



高沢「高校受験・・・。」
透明「高沢さんは、知佳ちゃんが受験をする時、
かなり受験校を絞り込みましたよね
」

高沢「は、はい
・・・で、でも、知佳にとって

一番良い選択をしたと思っています
」

透明「確かに、将来を考えて選んだ学校とすれば、
安定した学校を選びましたし、知佳ちゃんも
本当によく頑張って合格したと想います
」
本当によく頑張って合格したと想います

高沢「知佳の実力なら、何とかギリギリ入れると思ったので
合格したときは本当に嬉しかったです
」

透明「本当に、親孝行な子だと想います
」

高沢「
・・・でも、そんな大変な想いをして入った

学校なのに・・・
」

透明「親としては、信じられませんよね・・・。
高沢さんのお気持ちは分かりますが、知佳ちゃんに
とっては、今の学校に合格することが、高沢さんに
対してできる、親孝行のつもりだったのかもしれません
」
対してできる、親孝行のつもりだったのかもしれません

高沢「えっ
」

透明「私からみると、知佳ちゃんは本当によい子だと
想いますよ

高校生になる頃の思春期では、親の意向を素直に聞ける
というのは、希な方だと想います



それでも、知佳ちゃんは、お母さんの意向を
高校生になっても尊重している

もちろん、それだけ高沢さんの育て方がよかったのだと
想います
」

高沢「じゃ、じゃぁ
今の知佳は思春期による反抗期ということですか
」


透明「う~ん
そういう訳では無いです




どちらかというと、少し早めの卒業ですかね
」


高沢「卒業
」

透明「知佳ちゃんは、思春期を卒業して大人になろうと
しているということですよ
」

高沢「えっ
」

透明「まだまだ、甘いところが沢山ありますが、それでも
知佳ちゃんは、知佳ちゃんなりに、大人になろうと
しているのかもしれません・・・

ここからは、少しキツく聞こえるかもしれませんが、
最後まで聞いてくださいね
」
最後まで聞いてくださいね

高沢「は、はい・・・
」


透明「高沢さんは、気づいていましたか

知佳ちゃんが、高校受験のとき、自分で選んだ学校を
全て却下されていたことを
」
全て却下されていたことを

高沢「そ、それは
・・・確かに、あの子が選んだ学校は、


全て反対しました・・・。
でも、それは知佳の為であって
」

透明「もう一つ
知っておいてください


知佳ちゃんが選んできた学校は、全て知佳ちゃんの
仲の良い友達や親友が進んだ学校です
」
仲の良い友達や親友が進んだ学校です

高沢「
」

透明「それでも、知佳ちゃんは高沢さんの自分を想って
くれている気持ちに答えようとしたのです
」

高沢「そ、そんなこと・・・知りませんでした・・・
」

透明「その時、まだ、幼さの残る知佳ちゃんにとっては、
苦渋の選択だったと想います・・・

それでも、彼女はお母さんの期待に応えてくれた

その気持ちだけは、ちゃんと理解してあげてくださいね
」

高沢「・・・・知佳は、何故それを・・・。
いえ
私が言えなくしていたのでしょうね・・・
」


透明「さて、そんな知佳ちゃんが、今度は自分の意思を
押し通そうとしています
押し通そうとしています

多分、ダンサーの件は、これから話すつもりでしょうけど、
高沢さんは、どう答えてあげますか
」

さて、ここからが一番難しいぞ
気を引き締めて言葉を選ばなければ・・・。

気を引き締めて言葉を選ばなければ・・・。
続く ・・・。







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