お裾分け～！！

お裾分け～



今回は記事をお休みして、皆さんに

プレゼントで～す



透明「先日から、少し外周りの仕事が多く

　　　色々な不思議体験をしてきました～

　　　そんな中、珍しい現象や珍しいモノに

　　　出会い激写したので

　　　皆さんにお裾分けで～す

　　　一応、写真に力があるのを確認したので、

　　　是非是非使ってみてくださいね～」



天使の羽根

(なかなか珍しい現象で、見たモノに

　幸運を運ぶと言われている雲龍です

　出現時間は１分くらいのものでした)












白孔雀

(白孔雀は、色々なところにいますが

　西日に向かって羽根を広げるのは希で

　これも幸運を運んでくれる縁起ものです

　羽根を広げてくれた時間は２０秒くらいでした)









そんなわけで、今回は幸せのお裾分けでした～

待ち受けなどに使ったりして、使ってみてね

皆さんに幸運が訪れますように










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オフの日４ー１４

オフの日・４－１４




大変お待たせしました～

　　　
　　　　それでは、レシピ公開で～す


言霊昇華アイテム


透明「悪い言霊だけ昇華しちゃいます棒～」


・・・・・

(また、やっちまったよ～・・・)


透明「ご、ごほん　冗談はさておき」


言霊昇華アイテム


水陽・黒言(すいよう・こくげん)


材料　

　　　鉛筆(HBか2B)　１本(使いかけの短いものでOK)

　　　紙ヤスリ　　　　　　　２００～３００番　１枚

　　　粗塩　　　　　　　　　　大さじ　一杯

　　　水　　　　　　　　　　　３００ml



作り方


それでは作り方で～す

まず、鉛筆を用意します　

この鉛筆は木の部分がむき出しのモノ

を選んで欲しいのですが

もし無いようであれば、周りのコーティングを

紙ヤスリで擦り、剥がしてください

鉛筆は使いかけのものでも良いのですが、

長さは、３㎝以上あるものにしましょう


次に、コーティングが剥がれた鉛筆を

粗塩を溶かした３００mlの水の中に、

３時間ほどつけておいてください

この時、なるべく太陽の光　もしくは

蛍光灯の光の下　

まあ、そこまで細かくならなくても良いので、

明るめなところにおいておいてください

(太陽光は直接当たらなくても良いので

　　　　　　　　　　　　　　　　　部屋の中でOKです)

鉛筆は浮いてしまいますが、そのままで

大丈夫なので安心してくださいね


最後に


「我、言(げん)きゆるものなり

　　　　我、言(げん)はぜるものなり」


と、出来上がった鉛筆を両手で握り、目を閉じ

３回ほど唱えれば完成で～す




持ち方は、自分の近くにあれば、

カバンや手帳に挟んでおいてもOK

もちろん、鉛筆としても使って大丈夫なので、

持ち歩いても違和感のない優れものです

効果範囲は、半径３メートルと長いので

少し離れていても大丈夫ですね


効果自体は、使用度にもよりますが、

大体半年ほどと考え、半年したらもう一度作って

くださいね

もちろん、リサイクルも可なので、一度使った

鉛筆でもう一度おこなってもOKです

ただし　一度使った鉛筆は、作り直しの時に

もう一度　紙ヤスリで軽くヤスっておいた方が

良いと思います



以上で、水陽・黒言の出来上がりです

この黒言は、負の言霊だけに反応し、皆さんが

悪影響を受ける音の波長だけを消し去るものなので、

良い波長には反応しません

もともと、鉛筆に使われている鉛筆の芯

その成分は黒鉛で、この黒鉛には、音の波長を

吸収する力があります

昔の人は、知ってか知らずか　この木と黒鉛の

波長効果を素晴らしいアイテムとして作ったものだと

感心させられます

鉛筆は言葉を文字にするものと言うのも驚きの一致

ですしね


さてさて、そんなワケで

是非是非皆さん作ってみてくださいね～





　　　　　　　　　　　　　完





皆さんからの質問コーナー

ここで、皆さんから頂いた質問を答えて行きたいと

思いま～す　後々参考になると思うので


Q・　鉛筆の木の部分の透明ニスがついているタイプは
　　　ニスをはがす必要があるのでしょうか

A・　ニスが付いている場合は、ニスをはがしてください。
　　 これは、木の地に塩水を吸収させる為なので、
　 　必要になります
　　 それと、このお守りは芯の部分だけでは成立しないので
　　 木の部分が重要になります



Q・子供にも持たせたいと思うのですが、
　　まとめて鉛筆を水につけておいても大丈夫でしょうか
　　また鉛筆を持って唱えるのは、やはり鉛筆を持つ本人が
　　唱えた方がいいのでしょうか

Ａ・まとめて塩水につけておいて大丈夫です
　　鉛筆に呪文を唱えるのは、誰がおこなっても
　　効果は得られますので、大丈夫ですよ




Q・このお守りは、ワンコ達にも 持たせて良いですか

A・もちろん大丈夫ですよ




Q・これは、当事者に持ってもらうというのも、
　 大丈夫なのでしょうか

A・大丈夫です　もちろん当事者の方が落ち着くまでは、
　ご自身も持っていてくださいね




Q・この御守りを作るときは時間とか天気とか関係ありますか

A・基本的には関係は無いのですが
　 あまり暗い状態では上手く出来ない場合があるので、
　明るさだけ気をつけて頂ければ大丈夫です




Q・「我、言(げん)きゆるものなり
　　　　我、言(げん)はぜるものなり」

　　ですが、「わが？われ？」
　　言（げん）はぜるの「は」は「は？」「わ？」
　　（「は」だとは思いますが一応）

A・「われ、げんきゆるものなり
　　　　　　われ、げんはぜるものなり」

　と読んでください　

　 はぜるは、爆ぜるの意味なので、ハゼルと
　 読んで頂けるとバッチリです




Q・このお守りは、音の波長となってますが、
　 心で読んでる言霊は、吸収してくれないのでしょうか

A・持っている人の心の中で使った言霊は
　しっかりと吸収しますので安心してくださいね




Q・紙ヤスリの代わりにカッターナイフなど使用しては
　　駄目でしょうか
　　一度使った鉛筆を使用し作り直す時なども
　　紙ヤスリじゃないと駄目なんでしょうか

A・カッターナイフでも良いですよ
　 ただ、手を切ったりしないように気をつけてくださいね
　 リサイクルも同じなので、ヨロシクです




Q・鉛筆、持ち歩く時は
　 キャップつけてもいーですか

A・OKですよ　作ってからは、何かに入れて持っていても
　 キャップをつけて何処かに挟んでおいても大丈夫なので
　試してみてくださいね




Q・この鉛筆は削って芯を出すのですか

A・お守りとして持っているのであれば
　削っても削らなくてもどっちてもいいですよ
　真新しい鉛筆で作る場合、鉛筆としても使いたいなら
　まず先端を削ってから、お守りを作るようにしてみて
　くださいね




Q・このお守りは財布に入れて持ち歩いても
　大丈夫でしょうか

A・基本的には大丈夫だとは思いますが、
　個々の財布の中の状態が想定できないので
　100%絶対に大丈夫とは言いきれず
　効果のことを考えると、できればお財布は
　避けてもらった方がよいかもしれませんね




Q・これは日本語だけでなく英語、あるいは
　他の言語でも効果がありますか

A・言葉によってマイナス影響をもたらすモノ
　に対しては、効果を発揮してくれるので
　日本語以外も大丈夫ですよ




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オフの日４ー１３

オフの日・４－１３


お待たせしました～

　　　御守りレシピで～す


今回は、記事にも出ていた言霊などからの

悪い影響を遮断するものをご用意しました～

式神の六羽とまではいきませんが、

これは結構使えると思いますよ～


さて　先ずは、レシピの前に覚えておいて欲しい

ことがあるので、１ページだけお付き合いくださいね


記事でも書きましたが、もともと言葉には

不思議な力があります

皆さんが発する言葉　これには言葉としての意味と

音としての意味が存在していて、

　ありがとう　

という言葉１つでも、音の響きで良い言葉に聞こえたり

皮肉に取れたりと、意識的に複合し、

感覚的に捉えられたりもします

もともと言霊は、この音としての力を利用したモノで

その言葉に乗った音は、音撃となり人の耳に入り

鼓膜を通って脳に直接アプローチをかけ、受け取った

脳は、その音を各機関部で分類処理を起します

この時、言霊としての音撃は

脳の中でも特に強い指令を出す機関部に記憶と共に送られ

最優先事項としてその音を意識に落とし込んで

行きます


まあ、簡単に言うと、言われた言葉が良い意味でも悪い意味でも

優先的に意識にへばり付き気持ちや五感を左右してしまうと

いうことです

皆さんが普段から使っている言葉でも、言葉の意味と音の波長で

言霊は発生することもあり

普段の生活からも、なるべく良い言葉を使うことは

大切ということですね


さて、もう一つ覚えておいて欲しいことがあります

最近では、ブログやツイッターなど人と会わずに

コミュニケーションをとれる時代になって来ましたよね

私も大分パソコンになれて、その便利さに頭を垂れていますが

ここで、１つだけ気になっている現象があるのです

それは、この言霊としての音撃を自分自身にかけてしまう現象です

おかげさまで、このブログではホトンド無いので、

助かっていますが

(ここのブログの読者さん

　　　　　　　　　　　　　　　みんないい人～)


