大切な約束 ・17
透明「あ、あ、あ、ああっ 」
狩理「チッ余計な真似を」
透明「揚羽~~~っ六羽~~~~~っ 」
私は、二人の所に這うように駆け寄る
透明「揚羽~~~っ六羽~~~~~っ」
揚羽「・・・ご主人・・・しっかり・・・して
ください・・・」
ください・・・」
透明「揚羽」
揚羽「クスッ・・・ご主人様・・・私の名前は・・・
黒揚羽です・・・よ・・・」
黒揚羽です・・・よ・・・」
六羽「む・・・う・・・」
透明「六羽 」
六羽「む・・・っ」
二人の身体が、光の泡のように消えてゆく
透明「だ、だめだ消えるな揚羽六羽 」
揚羽「ご・・・主人・・・落ちては・・・だめ・・・」
六羽「む・・・・・」
私の手の中から、何かが零れ落ちてゆくのを感じる・・・。
それと同時に、今までに感じたことがないほどの
怒りが心を支配してゆく
透明「がぁあああああああああああ 」
狩理「」
最臥「」
目から血の涙が溢れるように・・・私の目が紫色に変化してゆく
最臥「な、なんだと
こいつまずい急いで仕留めろ」
狩理「御意」
狩理が、私の頭を吹き飛ばす
狩理「な・・・に・・・」
吹き飛んだのは、狩理の腕
心を支配された、生き物はゆらりと立ち上がる ・・・。
最臥「ば、化け物め」
狩理「・・・くくくくっ・・・それでこそ、
狩りがいがある」
透明「・・・・・・。」
狩理「」
恐怖を纏いしモノは、一瞬にして狩理の懐に入り、
そっと、手を当てる
そっと、手を当てる
次回、透明は・・・。
続く ・・・。
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