Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

小さな面(ヒメメンコヒシガニ)

2023-01-10 19:09:52 | エビ・カニ類

ぽかぽか陽気で、海はベタ凪……。

気持ちのいいコンディションだった本日のやんばるです。

この後風は南に寄りになりそうで、週の後半には夏日近くまで暖かくなりそうな予報です。

風は北東。晴れ。

■■

『面子(めんこ)』

日本の子供遊びに使われる玩具。現在もっともよく知られる形態は、紙製の紙めんこ。

語源は『小さな面』という意味なのだそう。

その起源は古く、平安時代の遊戯にあるとされているのだとか。

ただ史料に現れる遙か昔から、貝殻や木の実、石などを遊具として用いていたと考えられているのだそう。

それが江戸期の泥めんこ、明治初期の鉛めんこを経て、明治10年代に紙めんこが登場したのだとか。

僕が幼少の頃は普通に玩具として普及していましたけど、今はどうなのでしょう?

と思って調べてみたら、めんこは21世紀なっても細々と受け継がれているのだとか。

玩具メーカーのタカラトミーからは今も販売されていたり、2014年には『超爆裂異次元メンコバトル ギガントシューター つかさ』というアニメも放送されていたのだそうです。

ところで……

同じ漢字で『面子(めんつ)』という言葉もありますよね。

『面子を立てる』とかの『面子』ですね。

こちらは中国語由来の『体面・顔』を意味する言葉で、玩具の方とは直接的な関係はないようです……。

■■

さてめんこといえば……

〈ヒシガニ科メンコヒシガニ亜科メンコヒシガニ属ヒメメンコヒシガニ Aethra edentat 22年11月7日 沖縄島安和〉

学名種小名は『ほとんど、または全く歯のない』の意。

まさにめんこそのものな形のカニです。

 

 

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