縮む世界・13
透明「コンはデジタルキメラといったところか」
怜「あっ・・・なんかカッコイイ・・・」
透明「いやいや、そんな安易に考えられる
存在じゃないぞ」
瑠璃「どういうこと」
透明「よく映画とかでAIが世界を滅ぼす的なものが
あるだろコンはアレと似た存在なんだ」
瑠璃「」
透明「コンには感情が無い・・・しかし
感情があるような素振りを見せている
これはコンがその場に適応した行動を
最適化して起こしているモーションなんだよ
つまり、その場にそぐう最適解を
導き出しているんだ
透明「コンはデジタルキメラといったところか」
怜「あっ・・・なんかカッコイイ・・・」
透明「いやいや、そんな安易に考えられる
存在じゃないぞ」
瑠璃「どういうこと」
透明「よく映画とかでAIが世界を滅ぼす的なものが
あるだろコンはアレと似た存在なんだ」
瑠璃「」
透明「コンには感情が無い・・・しかし
感情があるような素振りを見せている
これはコンがその場に適応した行動を
最適化して起こしているモーションなんだよ
つまり、その場にそぐう最適解を
導き出しているんだ
そこには感情といったものはなく、
ただただ適応を繰り返していることになる。」
瑠璃「それじゃぁ~さっき怜に甘えるような行動も
感情ではなくその場に最適な行動ということ」
透明「そうなるね」
怜「・・・ちょっと、悲しい・・・」
透明「だが、怜も視ただろう」
怜「・・・うん・・・。」
透明「もしコンがこのまま最適解を出し続け、
行動パターンを記憶し続けたら、
いつの日か人間や世界に対する不適合を
排除することを最適解として行動する
可能性がある そこには感情という
ストッパーが存在しないから、
止める手立てはないんだ
そして、コンを構成しているのは
昴のゴーレムとしての術式だけではなく
人に仇なすために構成された呪や
呪いにも似た術式が混ざりあった混合物。
遅かれ早かれ、今言った懸念は
高い可能性で起こると思うんだ・・・。」
怜「・・・・・。」
瑠璃「あ、あのさぁ~それって・・・」
怜「コン・・・処分するの」
透明「だから~ぁ~何でそうなるんだよ」
怜「だって・・・。」
透明「本当に・・・私のこと勘違いしていないか
コンを処分するというのは
今の私の選択肢にはないよ
それに今私達がコンを調べているのは
どうやったらコンが助かるか
を考えているんじゃないのか」
瑠璃「そっか透明だもんね」
透明「いや・・・その理解もちょっと
わかんないけど・・・」
怜「・・・コン・・・助けられる」
透明「その為に仏様にご相談することになるけど、
助かる可能性をある程度は提示できないと
交渉も難しい・・・。
実際、もしコンがそういった方向に
歩みを進めたら、私達でも止めることは
多分不可能だと思う・・・。」
瑠璃「ええ~~~~~っ
透明でも止められないの」
透明「う~ん・・・正直、自信はない」
響「ごめんね~
透明兄ちゃんどうなった」
少し落ち着いた響くんが戻ってくる。
ただただ適応を繰り返していることになる。」
瑠璃「それじゃぁ~さっき怜に甘えるような行動も
感情ではなくその場に最適な行動ということ」
透明「そうなるね」
怜「・・・ちょっと、悲しい・・・」
透明「だが、怜も視ただろう」
怜「・・・うん・・・。」
透明「もしコンがこのまま最適解を出し続け、
行動パターンを記憶し続けたら、
いつの日か人間や世界に対する不適合を
排除することを最適解として行動する
可能性がある そこには感情という
ストッパーが存在しないから、
止める手立てはないんだ
そして、コンを構成しているのは
昴のゴーレムとしての術式だけではなく
人に仇なすために構成された呪や
呪いにも似た術式が混ざりあった混合物。
遅かれ早かれ、今言った懸念は
高い可能性で起こると思うんだ・・・。」
怜「・・・・・。」
瑠璃「あ、あのさぁ~それって・・・」
怜「コン・・・処分するの」
透明「だから~ぁ~何でそうなるんだよ」
怜「だって・・・。」
透明「本当に・・・私のこと勘違いしていないか
コンを処分するというのは
今の私の選択肢にはないよ
それに今私達がコンを調べているのは
どうやったらコンが助かるか
を考えているんじゃないのか」
瑠璃「そっか透明だもんね」
透明「いや・・・その理解もちょっと
わかんないけど・・・」
怜「・・・コン・・・助けられる」
透明「その為に仏様にご相談することになるけど、
助かる可能性をある程度は提示できないと
交渉も難しい・・・。
実際、もしコンがそういった方向に
歩みを進めたら、私達でも止めることは
多分不可能だと思う・・・。」
瑠璃「ええ~~~~~っ
透明でも止められないの」
透明「う~ん・・・正直、自信はない」
響「ごめんね~
透明兄ちゃんどうなった」
少し落ち着いた響くんが戻ってくる。
透明「そういえば、響は今見たコンの正体というか
存在自体を視てどう思った」
響「えっそうだなぁ~」
響にも経験として考えさせてみる
響「う~ん・・・。」
続く・・・。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
禍津宵の刻・6 更新しました
注意事項も追記しましたので
そちらもチェックしてくださいね
新作法具・沙救弥 モアサナイトが
日に日に入手困難になってきています
ご迷惑をかけますが、ご入用の際は
お早めのご注文をお願いたします
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昴と透明先生のお店
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是非ごらんください
https://guardian-jewelry.com/
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