要するに、相手を目の前にしていない分、言いたいことが

簡単に言えてしまうこのツールは、

心もとない言葉を乱用しやすい環境でもあるようで、

ちと見ていて怖いものがあります

例えば、誰かのブログにあまりよくないコメントを入れると、

そのコメントを入れた人は、相手を目の前にしていない分

音撃が相手に届くことはなく、画面に叩きつけられた音撃を

自分で受けてしまうことが多々あり

そのせいで、自分の状態をおかしくしてしまうことがあるようです

最近の鑑定でも、そのことが原因で運気を落としてしまった人も

いたので、ちょっと驚きました

もちろん画面を前にして、言葉を発することは無いかもしれませんが

実は、ここも盲点の１つで、言葉は心の中で思っていても

身体の中で発声しているんです

ですから、直接発声しなくても、身体の中で発声していれば

声を出さずとも脳はその言葉を処理しようと

働いてしまうワケです

もちろん、全てが言霊になることはないですが、

念のため注意をしておいた方がよいのかもしれませんね


普段から良い言葉だけを使う

な～んてことは、正直難しいと思いますが

心の中で少し注意しておくことで回避出来ることも

あると思うので、覚えておいてくださいね



私の師の言葉で想い出す言葉があります


師匠「言葉の中でも、悪い言葉や人をワザと傷つけるような言葉

　　　人に嫌な想いをさせるような言葉は、口撃(こうげき)って

　　　いうものになるんだ

　　　それは、人の心や魂を傷つける言葉にもなるんだよ

　　　でもなそれを使った人間も己の言葉で傷つくことにも

　　　なるように出来ているんだ　よ～く、覚えておけよ」


まあ、これは私が反抗期の時に

師匠に言われた言葉なんですけどね

あははっ　ともあれ　個人個人がそれを知り、

注意してゆければ、皆幸せということで

是非、参考にしてみてくださいね


さて　長くなりましたが

　　　　次回いよいよレシピです




　　　　　　　　　　　　　　　続く・・・。






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オフの日４ー１２

オフの日・４－１２


透明「言葉は意味を持ってるけど、

　　　それは、意味として取るだけでは

　　　説明がつかないものもあるんだ」

タイ「例えば」

透明「子守歌で、ねんねんころりよおころりよ～

　　　ってあるでしょ　あれって、どういう意味かわかる」

タイ「う～ん・・・ねんねは、眠るって言う意味なんじゃ

　　　ね～かな～　ころりは、転がってるとか、

　　　コロッと逝ってしまえ的な」


コロッと逝ってしまえって

どんな子守歌じゃ～


透明「確かに、ねんねは眠りを意味してるんだけど、

　　　本来ねんねんって言う言葉ってある」

タイ「う～ん・・・。」

透明「ころりもそうだけど、日本語って母音主体で

　　　構成されている特殊な言葉なんだ

　　　この母音構成は、その文字を感覚構成で

　　　何となく言葉に出来てしまうもので、

　　　言葉の羅列つまり音の構成で、イメージを

　　　植え付ける力を持っているんだ」

タイ「確かに、日本語だけだよな～

　　　他の国は、母音と子音で構成されているけど

　　　子音主体で表現することが大半だもんな～」

透明「方言なんかでも、まったく言葉が違うものが

　　　あったり、同じ言葉でも意味が違うものが

　　　あったりするのも、言葉を感覚的にとらえる

　　　日本語ならではだよね

　　　もともと言霊は、この国固有の文化でもあって、

　　　音の羅列により、五感に直接影響をあたえる力がある　

　　　代表的なのは、よっこらしょとかわっしょいなんかは、

　　　触覚に直接影響を与えて、力が出やすい言霊になってるしね」

タイ「なるほどそれで、言霊の波長が返って来て

　　　五感を直接攻撃したわけだ

　　　大体が事故とか、病で厄災が起こってたもんな

　　　五感が狂えば、そりゃ～事故も起すし

　　　体調的に弱い部分が病んだりするからな

　　　でもよ～そんな言葉の羅列程度でそんなことが

　　　起こっちゃったら、あぶなくね～か

　　　俺なんか自然と使ってそうだけどよ～」



確かに、あなたはクチが災いしているよ



透明「まあ、その点は大丈夫だと思うよ

　　　まあ、たまに偶然はあるとは思うけど

　　　大体の人が、感覚的に災いを起すような

　　　言霊を避けてたりしてるものだから」

タイ「ふ～ん、でもまあ、役者とかはたまんね～な～

　　　台本に台詞書かれてたら読まないといけね～もんな～」

透明「確かに　まあ、今回のような内容の舞台だと

　　　よくあることだとは思うけどね

　　　世界観出さないといけないだろうしね」

タイ「言霊はわかったけろよ～

　　　呪文とかも音を使用してるんじゃないのか～」


んっ


透明「確かに音は使うけど、呪文はちょっと違うんだ

　　　呪文って、何言ってるかわからない言葉を

　　　使ってるでしょ」

タイ「そう言えばそうらよな～」


あれ



透明「あれは、誰に力を借りるのか何処に頼るのか

　　　それを決めてその人や物にわかる言語を話して

　　　いる言葉なんだ

　　　例えばお経とかは、仏様にわかる言語

　　　他にも精霊や自然界、あまり使わない方がいいけど

　　　悪魔や鬼どの世界にも固有の言葉があって

　　　呪文はその対象となるモノへ向けた語り言葉なんだよ」

タイ「ほ～う、それじゃあ～呪いとかは～」

透明「呪いは、自分にわかる恨みの言葉を使って

　　　自分の想念や代償を払ってかけるものだから、

　　　誰かの力というよりは、自分の力だったり

　　　が多いかなもちろん、他のモノの力を

　　　借りてかける方法もあるけどね」

タイ「うんうん　わかってきたろ～っ」



あれ　タイさん酔ってる

