北寄りの風が心地よく感じるくらいパワフルな陽光をたっぷり浴びられた本日のやんばるです。
今週はこの先も晴れ空が続きそうな予報です。
週末にかけては気温も上がっていきそうです…。
風は北。概ね晴れ。
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些細なことで、イライラしてしまうことってありますよね…。
ところでこの『イライラ』の『いら』って何ですか?
イライラする感じって、何か気持ちが掻き乱される感じですから、そういうことに関係するものなのでしょうか。
『イライラ』は漢字にすると『苛苛』ですが、『刺刺』とも書きます。
そう、『イライラ』の『いら』って『刺(トゲ)』のことなんだとか。
『いら』という言葉は古くからある言葉なのだそう。平安時代に書かれた、現存する最古の百科事典『倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)』にも草のトゲのことを『苛(いら)』と記載しているのだそう。
『苛苛』の意味には焦って心に余裕のないさま、思うようにならなくて感情が高ぶってくるさま、という意味もありますが、本来的には、トゲなどがたくさんでているさま、皮膚や粘膜にちくちくと繰り返し突かれるような小さい刺激やひりひりとしみるような刺激を感じるさま、という意味なのだとか。
うーん、これから苛苛するたびに、トゲトゲの植物を握っているイメージが浮かびそう…。
トゲのある植物といってすぐに思い浮かぶのは、バラではないでしょうか。
『綺麗なバラにはトゲがある』なんて西洋由来のことわざもありますし。
このトゲ、草食動物から身を守るためと考えられているのだとか。
そしてよく見るとバラのトゲは下向きに生えています。バラの原種の多くはつる性植物で、一人で立ち上がることが出来ないのだそう。それでこの下向きのトゲを周囲に引っかけて絡み、伸びていくのだそうです。
苛苛したときには、トゲの方ではなくバラのような花の方を思い浮かべれば、少しは落ち着くかも…。
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さて…
〈ヨツスジミノウミウシ科クセニアウミウシ属バラトゲミノウミウシ Phyllodesmium acanthorhinum 21年2月9日 沖縄島安和〉
学名種小名は『棘+サイ』って感じの意、かな…。
背側突起とその内部の中腸腺が綺麗なウミウシです。