Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

花月(フチベニイロウミウシ)

2022-06-07 20:34:06 | ウミウシ

前半は雨交じり、後半には鋭い日差しが降り注いだ本日のやんばるです。

明日は一日中曇の予報ですが、どうでしょう、日差しもあるのではないかと思えたりも…。

週間予報を見ると14日辺りから晴れアイコンが現れています。

この辺りで梅雨明けかもしれません…。

風は概ね東。雨のち曇、のち晴れ。

■■

『花月』

花と月。美しい花が咲き、月が美しく照ること。それが転じて風流な遊びのこと。

あるいは能の曲目で、京都清水寺での父子再会の物語。

でも関西出身の僕が花月と聞いて最初に浮かぶのは、『うめだ花月』や『なんばグランド花月』などの吉本興業の劇場名です。

吉本の劇場名に花月がつくのには二つの説があるのだとか。

ひとつは占いに凝っていた桂太郎という落語家が名付けたというもので、『花と咲くか、月と陰るか、すべてを賭けて』という易から生まれたという説なのだそう。

つまりこれは『一か八か』という意味なのだとか。

もうひとつは創業者の吉本泰三、せい夫婦が法善寺でおみくじを引いたところ、『花は散っても季節が来ればまた咲く、月は欠けてもまた満ちる。浮き沈みに惑わされなければ成功する』という意味の文句が書かれてあり、そこから名付けたという説なのだそう。

ちなみこのおみくじは『吉』だったのだとか。

いずれにしても粋な由来に思えたり…。

僕はてっきり『フチベニベンケイ』にまつわる由来があるのかと思っていました。

フチベニベンケイは多肉植物で園芸名では花月と呼ばれています。

何故これが由来かと思ったのかというと…

フチベニベンケイは花月の他に、『カネノナルキ(金のなる木)』という別名でも呼ばれていたりするからなんです…。

■■

かなり強引ですが、フチベニといえば…

〈イロウミウシ科メレンゲウミウシ属フチベニイロウミウシ Ardeadoris averni 22年4月14日 沖縄島安和〉

学名種小名は献名ですね。

和名の通り、外套膜周辺部は赤色から淡黄色で縁取られます。

 

 


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