種と水・8
灘「先生最後に教えてください
・・・お父さんは・・・私のこと
認めてくれていますか
私がお店を継ぐことに・・・
納得してくれますか
・・・応援してくれていますか」
灘さんらしい素直な質問だね
透明「ハッキリ言うね
お父さんは灘さんの頑張りを
認めているし、お店を継ぐことも
納得してくれているよ
もちろん、応援もしてくれている
灘さんが想うよりも、ずっと深い
愛情で君を視ていてくれている
後は、君がその想いにどう答えるか
それだけだと思うよ」
灘「ぐすっ・・・ありがとう・・・
・・・ありがとうございます・・・」
泣き崩れる灘さんを見て想う・・・。
この涙は、必ず虚を浄化し、成功につながる
想いに変わって行くと
灘さんの質問に答えた私は、心の中で問いかける
透明「(この答えで良いですよね)」
父親「はははっ、ばれていましたか~」
透明「(くすっあなたを呼ぼうか迷っていたときから)」
父親「父親というのは、不器用なものです
娘に重荷を乗せてしまったようで・・・。
それでも料理人として迎えた試練に
手を貸すこともできず、助けてやれなくて」
透明「(それで良いのではないでしょうか
助けるというのは、手を貸すことだけじゃ
ないと想いますよ
どんな道でも、才能を開花するためには
試練となる、乗り越えなければならない
ことは出てきます
種があるから水をやる
人生はそうやって循環してゆくものです
その水が甘い水でも苦い水でも種は栄養とし
生きるためにそれを取り入れて行く
その経験が芽を出し、綺麗な華を咲かせる
大切なものだと私は想います
逆を返せば、娘さんはしっかりと種を蒔き
根を張ったという証拠ですよ
種を蒔き根を張れば、必ず水は与えられる
人生は必ず答えてくれるものです
世の中には、種すら蒔くことを忘れて
しまっている人もいますから
娘さんは立派だと思いますよ
その水が苦ければ、もっともっと根を伸ばし
より良い水を得られるようにすれば良い
苦い水も甘く美味しい水にする努力をすれば
いいんです
娘さんにとって必要な水は与えられている
今は、娘さんの力を信じて見守ってあげて
ください)」
父親「・・・ありがとうございます
まったくその通りですね・・・。
これからも、どうか娘のこと宜しく
お願いします」
透明「(はい任せてください
それからお父さんは、時期的にも
霊界での仕事が忙しい時期じゃないですか
お父さんはお父さんで、ちゃんと仕事を
こなしてくださいね
あまりサボっていると、そちらの方が
心配になってしまいますから)」
父親「たははははっ
肝に銘じますよ
これで、安心して帰ることができます
本当にありがとうございました」
灘さんのお父さんは、深くお辞儀をし
灘さんを後ろから抱きしめるように包み込み
愛しい娘に別れを告げた・・・。
灘「」
透明「」
灘「お・・・とうさん」
透明「」
灘「今、お父さんが
・・・す、すみません
何でもありません」
こいつは驚いた
普通は感じることができない程の
ごく微力な感触を察知するなんて・・・。
それだけ、お互いの想いが強いということ
なのかもしれないな・・・。
灘さんは、お父さんの感触を得て
何かを決意した顔つきになる
灘「先生私、どんなお客さんにも
納得してもらえる料理を作れるように
なります いえなってみせます
そして、必ず2年後に、お店を復活
させてみせます
虚が出ることもあるかもしれませんが、
それを乗り越えて必ず夢を叶えてみせます」
灘さんは、私を通してお父さんに宣言している
のだろう
彼女の目にはもう、一点の曇りもない青い空が
広がっていた
種は水を得て芽をだし希望という名の太陽を
浴びて大きく成長しようとしている
どんな華を咲かせ、どんな実をつけるのか
子供のようにワクワクする透明なのでした
完
ポチしてくれると励みになります
応援よろしくお願いします
↓ ↓
にほんブログ村ランキング
↑ ↑
応援ボタン2箇所ポチッとよろしくお願いします
