資格 ・鑑定123-11
泣き崩れる桜木さん・・・
私は、彼女に温かいココアを入れる・・・
甘いココアの香りは、気持ちを落ち着かせてくれる
桜木「グスッ・・・今からでも遅くないですか
父は許してくれますか」
透明「どんな時でも、遅いということはないよ
それに、彼は君のお父さんだよ
真面目で、常に娘のことを想っている
今、お父さんが連絡をしてこないのは、
君が一生懸命生きていることを信じて
いるからこそ、自分が邪魔にならない
ようにしているんだと思う
父親というのは、娘の気持ちはわからない
ものだからね
声を聞きたい、たまには会いに来て欲しいと
思う気持ちよりも、社会に出て頑張っている
娘を今でも気遣っているんじゃないかな」
桜木「でも、私・・・」
透明「も~うしっかりしなさい 」
桜木「」
透明「若い娘が、一回や二回失敗しても、
君のお父さんは動じないよ
君と同じで、辛い思いをして
不幸を感じて来た人だよ
もちろん、君の借金を聞けば、
驚くし、怒るかもしれないけど
君がやり直すんだ
という強い意思さえ見せれば、きっと、
一緒に考えてくれるよ」
まあ、これは木人図に描かれた未来なんだけどね
しかし・・・人生というのはよく出来ている
お父さんが娘のために貯めた結婚資金と
借金が同額とは
桜木「・・・私、覚悟しました
ちゃんと、父と向き合ってきます
ちょっと怖いけど、頑張ってみます」
透明「それが君の出した答えなら、そうするべきだよ
私は、君の後押ししかできなけど、きっと上手く
人生を修正できると思う
だから、自分と自分の人生とちゃんと向き合って
頑張ってごらん」
桜木「はい先生、本当にありがとうございました
あ、あの・・・。」
透明「」
桜木「善人はいるんですね」
透明「えっ」
桜木「私にも善人がいました
私も先生みたいになりたい
先生が言っていたこと・・・今更だけど
わかりました」
透明「あははははっそれは何よりの評価だね
でも、私はまだまだ偽善者だよ」
桜木「えっ」
透明「だけど、偽善も続ければ善人になれるのかもしれない
善人になるための資格は、偽善からでも
良いのかもしれないね」
桜木「くすくす」
透明「初めて笑ったね」
憑き物が落ちた、良い笑顔だ
桜木「あっ・・・くす・・・私のその資格を
得るために、偽善でも人の為にできることを
してみたいと思います」
透明「まずは、お父さんからだね」
桜木「はい先生また来てもいいですか」
透明「その時は、ちゃんと予約とってきてね」
桜木「はいあ、あと、今日の鑑定料・・・。」
透明「いいよ今日はお試しということで」
桜木「いえダメです
これでも少ないと思いますけど、
私のケジメみたいなものなので、
どうか、納めてください」
透明「くす最後まで、真面目だね
わかったいただいておくよ」
そう言うと、一万円を置いて、桜木さんは
お父さんの元へ走っていった・・・
きっと、救われる・・・そう確信した私は
お弁当の続きを・・・
「カランカラン 」
透明「・・・・」
結局、昼飯抜きの透明なのでした
透明「とほほ・・・」
泣き崩れる桜木さん・・・
私は、彼女に温かいココアを入れる・・・
甘いココアの香りは、気持ちを落ち着かせてくれる
桜木「グスッ・・・今からでも遅くないですか
父は許してくれますか」
透明「どんな時でも、遅いということはないよ
それに、彼は君のお父さんだよ
真面目で、常に娘のことを想っている
今、お父さんが連絡をしてこないのは、
君が一生懸命生きていることを信じて
いるからこそ、自分が邪魔にならない
ようにしているんだと思う
父親というのは、娘の気持ちはわからない
ものだからね
声を聞きたい、たまには会いに来て欲しいと
思う気持ちよりも、社会に出て頑張っている
娘を今でも気遣っているんじゃないかな」
桜木「でも、私・・・」
透明「も~うしっかりしなさい 」
桜木「」
透明「若い娘が、一回や二回失敗しても、
君のお父さんは動じないよ
君と同じで、辛い思いをして
不幸を感じて来た人だよ
もちろん、君の借金を聞けば、
驚くし、怒るかもしれないけど
君がやり直すんだ
という強い意思さえ見せれば、きっと、
一緒に考えてくれるよ」
まあ、これは木人図に描かれた未来なんだけどね
しかし・・・人生というのはよく出来ている
お父さんが娘のために貯めた結婚資金と
借金が同額とは
桜木「・・・私、覚悟しました
ちゃんと、父と向き合ってきます
ちょっと怖いけど、頑張ってみます」
透明「それが君の出した答えなら、そうするべきだよ
私は、君の後押ししかできなけど、きっと上手く
人生を修正できると思う
だから、自分と自分の人生とちゃんと向き合って
頑張ってごらん」
桜木「はい先生、本当にありがとうございました
あ、あの・・・。」
透明「」
桜木「善人はいるんですね」
透明「えっ」
桜木「私にも善人がいました
私も先生みたいになりたい
先生が言っていたこと・・・今更だけど
わかりました」
透明「あははははっそれは何よりの評価だね
でも、私はまだまだ偽善者だよ」
桜木「えっ」
透明「だけど、偽善も続ければ善人になれるのかもしれない
善人になるための資格は、偽善からでも
良いのかもしれないね」
桜木「くすくす」
透明「初めて笑ったね」
憑き物が落ちた、良い笑顔だ
桜木「あっ・・・くす・・・私のその資格を
得るために、偽善でも人の為にできることを
してみたいと思います」
透明「まずは、お父さんからだね」
桜木「はい先生また来てもいいですか」
透明「その時は、ちゃんと予約とってきてね」
桜木「はいあ、あと、今日の鑑定料・・・。」
透明「いいよ今日はお試しということで」
桜木「いえダメです
これでも少ないと思いますけど、
私のケジメみたいなものなので、
どうか、納めてください」
透明「くす最後まで、真面目だね
わかったいただいておくよ」
そう言うと、一万円を置いて、桜木さんは
お父さんの元へ走っていった・・・
きっと、救われる・・・そう確信した私は
お弁当の続きを・・・
「カランカラン 」
透明「・・・・」
結局、昼飯抜きの透明なのでした
透明「とほほ・・・」
完
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