Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

助数詞は子(ゴイシギンポ)

2019-10-15 20:24:59 | イソギンポ科

北寄りの風が強めで、涼しかった本日のやんばるです。

前半はやや曇りがちでしたけど、後半は気持ちのいい青空も見られました。

なかなか消えてくれないうねり。一応明日にはおさまる予報になってますが…。

風は概ね北。曇のち晴れ。

■■

「白黒をつける」という慣用句がありますよね。

物事の是非、善悪、真偽などを決める。決着をつける。という意味なんだとか。

これ、『白黒』でないとだめなのかな、『黒白』じゃだめなのかな、とか思ってたのですが、「黒白をつける」という言い方もあるのだそう。もちろん同じ意味で。

ただしこれ、『くろしろをつける』とは読まないで、『こくびゃくをつける』と読むのだそう。カッコいいけど、何だか言いにくく思えたり。きっとこれからも「白黒をつける」の方しか使わないだろうな…。

で、この「白黒をつける」の『白黒』は、碁石のこと。もちろん囲碁に使う碁石のことです。

碁石には3種類の素材があるのだとかで、その素材によって価格が違うのだそう。最も安いのはプラスチックで、1000円~2000円くらい。次に安いのは硬質ガラスで、3000円~5000円くらい。そして最も高級なのが那智黒の黒石と蛤の白石なのだとか。そのお値段は1万円~25万円くらいまであるのだそう。その重みや打ったときの響きが気持ちの良い石なのだそうですが…。

それぞれの素材に価格の幅があるのは、碁石にはいくつかの厚みがあるためなのだとか。サイズは22号~40号まであり、数字が増えるほどに分厚くなるのだそう。

同じ素材でも厚みがあるほど良い音が鳴り、打った手に存在感があるのだそうですが、その分重く持ちにくくもなるのだそう。囲碁をする方には、それぞれ自分の好みの素材や厚みの号数があったりするのでしょうか。

最近ではグリーン碁石なるものがあるのだとか。目に優しいとされる緑色の碁石で、黒石の代わりに濃い緑を、白石の代わりに薄い緑を用いるのだそう。

これだと、「濃緑薄緑をつける」になっちゃいますね。なんか決着つかなそう…。

目といえば、碁石の黒石は白石より若干大きいのだそう。膨張色の白は同じサイズだとやや大きく見えてしまうため、黒のサイズをやや大きくすることで人間の目にほぼ同じ大きさに見えるようにしてあるのだそうです。

碁石って色々と深いな…とか思えたり。まあ、僕は囲碁はしませんし、これからする予定もないですけど…。

ところで碁石の助数詞は『子』なのだとか。

助数詞というのはものを数えるときの単位。『本』とか『匹』とか『個』とかですね。

したがって碁石は1子2子3子と数えるのだそう。ただしこれ、『こ』と読まないで下さいね。『子』と書いて『もく』と読むのだそうです。

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さて…

〈イソギンポ科ニラミギンポ属ゴイシギンポ Ecsenius oculus 19年8月28日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

学名種小名は『目』の意。

体側に対をなして並ぶ黒い円形斑からなのでしょうね。

和名はこれを碁石に見立てたのでしょうね。

 

コメント
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