そう言えば二人で結構飲んでるよな～



タイ「じゃ～よ～　神社の祝詞はろうらい」



何だか口調が、くだまいてきてるような・・・



透明「祝詞は正に日本古来の言霊だよ

　　　ちなみに、天照大神(あまてらすおおみかみ)って

　　　最高神がいるでしょ」

タイ「なに～　あなてれす　それがろうした～」



ダメだこりゃ



透明「天照大神は、実は、あまてらすおおみかみって

　　　言う言霊が神格化したものなんだ

　　　意味は、この世を統べる最高神様に申す

　　　って言う意味なんだよ　知ってた」

タイ「ほいほい・・・ぐ～っ」



は～　寝ちゃったよ


轟木「泰蔵さん、よっぽど楽しかったんだね～

　　　普段はこんなに飲まない人だから」

透明「そうなんですか」

轟木「泰蔵さんは、私が責任持って送っていきますから

　　　安心してください」

透明「すみません　苦労かけます」

轟木「透明さん　またいらしてくださいね

　　　泰蔵さん、こう見えて意外と寂しがり屋ですから」

透明「くすっ　はい　また来ます」



私は、もう少しだけお酒をごちそうになり

いい気分で家路についた

たまにはこういうオフも良いモンだと思う透明でした



さてさて、いよいよ御守りレシピで～す

次回は、ちょこっと説明

　　　　その次に、レシピの発表で～す

何が出るのかは、お楽しみ～

　　　　最後まで、お付き合いくださいね～




　　　　　　　　　　　　続く・・・。






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オフの日４ー１１

オフの日・４－１１



私達は坂戸さんに別れを告げ、劇場を後にする



タイ「しっかし、五月蠅かったな～

　　　耳がいかれるかと思ったぞ～」

透明「はいはい　でも、何で御札置いてきたの

　　　もう必要ないでしょ」

タイ「あ～あ～　そんなの商売の鉄則だろう

　　　ただ働きはしね～よ」

透明「・・・・・。」


働いたの私だけなんですけど



タイ「それに、もしかしたらまた、同じことが

　　　起こるかもしれね～だろ

　　　念のための結界札だからな

　　　無いよりましだ」

透明「まあ、そりゃ～そうだけど・・・。」

タイ「ところで、お前　この後どうすんだ」

透明「あっ　ああ～っ

　　　そういえば今日久しぶりの休みだった

　　　し、しまった　満喫してない」

タイ「けっ　生意気に休みなんて取ってんじゃね～よ」


そう言いながら、仕事させたの誰だ～～～


透明「今、１６時か～」

タイ「時間があるなら、少し付き合え」

透明「ええ～っ　また働かせる気でしょ～」

タイ「違うわい

　　　たまには行きつけのお店にでも

　　　連れてってやろうと思ったのによ～」

透明「マジ　行く行く何喰わせてくれるの～」

タイ「はあ～　飲みに行くんだよ

　　　たまにはいいだろうよ　付き合えや」

透明「ええ～っ　こんな時間から」


私は、タイさんに連れられ一路行きつけの飲み屋へ・・・。


透明「・・・・・。」

タイ「ここだ」

透明「ここって・・・。」



怪しいお店にしか見えないんだけど・・・


タイ「ほら　入った入った」

透明「ええ～っ」


私はタイさんに押されてお店に入る・・・。


タイ「おう　轟木(とどろき)来たぞ～

　　　透明　彼がここのマスター　轟木だ」

透明「は、初めまして」

轟木「いらっしゃい　泰蔵さんが人を連れてくるなんて

　　　珍しいじゃないか」

タイ「おおよたまには、若いモンに大人の

　　　楽しみを教えてやろうと思ってな」

轟木「はははっ、そうかい　ささっ　どうぞ」


私達は、席に案内される

タイさんから聞いた話し、タイさんが若い頃から

マスターの轟木さんとは古い馴染みで、

タイさんの唯一の親友だそうだ


タイ「轟木～　いつもの頼む」

轟木「はいはい」


タイさんは、ウィスキーをロックで頼み

私は、ビールを頼む


透明「タイさん　いつもここに来てるの」

タイ「まあな　たまに息抜きをしにな

　　　ところでよ～　さっきの言霊の話なんだけどよ

　　　呪術と言霊ってどう違うんだ」

透明「えっ　唐突だな～　

　　　う～ん、似て非なるものかな～

　　　例えば呪術とされているものは、

　　　望みや願い、念として強い想いと、呪文としての構成が

　　　しっかりしてなければ発動しない

　　　理にかなった方法だったりするんだけど

　　　言霊は、言葉の羅列で十分発動してしまう

　　　ものなんだ」

タイ「ふ～ん　よくわかんね～な～」

透明「タイさん　それ取って」

タイ「んっ　ほらよ」

透明「これも言葉の力だよ」

タイ「はあっ」

透明「タイさんは、それって言われてナプキン取ったでしょ

　　　何でわかったの」

タイ「んっそう言えば・・・」



言霊と呪文の違い　そして言葉の力

次回、少し説明してみようと思います




　　　　　　　　　　　　　　続く・・・。






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オフの日４ー１０

オフの日・４－１０



３０分後・・・


タイ「おお～　どうだ　終わったか」

透明「・・・・・。」

六羽「・・・・・。」

タイ「んっ　何だ　終わってね～のか」

透明「とっくに終わってるよ

　　　タイさん　アイス食べて来たね」

タイ「えっ・・・何でわかった」

透明「・・・くち」

タイ「クチ」

透明「はぁ～　口元に白いのついてるよ」

タイ「な、なんでえ～　い、いいだろうが」

透明「いいんじゃない　そのまま家に帰れば」

タイ「くっ　お、おうそのまま帰ってやら～」



こ、このジジイ　本当に口元拭かないつもりか



坂戸「す、すみません」

透明「坂戸さんは、無理矢理連れて行かれたような

