耳が聞こえない患者さんと、筆談で会話している。
そういう人と会話すると、音に頼らず視覚のコミュニケーションの比重が強くなり、いつのまにか自分の表情も豊かになる。
逆に言えば、普段はいかに自分の顔面筋を動かさずにコミュニケーションしているかと、気づかされる。
聴覚を失った人間は、Vibration(振動、波動)を感じている、とおっしゃっていた。
その患者さんから突然借りたCDが、Evelyn Glennie(エヴェリン・グレニー)という方のCD.
「私のVibrationが伝わるあなたへ」とのメモ書きと共に、唐突に渡された。
それ以降、狂ったようにEvelyn Glennieを聞いている。不思議なほど音色が染み込む。天界に昇るような不思議なリズムと振動。
このEvelyn Glennieも、12歳で聴覚を失ったスコットランド出身のパーカッショニスト。
こうした不思議な出会いはよくある。すべての出会いは奇跡的なものだ。
Evelyn Glennieのような音楽をきっと自分が好きだろうと、どうして相手は分かるんだろう。 実際、自分は好きだ。
それこそ、何らかのVibration(振動、波動)を感じているのだろうか。
この世界は、いろんな存在がいろんなやり方で、互いに共鳴しながらコミュニケーションをしているんだろう。
■Evelyn & a snare drum at Central Station New York
■The AniMotion Show
■Touch of sound
■World Premier of 'Cosmos' 31 Oct 2011
■Evelyn Glennie Mallet Sound Samples
■Evelyn Glennie demonstrates her Pro-Mark line of Mallets
■Evelyn Glennie performs in Linz, Austria 2007
■Hong Kong, September 2010: Dame Evelyn Glennie & City Chamber Orch of HK performed Vivaldi's Concerto for Flautino in C major, RV 443 (Arranged for vibraphone by Dame Evelyn Glennie)
■Evelyn Glennie official Web site
そういう人と会話すると、音に頼らず視覚のコミュニケーションの比重が強くなり、いつのまにか自分の表情も豊かになる。
逆に言えば、普段はいかに自分の顔面筋を動かさずにコミュニケーションしているかと、気づかされる。
聴覚を失った人間は、Vibration(振動、波動)を感じている、とおっしゃっていた。
その患者さんから突然借りたCDが、Evelyn Glennie(エヴェリン・グレニー)という方のCD.
「私のVibrationが伝わるあなたへ」とのメモ書きと共に、唐突に渡された。
それ以降、狂ったようにEvelyn Glennieを聞いている。不思議なほど音色が染み込む。天界に昇るような不思議なリズムと振動。
このEvelyn Glennieも、12歳で聴覚を失ったスコットランド出身のパーカッショニスト。
こうした不思議な出会いはよくある。すべての出会いは奇跡的なものだ。
Evelyn Glennieのような音楽をきっと自分が好きだろうと、どうして相手は分かるんだろう。 実際、自分は好きだ。
それこそ、何らかのVibration(振動、波動)を感じているのだろうか。
この世界は、いろんな存在がいろんなやり方で、互いに共鳴しながらコミュニケーションをしているんだろう。
■Evelyn & a snare drum at Central Station New York
■The AniMotion Show
■Touch of sound
■World Premier of 'Cosmos' 31 Oct 2011
■Evelyn Glennie Mallet Sound Samples
■Evelyn Glennie demonstrates her Pro-Mark line of Mallets
■Evelyn Glennie performs in Linz, Austria 2007
■Hong Kong, September 2010: Dame Evelyn Glennie & City Chamber Orch of HK performed Vivaldi's Concerto for Flautino in C major, RV 443 (Arranged for vibraphone by Dame Evelyn Glennie)
■Evelyn Glennie official Web site
素晴らしい!の一言。体の芯から震えがきました。それからずっと、彼女の演奏が頭から離れません。
>聴覚を失った人間は、Vibration(振動、波動)を感じている、とおっしゃっていた
Evelynのドキュメンタリーの中でも、彼女は音を体の色々な部分で感じている、と。高い音はこめかみの辺りで、低いドラムの音は下腹や足で、など。
『耳以外で音を聞く』ということを(感じてはいたようには思うのですが)意識していなかった自分に気づき、愕然としました。(←音楽科出身。)狭いぞ、自分!
