信じるモノの価値(親と子)・2
磯野「・・・。」
さて、どうしたものか
磯野さんの息子さんが入っている新興宗教は、
やはり特定の人物を奉っている典型的なものでした。
それも、かなり教えが片寄っている感じ・・・
後、もうひとつ問題が・・・
透明「磯野さん・・・息子さん幹部だね」
磯野「えっ 幹部って」
透明「う~ん、多分よほど入れ込んでいるね
その忠誠心をかわれて、幹部として幾つかの
仕事を任されているみたいだよ」
磯野「そ、そんな~」
透明「・・・息子さんは、正直間違った道(枝)に
いるとは思いますでも、厳しいかもしれませんが
このままでは、彼を宗教から
救い出すことは出来ません」
磯野「えっ先生でも、助けられないんですか」
透明「・・・。」
磯野「先生は、凄い力を持っているんでしょ
何とか出来ないんですか」
やれやれ、やはり見えていない・・・か・・・
しかし、私のこと魔法使いか何かと勘違いしてないか
透明「まあまあ、落ち着いてください
このままでは、救えないと言っただけですよ」
磯野「じ、じゃあ、何かすれば助けられるんですか
あっ 料金でしたら言ってください
御礼もしますから出来る限りのことはします
どうか息子を助けてください」
透明「・・・。」
ムカッ
透明「あまり、馬鹿にしないでください」
磯野「」
透明「別に、御礼なんかいりません
その程度で考えているなら、お帰りください」
磯野「ご、ごめんなさい失礼なことをしたなら謝ります
ですから、お願いします」
やばっカチンときて言っちゃったよ
透明「ふっ~ 磯野さん
磯野さんの息子さんに対する愛情は十分わかります
でも、もう少し冷静に物事を見て下さい
正直に言って、息子さんを助けることは私には出来ません」
磯野「」
透明「でも、やり方いかんで、救うことは出来ます」
磯野「」
透明「どういうことか わかりますか」
磯野「・・・ご、ごめんなさい わかりません」
透明「彼は、すでに助けられているんです」
磯野「」
透明「彼は、いつも誰かに助けて欲しかったんですよ
でも、誰も家族さえも彼を助けてあげなかった
そこに、彼を唯一助けてくれる存在が現れたんです
それがその宗教だったんです」
磯野「・・・。」
透明「磯野さんは、彼を助けろとさっきから言っていますが、
彼は、一度その宗教に助けられているんです
彼が助けて欲しい時に助けずに、助かってから
親の意見と違うからと言って都合良く、彼を助けろと
言ったって、私には、息子さんの心を無視して、
親である磯野さんを助けろと言われているようにしか
聞こえませんよ」
磯野「・・・確かに・・・その通りですね・・・」
ちょっと、言い過ぎたかな
透明「磯野さん 私が彼を助けるのではなく、救うと言ったのは、
彼が本来進むべき道に戻してあげること
曲がってしまった行き先を正しい道まで導くことです
ですから、心の部分を助けてあげるのは私ではなく、
磯野さんご本人がやるべきことです」
磯野「どうすれば・・・どうすればいいんでしょう」
透明「まずは、認めてあげること
宗教ではなく、彼自身を大人として認めてあげて、
意見をちゃんと聞いてあげてください
その姿勢があれば、私も息子さんを
救うことが出来ると思います」
磯野「は、はい」
透明「最初はきっと、向こうから話してくることは無いでしょうから
自分から歩み寄ってください
少しづつ溝が埋まってきたら
一度息子さんを、私のところの連れてきてください
いいですか
けっして宗教のことを否定せず肯定もしないことです
ただ、自分の息子としてだけでいいですからね」
磯野「はいありがとうございます
私やってみます」
透明「息子さんを連れて来るのを待ってますからね」
そんなやり取りの中、目をさました磯野さんは家路に着いた
それからの彼女は
決意を固め息子と向かい合いながら、信用を回復させて行く
そしていよいよ・・・。
続く・・・。
これで多くの人が悩みを解決できるかもしれません
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磯野「・・・。」