　　　ものですから、気にしないでください」

タイ「っで　おわったんかよ」

透明「解読までは終わったけど、誰かさんが来ないと

　　　除去は出来ないから待ってたんですけど」

タイ「なんでい俺がいないと何にも出来ないのか」

透明「・・・坂戸さんマイクを出してもらえますか

　　　出来れば大音量の状態で使いたいんですが」

坂戸「は、はい　用意します」

タイ「・・・・・。」

透明「さてと、六羽　始めるよ」

六羽「ム～ゥ」

タイ「・・・・・。」



妖怪・クチ白ジジイは放っておいて

私は、舞台の真ん中からやや右の方に立つ

坂戸さんがマイクを用意して持ってきてくれた



透明「坂戸さんは、あそこの爺さんを連れて

　　　ロビーで待機しててください

　　　かなり五月蠅いと思うので、出来れば

　　　始まったら耳を塞いでおいた方が良いかも

　　　しれません」

坂戸「は、はい　わかりました」


坂戸さんは、タイさんを連れ、ロビーに退避する



透明「六羽　ここからの反射で全て当たる」

六羽「コクコク」

透明「それじゃあ、共鳴し始めたら破壊していってくれるかな」

六羽「ムゥ」

透明「よし　始めようか」


私は思いっ切り息を吸い込む

次の瞬間　マイクの音が割れんばかりに

声を出し始める



透明「おぉぉぉぉぉ～～～～～～

　　　　　　　　んんんん～～～～

　　　さぁぁぁぁぁ～～～～～～
　　　　
　　　　　　　　んんんん～～～～

　　　かかか～～～～～～っ」

六羽「ム～～～～～～～ウ～～～～～

　　　カリカリカリカリガリガリガリガリ」



私の声に合わせて六羽も言霊を除去し始める

大気が震え　劇場自体も震えているようだ

声の反響と共にへばり付いた言霊も徐々に

剥がれはじめる

剥がれゆるんだ言霊を六羽が破壊してゆく

ひとつ・・・ふたつ・・・みっつ・・・よっつ・・・

全ての除去が終了した頃には、私の息も絶え絶えで

座り込んでしまった



透明「はあはあはあはあはあはあはあはあ・・・。」

六羽「ム～ゥ」

透明「はあはあ、六羽、はあはあ、大丈夫だよ

　　　はあはあはあはあ、お疲れ様、はあはあはあ

　　　ありがとうねはあはあはあはあ・・・。」

六羽「ムゥ」

透明「はあはあ、六羽、はあはあはあはあ、疲れたろ～

　　　もう、休んでていいよはあはあはあはあ・・・。」



六羽は一仕事終え、満足そうに私の耳元に帰ってゆく


声が止み、ロビーに退避していた坂戸さんと妖怪・クチ白が

こちらを覗き込んでいる


タイ「お～い　終わったのか～」


私は、右手を挙げて応える

何とか終了である・・・。






さてさて、もう少し時間があるので、

残りのオフの日を楽しんでみようかな

今回の記事の最後に、皆さんに役立つ御守りレシピも

用意してあるので、楽しみにしていてくださいね


それでは、もう少しオフの日にお付き合いください





　　　　　　　　　　　　　　続く・・・。





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オフの日４ー９

オフの日・４－９



透明「この台詞を見てみて」

タイ「」

坂戸「」

透明「ここから、ここまでの文字を羅列させて
　　
　　　読むと」

タイ「時にあいたし・・・」

透明「ストップ　タイさん

　　　それ読むと呪になるっていったでしょ」

タイ「お、おう　そ、そうだった」

透明「この言葉は古い言霊

　　　つまり発音に力を持っている言葉の羅列になるんだ

　　　この言葉の発音だと・・・。

　　　死してなお、この場にとどまり世を恨む

　　　時が如何様に経とうとも、不調をきたすものなり

　　　って言う意味になる」

坂戸「え～～～っ　そ、それじゃあ」

透明「特にお芝居なんかは、役者さんの熱の入った

　　　想いを台詞にのせるから、念が強く言葉に

　　　入ってしまう可能性もあるんです

　　　この場合、息の合った二人が台詞を絶妙な

　　　タイミングで発声したことが原因となり、

　　　この言葉の持つ意味が劇場の数カ所に

　　　へばり付いてしまっているんでしょうね」

タイ「・・・知らぬが仏ってことかよ」

透明「まあ、本人達にはわからないから、

　　　仕方がないのかもしれないけど　

　　　きっと、脚本家の人は、昔の文献をあさって

　　　台詞を構成したんだろうね」

坂戸「・・・ど、どうしたら」

透明「そうですね～　とにかく劇場のいたるところに

　　　へばり付いてる言葉を全て探してみましょう」

坂戸「えっ　で、でもどうやったら」

タイ「大丈夫だ　

　　　うちの助手は、犬みて～に鼻がいいから

　　　助手に任せて俺らは茶でもしに行こうぜ」

透明「」


い、犬　失敗した　割に合わん

っと思っているうちに、もういないし

・・・・・はぁ～・・・仕方ない・・・


私は六羽を解き放つ


透明「六羽　全て探せる」

六羽「ムゥ～」

透明「悪いね　よろしく頼むよ」

六羽「ムゥム～～～ゥ」


六羽は六枚の羽根を羽ばたかせ、劇場を飛び回る



透明「さてさて、こちらは台本にある台詞の除去方法を

　　　考えなくちゃ・・・。」


私と六羽は、それぞれの役割を分担し、

それぞれの仕事に着手する・・・。


３０分後・・・。



六羽「ムゥ～～～　ムムゥ」

透明「お疲れ六羽　全て見つかった」

六羽「ムゥ　コクコク」

透明「さすが～　ありがとうね」


六羽は誇らしげである・・・。


透明「さてと、こちらも終わったっと

　　　しかし・・・」


はぁ～・・・うちの隊長は何処に・・・

やれやれである




次回　劇場の言霊除去に入ります




　　　　　　　　　　　　　　　続く・・・。





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オフの日４ー８

