この人の本をいろいろ読んでみる企画。
タイトルの意味はまだ分からないなーと思いながら読んでいった。
ビオトープ=生物の生きる場所。みたいな?
いわゆる「普通」じゃない私たちにも、生きる場所はあるよ。みたいなことですかね。。
若くして夫を亡くした女性が主人公。
夫の葬儀を終えたその日に、彼の幽霊が現れて、そのまま一緒に暮らしている。
その2人の周りの人たちの4つの愛のお話たち。
ふむふむ、なるほどそうねと思ったことをメモっておきます。
みんなひとりで、それぞれ好き勝手な夢を見ている。一人一人世界が違うということかな。
1人より5人が多い。
これって、旭川の教頭の言い分だなと思う。死んだ1人の奪われた未来より加害者10人の未来のほうが大事。
1人愛する人がいると、そこでもう不平等になる。
ほんとだね。
愛する人1人と、どうでもいい人5人はどっちが大事?
2章の終わりに、夫と自分という意味で「わたしたちは」って自然に言ってるところが、何かよかった。
やっぱり、小さな女の子と大きなお兄さんとの恋愛は、書かれるんだなこの人の作品は。ということも思った。
誰にでも秘密がある。みたいな話もよい。
私にもある。でも、それでいい。
「普通」なんてないよなって思うし、私は私でいいんだなと思えた。