陣と盾二章・3
陣「おかしいって」
透明「この石碑って、かなり堅い石が
使われてるんだけど、こんなに
見事に割れるとなると、力業だと
相当な衝撃が必要になるんだ」
陣「その衝撃って・・・どんな」
透明「まぁ、最低ででも、建築現場で
瓦礫を粉砕するようなでっかい
ハンマーとかで、思いっきりいけば
ワンチャン割れるかなぁ」
陣「建築現場・・・も、もしかして」
透明「いやいやさすがに無いだろう
あの人、建築関係の仕事してそうだったから
最初、私も考えたけどね
それにハンマーで叩いたにしては
断面が綺麗すぎるのもあるから」
陣「断面」
透明「これ見て」
陣「」
透明「この最初に割れた部分は、ある程度
石が砕けてるけど、その先は綺麗な断面で
スパッと割れている
これって、いわゆる劈開(へきかい)にそって
力が加わったことになるんだと思う」
陣「劈開」
透明「うん
どんな石でも、ある特定の角度や場所に
衝撃が当たれば簡単に割れる層があるんだ
これは、世界一硬いといわれるダイアモンドですら
あるから、そこに一定の衝撃が加われば、
どんな石でも真っ二つに割ることができる」
陣「おかしいって」
透明「この石碑って、かなり堅い石が
使われてるんだけど、こんなに
見事に割れるとなると、力業だと
相当な衝撃が必要になるんだ」
陣「その衝撃って・・・どんな」
透明「まぁ、最低ででも、建築現場で
瓦礫を粉砕するようなでっかい
ハンマーとかで、思いっきりいけば
ワンチャン割れるかなぁ」
陣「建築現場・・・も、もしかして」
透明「いやいやさすがに無いだろう
あの人、建築関係の仕事してそうだったから
最初、私も考えたけどね
それにハンマーで叩いたにしては
断面が綺麗すぎるのもあるから」
陣「断面」
透明「これ見て」
陣「」
透明「この最初に割れた部分は、ある程度
石が砕けてるけど、その先は綺麗な断面で
スパッと割れている
これって、いわゆる劈開(へきかい)にそって
力が加わったことになるんだと思う」
陣「劈開」
透明「うん
どんな石でも、ある特定の角度や場所に
衝撃が当たれば簡単に割れる層があるんだ
これは、世界一硬いといわれるダイアモンドですら
あるから、そこに一定の衝撃が加われば、
どんな石でも真っ二つに割ることができる」
陣「それでも、結構な力はいるでしょ」
透明「それがそうでも無いんだ
劈開に衝撃を的確に入れた場合、
そこまで強い衝撃を加えなくても
石は割れてしまうものなんだ」
陣「そ、そうなの」
透明「もちろん、その石の性質にもよるけどね
ただ、この劈開に衝撃を与えるというのは
かなりの偶然がなければ当たらない
これだけ大きな石の、劈開に当てるとなれば
それこそ狙ってできるものじゃない
劈開は小さな一点に上手に衝撃を加えないと
開かないからね」
陣「それじゃぁ~やっぱり偶然で割れたってこと
石の老朽化とか」
透明「いや、それも無いかな」
陣「」
透明「石の老朽化はありえない
ここで使われているような人工物ではない
天然石は何百年、何千年の時を刻んで存在
しているものだから、老朽化することは
ほぼ無いそれに偶然で割れたというのも
ちょっと違うと思う
もし偶然何かが劈開に当たって割れたとしても
その劈開に衝撃を与えた何かが、この周りに
一切存在していないからね」
陣「あっ」
やっぱり、何かがおかしいんだよなぁ
続く・・・。
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