Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

革命前夜の流行服(エンビノアルダガイ&ノアルダガイ)

2022-06-21 20:08:33 | ウミウシ

本日は二十四節気の夏至。長い昼は灼熱~な感じの一日でした。

もちろん気温は真夏日。

明日以降も真夏日が続く一週間予報になっています。

風は南。晴れ。

■■

『燕尾服』

男性の夜間の礼服。裾が燕の尾のようなのでそう呼ばれているのだとか。

燕尾服に白の蝶ネクタイを用いる服装は『ホワイトタイ』と呼ばれ、現在では最上級の礼服とされているのだそう。

この燕尾服はもともとはイギリスの乗馬服だったのだとか。

18世紀、革命前夜のフランスでイギリスの乗馬服が流行していたのだそう。その一つに長いコートの前裾だけを直角に切り取り、後ろ襟だけが長く割れている上着があったのだそうで、つまりこれが燕尾服。後ろ裾が割れているのは乗馬の際に鞍の上でもたつかないため。

燕尾服を思い浮かべるとき、後ろ裾が伸びたイメージでしたけど、実は前裾の方が短くなっていたんですね。

乗馬服が流行するというのは、ライダーズの革ジャンとかトップガンのMAー1が流行るみたいな感じでしょうか…。

19世紀になって男性の日常外出着に定着し、19世紀中期には街着から夜会服へと昇格したのだとか。

夜の礼服には『タキシード』もあり、こちらは準礼装なのですが、日本では正礼装として受け入れられてきているため、燕尾服の代わりに用いられることが多くなっているのだそう。

日本では馬場競技や演奏会の指揮者、社交ダンスなどで見かける機会の方が多い印象もありますね。

あと夢の国でゲストを歓迎するメインキャラクターが普段着ているのも燕尾服です…。

■■

さて、この子はタイだけでなく全身がほぼホワイト…

〈カノコキセワタガイ科ノアルダガイ属エンビノアルダガイ Noalda sp.2 22年5月17日 沖縄島安和〉

二叉した長い尾部がまさに燕尾ですね。

ちなみに…

〈カノコキセワタガイ科ノアルダガイ属ノアルダガイ Noalda sp.1 22年4月18日 沖縄島安和〉

燕尾じゃない方のノアルダガイ。

でも実はこの子の尾部も二叉しています…。

 

 


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