Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

皇太子の島々(バブルコーラルシュリンプ)

2021-10-19 19:53:27 | エビ・カニ類

大陸からの高気圧の張り出しで、寒気の南下に伴い新北風(ミーニシ)が吹き始めたやんばるです。

今日は高気圧周辺部のぐずついた空模様。降る雨もヒンヤリとした感じで、季節が確実にワンステップ進んだのを感じられたり…。

このまま週末まですっきりしない空模様が続きそうな感じです。

風は概ね北。曇のち雨。

■■

『フィリピン』

東南アジアに位置する国の名前で、日本語表記の正式名称はフィリピン共和国。

国の公用語はタガログ語と英語だそうで、タガログ語の正式な国名は『Republika ng Pilipinas(レプブリカ ナン ピリピーナス)』で、英語だと『Republic of the Philippines(リパブリック オブ ザ フィリピーンズ)』になるのだとか。

この国名は17世紀の旧宗主国のスペイン皇太子フェリペ(後のフェリペ2世国王)の名前から命名され、『フェリペの島々』という意味なのだそう。

このような歴史背景から、国名変更論もあるのだとか。

例えば国民的英雄と見なされる独立運動家のアンドレス・ボニファシオは、『タガログ人の国家』を意味する『カタガルガン』を推していたのだとか。

あるいは第10代大統領のフェルディナンド・マルコスは、サンスクリット語に由来し『気高く誕生した』を意味するとされる『マハルリカ』に変更しようとしたのだそう。

これにはロドリゴ・ドゥテルテ現大統領も共感を表明しているのだそうです。

僕個人的にも『マハルリカ』の方が響きがいいのではと…とか思えたり…。

まあ、完全に部外者ですが…。

■■

フィリピン、名前と言えば…

〈テナガエビ科カクレエビ亜科イソカクレエビ属バブルコーラルシュリンプ Vir philippinesis 21年9月1日 沖縄島安和〉

画像は抱卵個体。

学名種小名は『フィリピンの』の意。

バブルコーラルシュリンプは通称で、和名はまだついていないよう。

ミズタマサンゴに暮らしているのが特徴ですからミズタマサンゴエビでいいのでは…とか以前は思っていたりしましたけど、『マハルリカエビ』なんて言うのもいいかも…と今は思えたりも。

気高い感じがしますし…。

ミズタマサンゴが出す粘液やそれにくっつく小さなものを食べて暮らしているそうで、サンゴは住処を提供し、エビはそのメンテナンスを担当しているのでしょうか。

つまり相利共生なのだろうと思えたり。

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 赤と黒のメラ(クロダルマハゼ) | トップ | 皇帝のエメラルド(メガネア... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。