Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

進化過程(カノコウロコウミウシ)

2008-07-12 18:45:33 | ウミウシ

本日は暑い日差しで始まりましたが、昼過ぎに降った強めの雨のおかげで、後半は比較的涼しくなった沖縄島です。

海況はベタ凪~でいい感じです。

==================================

頭の片側に両目があるヒラメやカレイ。俗に左ヒラメに右カレイなんていいますが、生まれたときから両目が片側にあるわけではありません。

誕生時には頭の左右に目があるんですが、成長の過程で一方の目が反対側に移動します。

この移動、段階的な進化過程を再現したものであることが分かったそうです。

アメリカのシカゴにある博物館の研究者が、約5000万年前の化石を調べ、片方の目が移動しかけた状態で成長し終えていることを発見したんだとか。

これまでヒラメ類の進化は、ある時点で突然、頭の片側に両目がある種が出現したという説が有力だったそうですが、この発見でそれが覆されたそう。

今回分析された化石は左目が頭の上側に寄っていたらしですが、どんな生活スタイルだったんでしょうねえ。

==================================

北東のち南東の風。晴れ、一時強雨。

080712

〈カンランウミウシ科キマダラウロコウミウシ属カノコウロコウミウシ(Cyerce kikutarobabai) 08年6月5日 沖縄島レッドビーチ〉

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする