Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

調理する場所(クリヤイロウミウシ)

2022-07-19 19:47:25 | ウミウシ

太陽サンサンな日が続いてるやんばるです。

天気予報の降水確率は決して低くはないのに、全く雨に出会いません…。

まあ、風は強めなので、日陰で風に吹かれていると灼熱感は和らぎますけど。

この先の一週間予報を見ても、雨には出会えそうにないなぁ…。

風は南。晴れ。

■■

『厨(くりや)』

これ、家の中のある場所を表す言葉ですが、どこか分かります?

この言葉の語源は『涅(くり)屋(や)』で、くろくなっているところ、という意味なのだとか。

つまり現在の台所です。

日本では奈良時代から『くりや』という言葉が使われていたそうですから、当然その頃は火を燃やしてすすがついて黒くなる場所だったということなのでしょう。

そして中国から調理をするという意味の『厨』という漢字が伝わったとき、『くりや』にこの漢字を当てたのだそう。

ところで平安時代は調理をする場所と盛り付けをする場所が別れていたのだとか。

料理をする場所は『厨』、盛り付けをする場所は『台盤所(だいばんどころ)』と呼ばれていたのだそう。『台盤所』は次第に略されて『台所』と呼ばれるようになったのだとか。

室町時代になって調理をする『厨』と盛り付けをする『台所』が同じ場所になり、この場所のことを『台所』と呼ぶようになったのだそう。

つまり今日の台所は室町時代からのスタイルだということのようです。

■■

さて、厨といえば…

〈イロウミウシ科レンゲウミウシ属クリヤイロウミウシ Mexichromis mariei 22年6月3日 沖縄島安和〉

和名のクリヤは、越前町厨地区に由来します。

越前海岸は300種以上のウミウシが生息している、日本でも有数のウミウシの宝庫なのだそう。

そこで今、『ウミウシのまち越前プロジェクト』の第一弾として、クリヤイロウミウシのキャラクターデザインを募集してるそうです。

詳細はこちら→『クリヤイロウミウシキャラクターデザイン募集!

締め切りは8月31日です。

 

 


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