オフの日４ー８



六羽「ム～～～～ッ」

タイ「」

透明「タイさん　呼吸止まってるよ」

タイ「な、な、な、な」

透明「この子は、式神の六羽」

タイ「し、式神　は、初めて見た」

透明「六羽は、密度の濃い子だから、

　　　呼吸を安定させて目を細めれば

　　　大体の人は、うっすらだけど

　　　肉眼で見ることは出来る子なんだ」

タイ「へ、へ～っ」

六羽「ムウッ・・・ム～ッ」

透明「六羽タイさんには、声は聞こえないよ」

六羽「ム・・・・・。」

透明「ところで六羽やっぱり言霊(ことだま)」

六羽「ムウ　コクコク」

タイ「あ、あのよ～　わかるように説明してくれ」

透明「そうだよね　六羽は、言祝(ことのり)の式神

　　　この子は、呪や言霊要するに、言葉の力による

　　　影響を察知して、悪い影響を事前にかき消してくれる

　　　いわば、私のガードマンなんだ」

タイ「ほ～う　こんなにちびっちゃいのに、すげ～な」

透明「もともと式神は媒体が必要だから、

　　　髪の毛を一本を媒体にして

　　　その媒体を耳の側の髪の毛にくくりつけてあるんだ

　　　もともとは、私と一緒でめんどくさがりな子だから

　　　普段は寝てるんだけど

　　　私に悪影響な呪や言霊が耳に入ってこようとすると、

　　　その言葉を遮断してくれる

　　　今回も、この手のことが絡んでるから、

　　　六羽が起きたっていうことかな」


あれっ・・・っということは

昨日のビデオも、ちとヤバかったんだな～

き、気をつけなきゃ


透明「それじゃあ、今回の真相を話すけど、坂戸さんにも

　　　聞いておいてもらわなくちゃね」


私は、坂戸さんをこちらに呼び、ことの真相を説明し始めた



透明「さっき二人に台詞を読んでもらったでしょ」

タイ「ああ」

坂戸「はい」

透明「あれは、台詞としては問題の無い言葉なんだけど、

　　　あの台詞をつなげて読むと、ひとつの呪と同じ

　　　発音になるんだ」

タイ「　な、なるほど～」

坂戸「」

透明「要するに、台詞が言霊の効果

　　　簡単に言うと言葉の力を引き出して

　　　この劇場自体にへばりついた状態ということです」

坂戸「　そ、それじゃあ、やっぱり呪われて」

透明「う～ん、確かにそれに近い状態ですね」

タイ「でも、他のことをしてる時は影響がないんだろ」

透明「うんこの言霊は、ある特定の位置からの

　　　音の反響によって発動するみたいだね」

タイ「」

透明「さっき、タイさんに立ってもらってた右側

　　　坂戸さんが立っていた左側

　　　この二つの位置から大きな声で反響させると

　　　へばりついた言霊が舞台に向かって返ってくるみたい」

坂戸「なるほどそれで舞台の真ん中で声を出してる

　　　講演会や客席やロビーでやっているフリーマーケットには

　　　影響がこなかったんだ」

タイ「でも、その言霊って一体」

透明「言霊の意味は・・・。」



次回、事故を起こした言霊に意味が明らかに




　　　　　　　　続く・・・。





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オフの日４ー７

オフの日４ー７



台本に書かれた物語には、平安の世を舞台に

幻想的な世界観が広がっていた

国を支える陰陽師集団の中、一人の若き陰陽師が

国の一大事件を解決し、お姫様との距離を

縮めてゆく・・・。

ラストは、二人の中を引き裂かれた若き陰陽師が

姫を想い果ててゆく、何とも悲しいストーリー

となっていた


透明「でも・・・確かに、気持ち悪い描写が多いですね～」

坂戸「台本自体は悪くなかったのですけど、

　　　どうも陰陽師が解決して行く事件などは、

　　　生々しいものが多くて・・・」

タイ「この脚本家は、変態だな　うん」

透明「・・・。」

坂戸「・・・。」


タイさん・・・それで片付けますか・・・


透明「う～ん・・・。」


パッと見、特に問題はないような・・・んっ



透明「こ、これって」

坂戸「」

タイ「どうした」

透明「・・・・・・やっぱり」

タイ「」

坂戸「」

透明「ようやくわかりましたよ

　　　全ての原因が」

タイ「本当か」

透明「はい　一度舞台にもどりましょう」


私達は、台本をもって舞台に戻る・・・。


タイ「どういうことなんだ」

透明「タイさん　この台本の、ここの台詞を口に出して

　　　読んでみて」

タイ「はあ　ま、まあいいや　う、うん」


タイさんその気になってる・・・ぷぷっ


泰蔵さんは、私の指示した台詞を声を出して読む

その声は、劇場の音響と反応して共鳴してゆく

読み終えたタイさんは、どうだ

っと言わんばかりに満足げだ


タイ「まっ　こんなもんかな」

透明「ぷっ」

坂戸「うっ」

タイ「お、お前ら今笑った」

透明「それじゃ～次に、坂戸さん

　　　この後の台詞読んでみて」

タイ「お、おま・・・きけ」


タイさんは置いておいて

坂戸さんは、言われるまま台詞を読む

その声も音響効果で響きわたる・・・。


透明「来るぞ」


「カリカリカリカリ

　　　　　　　ム～～～ッ」


私の頭が割れんばかりに、鼓膜を刺激する音が

こだまする


透明「やっぱりお前か」

？？「ム～～～ッ」

タイ「」

坂戸「」

タイ「と、透明　だ、大丈夫か」

透明「あっ　ごめんそうだよね

　　　タイさん　ちょっといいかな」


私はタイさんを連れて舞台の裏へ・・・。


透明「タイさん　深呼吸して、よ～くここを

　　　目を細めて見てて」

タイ「お、おう」


泰蔵さんは、深呼吸しながら目を細めている・・・。


透明「六羽(むう)」

タイ「んっんんんんんっ

　　　な、なんだこりゃ」



泰蔵さんの見たモノとは・・・。





　　　　　　　　　　　続く・・・。

　　　



