前線通過で雨交じりだった本日のやんばるです。
通過後は気持ちいい青空に…。でも風はひんやり…。
明日も少しひんやりな日になりそうですが、それ以降週末にかけはまた暖かな日が続きそうです。
今日は節分でしたね。2月2日が節分になるのは124年ぶりなのだとか。と言うことは次に2月2日が節分になるのは2145年ですか…。
とか思っていたら、次は2025年なのだそう。つまり4年後ですね。しかも当分は4年おきに2月2日になるのだとか。
暦は難しいな…。
風は南西のち北西~北。曇のち雨のち晴れ。
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『空蝉の身をかえてける木のもとになほ人柄のなつかしきかな』
源氏物語第三帖の『空蝉』で、光源氏が空蝉という通称の女性に送った歌。
光源氏が本格的にプレーボーイとして始動した17歳の夏に、最初にアタックした(夜這いした)女性です。
でもそれを察知した空蝉は薄衣一枚を脱ぎ捨てて逃げ去り、光源氏はあえなく初戦敗退って感じになってしまいます。
もっともその場にいた別の女性と、ちゃっかり一夜を共にしたりしてますが…。
空蝉が残した薄衣を持ち帰った光源氏は、それを空蝉(蝉の抜け殻)に見立てた歌を空蝉に送ります。それが前述の歌。
『蝉の抜け殻のように脱ぎ捨てられたあなたの衣を抱きしめて、私はあなたの容姿や身分、立場にではなく、あなたの中身、人柄に魅力を感じたのだなあと、あらためて思っています』
って感じの歌。ただしこれは僕の超訳ですので、そのまま信用しないでくださいね…。
この歌にもあるとおり、空蝉は小柄で美貌というわけでもなく地味な女性ですが、品の良い女性として描かれています。このキャラクターのモデルは作者自身、つまり紫式部だと言われているのだとか。
ところで空蝉は人妻、だからこの恋は今で言うところの不倫ですね。そして空蝉にふられた夜に光源氏が一夜を共にしたのは空蝉の継娘…。
平安の恋はどろどろしてますねぇ…。そこが面白いんですけど。
源氏物語は全巻読みました。といっても漫画の『あさきゆめみし』の方ですけど…。
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さて…
〈ヨツスジミノウミウシ科トモエミノウミウシ属ウツセミミノウミウシ Favorinus mirabilis 20年12月24日 沖縄島安和〉
学名種小名は『驚くべき、驚異の』の意。
背側突起は透明で中腸腺が透けて見え、中腸腺の色は餌に由来するのだとか。
餌による微妙なカラーバリエーションが豊富なウミウシです。
空蝉が脱ぎ捨てた薄衣も、こんな綺麗な感じだったのでしょうか…。