕っている子供達なんじゃ
ないのかな」
ないのかな」
桃代「」
透明「桃代ちゃんは、安芸さんを失ったことで、弟子の皆に
気持ちを開かないようにしてきたみたいだけど、
それって、また、身内を失うことが怖いからじゃ
ないの」
ないの」
藤堂「」
越田「」
工藤「」
田所「」
真鍋「」
透明「桃代ちゃんは、私から視ると知らず知らずのうちに、
そうやって自分の気持ちを誤魔化そうとしている
ように視えるんだ
でも、ここには、必死にお母さんに認められようと
お兄さんに近づこうとしている子供達がいるんだよ
お兄さんに近づこうとしている子供達がいるんだよ
安芸さんに近づければ、きっと桃代ちゃんは
自分たちを身内と想ってくれると信じて
そのことだけは、忘れないであげてくれないかな」
桃代「・・・・・あんた達・・・。」
藤堂「師匠・・・」
越田「ぐすっ・・・」
工藤「・・・師匠・・・」
田所「・・・・・」
真鍋「ぐすん」
透明「跡目のことは、さておき私が安芸さんなら
きっと今の皆さんに、楽に行こう
って言ってると想いますよ」
桃代「」
藤堂「そ、それって」
工藤「安芸さんが・・・」
田所「・・・いつも、言っていた」
透明「くすっ皆さんは、皆さんの人生がある
能力なんていうのは、上手く生きるために
使えればいいだけの代物
誰かに追いつこうと努力したり、
誰かに認められようと必死になったり、
失ったものを忘れようとしたり、
生き方は人それぞれ様々だけど、
何よりも、自分に正直に楽しみながら
生きて行くことの方が大切なんじゃないかな
生きて行くことの方が大切なんじゃないかな
まさに、楽に行こうこの言葉は
今の皆さんにピッタリだと想います」
桃代「透明ちゃん・・・」
透明「それに、私は色々な人を視てきましたけど、
これほど家族をしているところは、なかなか
無いと思いますよ」
無いと思いますよ」
桃代「・・・・透明ちゃん・・・ありがとうね
・・・あんた達にも、迷惑かけたね・・・」
・・・あんた達にも、迷惑かけたね・・・」
藤堂「師匠」
工藤「ぐすっ」
田所「師匠」
越田「ぐすっ」
真鍋「うう~っぐすん」
桃代ちゃんを囲んで、やっとこさひとつに纏まった
みたいだ
めでたし、めでたしだねって
あれっそういえば、泰蔵さんは
次回、消えた泰蔵さんが、大変なことに
続く ・・・。
昴と透明先生のお店
Guardian Jewelry Access
是非ごらんください
https://guardian-jewelry.com/
Guardian Jewelry Access
是非ごらんください
https://guardian-jewelry.com/
ポチしてくれると励みになります
応援よろしくお願いします
↓ ↓
にほんブログ村ランキング
↑ ↑
応援ボタン2箇所ポチッとよろしくお願いします