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オフの日４ー６

オフの日４ー６


透明「へ～っ　凄く立派な舞台ですね」


劇場の舞台についた私達は、立派な舞台を見て

その大きさに驚く


タイ「これが動いて無いのは、確かにもったいね～な～」

坂戸「はい・・・」


私達は、舞台を回り上から下まで見て行く・・・。


透明「・・・んっ・・・何だろう」


特に表面的には、問題の無い舞台なのだが、

何か少しだけ血が泡立つような感覚がする


タイ「どうだ」

透明「う～ん・・・何かあるんだろうけど

　　　表面的には何も・・・。」

タイ「そうかい」

坂戸「あ、あの～」

透明「」

坂戸「御札は、何処に貼れば良いですか」

タイ「は～あ～まだ、見てる途中だろうが」

坂戸「ご、ごめんなさい」

透明「た、タイさん　坂戸さんには

　　　わからないんだから

　　　そんな言い方しちゃダメだよ」

タイ「チッ」


私から視ても特に原因が掴めない状況で、

泰蔵さんのイライラもわかるのだが・・・。


透明「坂戸さん」

坂戸「は、はい」


完全にビビッてる


透明「２年前の舞台って、どんな舞台だったんですか」

坂戸「それが・・・。」



坂戸さん曰く、２年前に公演された舞台は、

新進気鋭の脚本家による新しいストーリーを

舞台にしたもので、内容的には

若き陰陽師とお姫様の淡い恋の物語

とのことだ

そういえば、何年か前から陰陽師って流行って

たような・・・。



坂戸「あっ　そういえば」

透明「」

坂戸「もしかしたら、その時の台本が資料室に

　　　残っているかもしれません」

透明「おお～っそれ、見せてもらえますか」

坂戸「はい　こちらです」

タイ「また移動かよ」

透明「文句言わないの」


ブツブツ言っている泰蔵さんを連れ、資料室へ入った

私達は、愕然とする・・・


タイ「お、お前　この中から探すのか」


そこには、図書館ばりの資料の数が・・・。


「カリカリカリッ・・・」


透明「」


間違いない　ここに原因となるモノがある


透明「坂戸さん　私一人で探してもいいですか」

坂戸「えっ　で、でも」

タイ「任せた　助手」

透明「」


私は精神を落ち着け、集中する


透明「・・・・・・・・・・

　　　　　　・・・・・・・・・・

　　　　　　　　　・・・・・・・・

　　　　　　　　　　　　　めっけ」


私の目にうつる、ひときわ紫の光を放つ書物は、

明らかに他のモノとは違っていた


透明「・・・これでしょ」

坂戸「・・・　そ、それです　何で」

タイ「でかした助手」

透明「」



私達は早速台本に目を通すことにした




　　　　　　　　　　続く・・・。





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オフの日４－５

オフの日・４－５


　　「トントン」

タイ「失礼するよ～」

坂戸「いや～　わざわざすみません」

タイ「あんたが、電話の人」

坂戸「はい　坂戸　登(さかと　のぼる)です」

タイ「ふ～ん・・・」

坂田「あっ　すみませんどうぞこちらに」


泰蔵さん　態度悪すぎ

私達は事務所の奥へ通され、話を聞くことに


坂戸「あ、あの～　こちら様は」

透明「あっ　すみません、透明と申します」

タイ「こいつは、助手みたいなもんですから

　　　気にしないでください」


じょ、助手

こんな人の助手はゴメンだ

心の底から想う透明です・・・。


タイ「ところで　簡単にしか話聞いてないけど」

坂戸「はい・・・実は・・・。」



坂戸さんの話では、去年の２月に行われた公演で、

少し気味の悪い舞台を行ってから事故が多発するように

なったらしい・・・

初日は無事に舞台も終わり、意気揚々としていたらしいのだが、

次の日には、その舞台の役者さんが怪我をして、

代役を立て急場をしのぎ、３日目には、その監督さんが

脳卒中で倒れ、舞台が続けられる状態ではなくなったらしいのだ

その公演も終わり、違う劇団やプロダクションが

この劇場を使う度に、不慮の事故や事件など

様々なことが相次ぎ、中には

舞台中に急死した方もいるとのこと・・・。


タイ「そ、そりゃ～ひで～な～」

坂戸「はい・・・スタッフも気味悪がって辞めていく者も相次ぎ

　　　今では半分のスタッフで何とかまわしていっている状態で・・・。」

透明「と言うことは、今でも劇場で公演される方も

　　　いるんですか」

坂戸「いえ・・・実は違うことに使ってまわしているんです

　　　講演会やフリーマーケットとか色々です・・・。」

タイ「た、大変だな～」

透明「そういう催し物とかは、問題ないんですか」

坂戸「はい今のところ、そういうものでは事故も無く

　　　喜ばれています」

透明「なるほど～・・・。」



・・・・・しかし、何だか引っかかる・・・。


透明「坂戸さん　舞台を見せてもらってもいいですか」

坂戸「は、はい　こちらです」


私達は坂戸さんの案内で、舞台の方へまわってみる


「ｶﾘ・・・ｶﾘ・・・カリッ・・・。」


透明「ふ～ん・・・今度はヤケにハッキリ聞こえて

　　　きたじゃないか・・・。」

タイ「」

坂戸「」



私の耳に響く音、劇場関連の事故、公演された舞台

謎が謎を呼ぶ展開

次回見えないモノが見えてきます



　　　　　　　　　　　続く・・・。





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オフの日４－４

オフの日・４－４


透明「それで　頼み事ってなに」

タイ「それがよ～　俺もよくわからんのだよ」

透明「」

タイ「実はな・・・。」


タイさん曰く、知り合いからの紹介で

劇場を経営している会社から色々と頼まれ事を

されていて、困っていたらしい

その頼まれ事というのは、どうも

その劇場で、相次ぐ事故が多発しており

何かに祟られているとか　何かいるとか

噂になり経営も悪化していて、どうにか

事故の無いようにしたいということで

タイさんのお店にある御札やら御守りやらを

とにかく持ってきて欲しいということらしいのだが・・・。


タイ「そんなんよ～　原因もわからんのに

　　　持って行けるかって～の

　　　品物がかわいそうだ」


こんな感じで、ごねているらしい

しかし、こんなんでよく商売してるよな～


透明「でもさ～タイさんのお店のモノなら

　　　効くって知り合いが言っちゃったんでしょ」

タイ「そっ　それなんだよな～

　　　一応、そいつはオメ～と違って

　　　筋の通ったヤツでよ～

　　　断わりにくいんだよ」

透明「・・・・・。」


一言多いんだけど・・・。


タイ「まあ、そんなこんなでお前が来たからよ

　　　いっちょ頼むわ～」

透明「はぁ～っ・・・私が来なかったらどうしたの」

タイ「あ～あ　そんなの来させるにきまってんだろ」

透明「・・・結局やらせるつもりだったんじゃん」

タイ「ちっ　くどくどいってんじゃね～よ

　　　お前の師匠なら

　　　くどくどくどくどくどくどくどくど

　　　くどくどくどくどくどくどくどくど

