果樹園のセレナーデ (新潮文庫)モンゴメリ,村岡 花子,Lucy Maud Montgomery新潮社このアイテムの詳細を見る |
1910年
(発表は↑だが、実際には「アン」1908よりも前に書かれたと言われている)
モンゴメリの最初の長編小説と言われている作品。
実は、昔、中学生のとき、モンゴメリの文庫本を大量に買ったときに(子供なのに大人買いくらい買ったww買ってもらったんだけどね)これも入ってたんだけど、いつのまにか紛失してて、結局1回しか読んでなくて、どんな話だったかなー?って思ってたの。
あ、図書館があるしょや!と思って、最近借りてみた♪
大学を卒業して、プリンスエドワード島の田舎の町に中学教師として赴任したエリック。
その町の外れに住む少女・キルメニイ。
彼女には、悲しい過去があり、それに関係しているのか、偶然なのか、口がきけない。
ふたりは果樹園で出会い、惹かれあう。
愛を知らなかった少女が、「女」に成長していくさまは、表現が素晴らしいね。
構成もやっぱりきっちりしてるし、最後のまとまり方も好き。
ハッピーエンドは癒されるね。