哲学への道 ・7
槙本「答えがあるのですか」
透明「そうですね答えと言うと御大層ですが、
誰もが死に対して、一度は恐れを抱く
理由はあるのではないでしょうか」
理由はあるのではないでしょうか」
槙本「」
透明「槙本さん先程も言いましたが、
兎角、人間は求める答えの前段階にこそ
その答えがあるものなんですよ」
その答えがあるものなんですよ」
槙本「前段階・・・・・・う~ん・・・」
ちょっと、頭が硬いかな
もう少し手伝ってみようか
透明「槙本さんは、死後の世界は無いと考えている
そして、死に対しての恐れは、存在の消滅が
有力だとおっしゃった
しかし、自ら望んで死を選んでしまった人からすれば、
死は直接的に恐れとは結びつかない
しかし、自ら命を断ってしまった人でも、最初から
死にたいとは考えていなかったはずですよね」
死にたいとは考えていなかったはずですよね」
槙本「あっ」
透明「死を選ぶだけの理由はあったとしても、死を選ぶような
事柄さえなければ、決して死を選んだりはしていないはず
ですから、やはりそういった人でも死は最終段階での選択と
なります
そして、死を選んだ人が何故恐怖にとらわれないのか
それは、自らが選んで死を受け入れようと決めたからです」
槙本「ああ~~~っそ、そうか」
クスッ気がついたかな
槙本「死は、自らが選べば恐怖の対象にはならないことがある
もちろん、それまでのプロセスの中で恐怖を感じる人も
いるかもしれないが、それは表面的な痛みや苦しみに対する
恐怖であって、死に対しての恐怖ではない
そして、自殺を選ぶ人でも、死は最終段階でしか選ぶことが
できない特別なものと認識すれば、やはり、これらの人達にも
死への恐れはあったということ
宗教的な知識を持つ者、そういった事柄に否定的な者も
この恐れは存在する
それは、死というモノと向かい合う前の段階に存在する恐怖
つまり、「自分は、いつ死を向かえるのか」という疑問にある
ということでは無いのか
死は、どんな人にも平等に訪れるモノ
そうなれば、死を受け入れる者、受け入れられない者、抗う者も
でてくる
しかし、これらの全ての人々が、いつか来る死という当たり前の
事象に恐怖することは少なく、何時その時が来るのかを知ることが
できないことこそ、死というモノに対しての恐怖が生まれるという
ことではないかぶつぶつぶつ ・・・・・。」
ここから、しばらく槙本さんワールド全開
入る隙間がないので、それを見ながら、ひとりお茶をすする透明先生・・・
10分後・・・
槙本「先生 」
透明「ブッふぁい」
漫画のように、お茶が霧となり宙を舞う
槙本「だ、大丈夫ですか」
透明「うっ、うんご、ごめんね」
うわ~っはずかし~い
槙本「先生それよりも、先生のおかげで、自分の考えが
まとまって来ました
本当に、ありがとうございました」
あははっ全然気にしていないのね・・・
透明「いえいえ私は、あくまでも疑問をぶつけていた
だけですよ
でも、少しでも何かが得られたのであれば、嬉しいです」
槙本「あ、あの~」
ドキッもしかして、まだ何か・・・
槙本「また、来ても良いですか」
ホッ良かった
これ以上、ない頭を回転させたら、煙でそうだったよ
透明「もし、何かに行き詰まったら、いつでもお相手しますよ」
槙本「今日は、本当にありがとうございました
良い論文が書けそうです」
透明「あっ槙本さん、最後に一つだけ良いかな」
槙本「」
論文が書きたくてウズウズしている槙本さんを呼び止める透明
次回、ファイナル
槙本さんに、悩んだ時のアドバイスを伝えます
槙本さんに、悩んだ時のアドバイスを伝えます
続く ・・・・。
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