　　　くどくど・・・・・・・・・・・・。」


・・・あんたが一番くどくどいってんじゃん


透明「わかった、わかった　それで、いつ行くの」

タイ「今からに決まってるだろ～」

透明「えっ」

タイ「ちょっと待ってろ　今、電話すっから」

透明「ち、ちょっと」


泰蔵さんは、電話をかけに奥へいってしまった・・・。

はぁ～・・・せっかくの休みが・・・。

しばらくして泰蔵さんが帰ってくる


タイ「大丈夫だってよ」


なんであんたは、嬉しそうなんだよ

大丈夫か確認しなきゃいけない人、まだいるでしょ


タイ「何、ぶつぶつ言ってんだ　行くぞ」


私はタイさんに連れられ、電車で３０分ほど行った

劇場へ拉致られた・・・。



透明「へ～っ　結構でかいんだね～」

タイ「ほんとうだな～」


タイさん・・・本当に何もしらんのね

劇場は、思っていたよりも立派なもので、

外から見た限りでは問題は無いように視える

ということは、中か・・・。

私達は依頼者の待つ事務所に足を踏み入れる





　　　　　　　　　続く・・・。






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オフの日４－３

オフの日・４－３


タイ「あのよ～　お前このあいだ、錬成水晶

　　　ぶっ壊したんだってな～」

透明「あっ」


うっ　なんて地獄耳


タイ「おめ～っう～ヤツは～

　　　品物の価値がわからんのか～」


や、やばい　タイさん、品物のこととなると

マジしつこいからな～


透明「あ、あれには理由が・・・。」

タイ「理由もへったくれもあるか～～～

　　　くどくどくどくどくどくどくどくど

　　　くどくどくどくどくどくどくどくど

　　　くどくどくど・・・・・・・・・・。」


は～ぁ・・・しばらくかかりそう・・・

それから３０分・・・



タイ「わかったか～」

透明「は、はい」

タイ「それで、今日は何しに来た」

透明「そ、そんなワケで・・・錬成水晶を

　　　わけて欲しいのですが～」


タイさんがギロッとこちらを睨む


透明「うっ」

タイ「ほらよ　そうくると思って用意しておいた」

透明「あ、ありがとう」


相変わらず素直じゃないんだから


「ｶﾘｶﾘ・・・ｶﾘｯ・・・・。」

透明「・・・」

タイ「どうした」

透明「い、いや　タイさん今何か聞こえた」

タイ「はあ～っ　何言ってるんだ」

透明「い、いやなんでもない・・・。」


おかしい・・・何か・・・変だ・・・。


透明「タイさん　私を見て何か変わったところ無い」

タイ「は～あ～　

　　　何気持ちのわり～こと言ってるんだ」

透明「いいから、素直に」

タイ「・・・別に何もないけどな～」

透明「そ、そっか・・・。」

タイ「」


確かに聞こえたんだが・・・。


タイ「おっ　それよりよ～　ちょっと頼まれて

　　　くれね～か」

透明「また～　ただ働きはゴメンだよ」

タイ「ちっ　口がへらね～野郎だな～

　　　錬成水晶と交換ならどうだ」

透明「えっ　まじ」


実は錬成水晶ってバカ高いのだ


タイ「おう　二言はねぇ～　どうだ」

透明「・・・のった」

タイ「よし　それじゃあ・・・。」



あれっ　今日ってオフの日じゃなかったっけ

まっいっか


嵐のはじまりである・・・。




　　　　　　　　　　続く・・・。





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オフの日４－２

オフの日・４－２



透明「ふぁ～っ　よく寝た～」


久しぶりのオフということで、心おきなく

爆睡した私は、顔を洗い早速日課の自己鍛錬へ


透明「いや～　一日自由って

　　　何て気持ちがいいんだ～

　　　走ってる世界まで違って見える～～～」


そんなことを言いながら、軽く汗をかいた私は、

シャワーを浴び、今日一日何をしようか

ワクワクしながら考える・・・。


透明「さ～てと、今日はどうしようかな～」


色々考えてみても、久しぶりの休みともなると

何をしてよいのか　かなり迷ってしまう

やりたいことはイッパイあるのだが・・・。


「ｶﾘ・・・ｶﾘｯ・・・・。」


透明「んっ・・・気のせい」


私は、取り敢ずあてもなく外に出ることにした


透明「さてと、どうしようかな～

　　　クスクス　たまにはアテもなくふらつくのも

　　　良いかも～」


そんなこんなで、適当に町をふらつきながら

本屋さんに入ったり、家電をみたり、

本当に暇を楽しんでみる


透明「おお～っ　スーパーに買い出しでも行くか」


私は、今夜の食事を作る材料を調達する為に

スーパーを覗いてみる

えっ　料理出来るのかって

チッチッチッ　なめてもらっちゃ～困ります

これでも私、調理師免許も持ってるんですよ～

てなワケで、野菜コーナーへ


透明「・・・・・げっ　キャベツ高っ

　　　野菜高すぎ・・・う～ん・・・。」


完全に主婦目線の透明です

最近気候の変化で野菜が高くなってるとは聞いていたが、

これほどとは・・・

結局、スーパーとの価格紛争に負け

手ぶらで帰る透明先生・・・完敗である


透明「はぁ・・・次どこに行こうかな～」


何だかんだやりたいことがあるくせに、

せっかくの休日を無駄に使う私

そんで結局行き着いたのが・・・。


タイ「なんでぃ　何しに来た」


非道い言われようだな～

一応、ここお店だろうが～

取り敢ず、買い足したいものもあったので、

泰蔵さんのところに来てしまった・・・。




　　　　　　　　　　　　続く・・・。






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オフの日４ー１

「カリ・・カリッ・・・カリカリ・・・」


　　「カタン・・・カタ・・・・カタン・・・」


　　　　「ギギッ・・・ギギギッ・・・」


？？「」


「ﾋﾄ・・ッ・・・ﾌﾀ・・・ッ・・・ﾐｯ・・・」


？？「　きゃ～～～～～っ」



透明「　ぎゃ～～～～っ」


す、すみません　あまりに怖かったもので

えっ　今なにしてるのかって

・・・実は・・・。

ビデオ見てました～

えへへっ　明日はオフの日なんで、

今日は近くのビデオ屋さんで、ビデオ借りまくり～

たまにはこういうのも良いかな～なんて

そんなワケで、最近話題の作品を見ていたところ

怖いビデオにも挑戦してみたりして～

・・・でも・・・怖すぎやんけ～

これなら本物の方が怖くない～

って想いながら目を細くして観賞していました　

さ～て、大体見終わったし　そろそろ寝んべ

皆さんお休みなさ～い・・・・ZZZzzz・・・。




オフの日・４　

スタートで～す



透明「・・・・す～っ・・・」


「カリ・・カリッ・・・カリカリ・・・」


透明「・・・う～ん・・・」



何やら嵐の予感です・・・。




　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　続く・・・。







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