灘「先生最後に教えてください
・・・お父さんは・・・私のこと
認めてくれていますか
私がお店を継ぐことに・・・
納得してくれますか
・・・応援してくれていますか」
灘さんらしい素直な質問だね
透明「ハッキリ言うね
お父さんは灘さんの頑張りを
認めているし、お店を継ぐことも
納得してくれているよ
もちろん、応援もしてくれている
灘さんが想うよりも、ずっと深い
愛情で君を視ていてくれている
後は、君がその想いにどう答えるか
それだけだと思うよ」
灘「ぐすっ・・・ありがとう・・・
・・・ありがとうございます・・・」
泣き崩れる灘さんを見て想う・・・。
この涙は、必ず虚を浄化し、成功につながる
想いに変わって行くと
灘さんの質問に答えた私は、心の中で問いかける
透明「(この答えで良いですよね)」
父親「はははっ、ばれていましたか~」
透明「(くすっあなたを呼ぼうか迷っていたときから)」
父親「父親というのは、不器用なものです
娘に重荷を乗せてしまったようで・・・。
それでも料理人として迎えた試練に
手を貸すこともできず、助けてやれなくて」
透明「(それで良いのではないでしょうか
助けるというのは、手を貸すことだけじゃ
ないと想いますよ
どんな道でも、才能を開花するためには
試練となる、乗り越えなければならない
ことは出てきます
種があるから水をやる
人生はそうやって循環してゆくものです
その水が甘い水でも苦い水でも種は栄養とし
生きるためにそれを取り入れて行く
その経験が芽を出し、綺麗な華を咲かせる
大切なものだと私は想います
逆を返せば、娘さんはしっかりと種を蒔き
根を張ったという証拠ですよ
種を蒔き根を張れば、必ず水は与えられる
人生は必ず答えてくれるものです
世の中には、種すら蒔くことを忘れて
しまっている人もいますから
娘さんは立派だと思いますよ
その水が苦ければ、もっともっと根を伸ばし
より良い水を得られるようにすれば良い
苦い水も甘く美味しい水にする努力をすれば
いいんです
娘さんにとって必要な水は与えられている
今は、娘さんの力を信じて見守ってあげて
ください)」
父親「・・・ありがとうございます
まったくその通りですね・・・。
これからも、どうか娘のこと宜しく
お願いします」
透明「(はい任せてください
それからお父さんは、時期的にも
霊界での仕事が忙しい時期じゃないですか
お父さんはお父さんで、ちゃんと仕事を
こなしてくださいね
あまりサボっていると、そちらの方が
心配になってしまいますから)」
父親「たははははっ
肝に銘じますよ
これで、安心して帰ることができます
本当にありがとうございました」
灘さんのお父さんは、深くお辞儀をし
灘さんを後ろから抱きしめるように包み込み
愛しい娘に別れを告げた・・・。
灘「」
透明「」
灘「お・・・とうさん」
透明「」
灘「今、お父さんが
・・・す、すみません
何でもありません」
こいつは驚いた
普通は感じることができない程の
ごく微力な感触を察知するなんて・・・。
それだけ、お互いの想いが強いということ
なのかもしれないな・・・。
灘さんは、お父さんの感触を得て
何かを決意した顔つきになる
灘「先生私、どんなお客さんにも
納得してもらえる料理を作れるように
なります いえなってみせます
そして、必ず2年後に、お店を復活
させてみせます
虚が出ることもあるかもしれませんが、
それを乗り越えて必ず夢を叶えてみせます」
灘さんは、私を通してお父さんに宣言している
のだろう
彼女の目にはもう、一点の曇りもない青い空が
広がっていた
種は水を得て芽をだし希望という名の太陽を
浴びて大きく成長しようとしている
どんな華を咲かせ、どんな実をつけるのか
子供のようにワクワクする透明なのでした
完
ポチしてくれると励みになります
応援よろしくお願いします
↓ ↓
にほんブログ村ランキング
↑ ↑
応援ボタン2箇所ポチッとよろしくお願いします