さて、どうしたものか
磯野さんの息子さんが入っている新興宗教は、
やはり特定の人物を奉っている典型的なものでした。
それも、かなり教えが片寄っている感じ・・・
後、もうひとつ問題が・・・
透明「磯野さん・・・息子さん幹部だね」
磯野「えっ 幹部って」
透明「う~ん、多分よほど入れ込んでいるね
その忠誠心をかわれて、幹部として幾つかの
仕事を任されているみたいだよ」
磯野「そ、そんな~」
透明「・・・息子さんは、正直間違った道(枝)に
いるとは思いますでも、厳しいかもしれませんが
このままでは、彼を宗教から
救い出すことは出来ません」
磯野「えっ先生でも、助けられないんですか」
透明「・・・。」
磯野「先生は、凄い力を持っているんでしょ
何とか出来ないんですか」
やれやれ、やはり見えていない・・・か・・・
しかし、私のこと魔法使いか何かと勘違いしてないか
透明「まあまあ、落ち着いてください
このままでは、救えないと言っただけですよ」
磯野「じ、じゃあ、何かすれば助けられるんですか
あっ 料金でしたら言ってください
御礼もしますから出来る限りのことはします
どうか息子を助けてください」
透明「・・・。」
ムカッ
透明「あまり、馬鹿にしないでください」
磯野「」
透明「別に、御礼なんかいりません
その程度で考えているなら、お帰りください」
磯野「ご、ごめんなさい失礼なことをしたなら謝ります
ですから、お願いします」
やばっカチンときて言っちゃったよ
透明「ふっ~ 磯野さん
磯野さんの息子さんに対する愛情は十分わかります
でも、もう少し冷静に物事を見て下さい
正直に言って、息子さんを助けることは私には出来ません」
磯野「」
透明「でも、やり方いかんで、救うことは出来ます」
磯野「」
透明「どういうことか わかりますか」
磯野「・・・ご、ごめんなさい わかりません」
透明「彼は、すでに助けられているんです」
磯野「」
透明「彼は、いつも誰かに助けて欲しかったんですよ
でも、誰も家族さえも彼を助けてあげなかった
そこに、彼を唯一助けてくれる存在が現れたんです
それがその宗教だったんです」
磯野「・・・。」
透明「磯野さんは、彼を助けろとさっきから言っていますが、
彼は、一度その宗教に助けられているんです
彼が助けて欲しい時に助けずに、助かってから
親の意見と違うからと言って都合良く、彼を助けろと
言ったって、私には、息子さんの心を無視して、
親である磯野さんを助けろと言われているようにしか
聞こえませんよ」
磯野「・・・確かに・・・その通りですね・・・」
ちょっと、言い過ぎたかな
透明「磯野さん 私が彼を助けるのではなく、救うと言ったのは、
彼が本来進むべき道に戻してあげること
曲がってしまった行き先を正しい道まで導くことです
ですから、心の部分を助けてあげるのは私ではなく、
磯野さんご本人がやるべきことです」
磯野「どうすれば・・・どうすればいいんでしょう」
透明「まずは、認めてあげること
宗教ではなく、彼自身を大人として認めてあげて、
意見をちゃんと聞いてあげてください
その姿勢があれば、私も息子さんを
救うことが出来ると思います」
磯野「は、はい」
透明「最初はきっと、向こうから話してくることは無いでしょうから
自分から歩み寄ってください
少しづつ溝が埋まってきたら
一度息子さんを、私のところの連れてきてください
いいですか
けっして宗教のことを否定せず肯定もしないことです
ただ、自分の息子としてだけでいいですからね」
磯野「はいありがとうございます
私やってみます」
透明「息子さんを連れて来るのを待ってますからね」
そんなやり取りの中、目をさました磯野さんは家路に着いた
それからの彼女は
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そしていよいよ・・・。
続く・・・。
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