息子の障害が診断されて以来、枠を超えることについて考え続けていますが、
それにはまず、自分が設定している枠の存在に気づかなければ始まらないと、Evelynの演奏を見て強く感じました。
音楽家になるには、音が聞こえることは最低必須条件だと、無意識に思いこんで(枠を設定して)いた自分の枠を見事に粉砕してくれたEvelynに、
そしてEvelynを薦めてくださった患者さん、また記事にしてくださった稲葉さんに、心から深く感謝しています。
「火星の人類学者」では、ちょうどトゥレット症候群の外科医の部分を読んでいました。
トゥレット症候群を併発する自閉症児も多く、症例を見聞きしていたので、こちらでも、「トゥレットで外科医!」と、痛快に枠をぶっ壊されていたところでした。
田口ランディさんのアルカナシカも、今更ながらですが読み終えました。こちらも面白かったです!
今出会うべき本だったと感じました。意外にも自分の論文にも関係があって、びっくり☆(アン・ブロンテは、つい最近まで保守的なクリスチャンだと思われていたのですが、実は、当時主流であったカルヴァン派の『予定説』は間違っていると直感し、聖書を精読した後『どのような悪人であっても、最終的に全ての人は救われる』という結論に達した、宗教的にはむしろ異端な作家であったことが判明したんです。)宇宙の采配の細やかさには、しばしば驚かされます。
スウェーデンボルグについての本を読もうと思うのですが、さてどれから?稲葉さんおススメの本はありますでしょうか。
Evelyn Glennieの演奏、見てくれて嬉しいです!
素晴らしいですよね。自分もVibrationに共鳴して、我ながら驚きました。
高い音はこめかみ、低い音は下腹や足で、とか、面白いですよね。
天と地というか、天界に上昇していくのはやはり高い音。大地に響くのは低い音。
それは感覚的にも分かる気がしますね。
自分が無意識に設定している枠、というのはなかなか気づかないもので、自分もよく痛感します。
そういう意味で、自分にとっての未知の世界というのがいかに大事かと思います。
未知のものに出会うとき、それを自我の体系の中に取り入れていくわけですが、そのときに自我がそれを除外して閉じていくか、取り入れて自我を開き深く広くなっていくか、そこは分岐点だと思います。自分も、常にオープンマインドで自由な態度で色んな物事に臨もうと思っています。
今日は、慰霊祭のイベントで穴澤雄介さんという盲目のバイオニストの演奏を聞きましたが、とても素晴らしく、目をつぶって聞いていると、宇宙空間を虹色のイルカのようなものが浮遊して飛んでくるようなイメージが湧いてしましました。
小泉八雲の怪談をテーマに曲をつくったりしているとのことで、まさにそういうSpiritの音楽なのだなぁと。慰霊祭の中での演奏だったこともあり、思わず涙しました。
「火星の人類学者」もいづれ感想書きたい!素晴らしい本ですよね。オリバーサックスは偉大です。
田口ランディさんのアルカナシカ、以前自分もブログに感想書いていますので是非そちらもお読みください。UFOもスウェーデンボルグも、未知の世界を学ぶこと本当に面白い。
そうして理性と神秘の限界を追求していくことで、人間の理性や知性は拡大してきた歴史があるような気がします。
スウェ-デンボルグを最初知ったのは、
○神秘家列伝 〈其ノ1〉 角川文庫 角川ソフィア文庫
水木しげる / 角川学芸出版 (角川グル-プパブリッ)
2004/07
¥660 (税込)
です。漫画ですが、かなりのお薦め。水木先生は天才です。
〈其ノ壱〉には、チベットの瞑想修行者ミラレパ、ゾンビ伝説のマカンダル、そして「夢日記」明恵など、その他の登場人物も多彩です。
他に、
○エマニュエル・スウェデンボルグの霊界 マンガ版―私は霊界を見てきた!! [単行本]
エマニュエル スウェデンボルグ (著), Emanuel Swedenbolg (原著), 今村 光一 (翻訳), 南 聖樹
という本も、漫画ならではでかなり分かりやすいです。映像で見るとなかなか最初は衝撃受けましたが、ああこれが本当なのかなーと思うと、受容能力が付きます。笑
スウェーデンボルグ(エマヌエル・スヴェーデンボリ Emanuel Swedenborg じゃないと検索にひっかからないこともあり)本人の著作だと、<アルカナ出版>が本格的にラテン語版から日本語訳しています。
これは、「新教会 New Church」(新エルサレム教会)というスヴェーデンボルグの著作に基盤を置いて設立された教会の出版物なのでもっとも正確です。1783年、英国ロンドンで最初の新教会集会があり、日本では1911年、鈴木大拙により初めて日本で正式に翻訳・紹介されています。
自分は
○天界と地獄―ラテン語原典訳 エマヌエル・スヴェーデンボルイ、 長島 達也 (1985/5)
○神の愛と知恵
とかを読みましたよ。けっこう分厚いですが、宗教書のような厳粛な雰囲気が味わえます。
解説書としては
○巨人・スウェデンボルグ伝―科学から霊的世界までを見てきた男 [単行本]
サイン トクスヴィグ (著), 今村 光一 (翻訳)
というのが本当は一番有名らしいです。発売当時、NewTorkTimesでも異例の特集がなされたとか。
日本人の解説書では高橋和夫さんの
○スウェ-デンボルグの思想 ― 科学から神秘世界へ 講談社現代新書
高橋和夫(1946-) / 講談社
1995/01
が一番コンパクトで読みやすいです。今度ブログにもこの本のエッセンス書きますね。
田口ランディさんのアルカナシカでもスウェーデンボルグは紹介されてましたが、そこでの出典は
○スウェ-デンボルグの「天界と地獄」 ― 神秘思想家の霊的世界を解き明かす
高橋和夫 / PHP研究所
2008/12
¥1,575 (税込)
こちらでした。ただ、絶版かつ中古でプレミア付いてますね。もし必要であればいづれお貸ししますよー。
あと、
ミヤオビパブリッシングというところから、
○天界と地獄
エマヌエル・スヴェ-デンボリ/宮崎伸治 / ミヤオビパブリッシング (宮帯出版社)
2012/01 ¥1,260 (税込)
が簡易版?のような形で出ているのを最近見かけます。こちらは読んだことありません。
雰囲気知るには漫画版。
論文で引用するにはアルカナ出版の原本。
個人的に興味あって調べるには高橋和夫さんの本。
あと、今村光一 さんも訳されていますが、僕はあまり読んだことありません・・・。
アルカナ出版のHPには、こういう風に紹介されていました。
http://www.arcanapress.com/Arcanabooks.htm
=============
「はじめての方へのお薦め」には、なんと言っても『天界と地獄』が最適です。一番ポピュラーで、歴史的にも、世界的にも、最も広く読まれているスヴェーデンボルイの代表作の一つです。
『新エルサレムと天界の教義』は、一時間程度で読める教義要綱のようなもので、新教会の教えが、短くまとめられてあり、他のキリスト教とどこが違うか、よく分かります。
『新教会の手びき』は、改訂されて好評発売中です。一番手っ取リ早い入門書です。
少し本腰を入れて学びたい方には、『真のキリスト教』上下をお薦めします。少々固い本ですが、これを通読すれば、一応新教会の教義が頭に入っているといえるでしょう。
『神の摂理』は、神とともなる生活に入るための必読書です。『神の愛と知恵』は、ヘレンケラーがとくに愛読した著作です。
『結婚愛』を読了したら、今まで結婚への考えががらりと変わるのではないでしょうか。
『新教会用語集』は、用語のチェックのため、座右の書にしている人がいますが、是非おすすめします。(ただいま絶版) それからあとは、各自がご自分で判断して買い求めください。
新教会の信仰生活を実践したい方は、説教集三巻が揃っています。『喜びの約束』『狭い門から』『平和』は、毎週一回の家庭礼拝で、一巻が一年分になっており、三年間の日曜日の糧がおさめられています。
さらに本腰を入れて学びたい方は、十二巻完結の大著『天界の秘義』の第1,2,3巻が出ていますから、是非手にとってみてください。聖書とは何か、あらためて深い知識に入っていき、驚嘆なさるでしょう。
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参考になりましたでしょうか??
スウェーデンボルグは忘れられた大巨人ですが、重要な人物だと思いますね。
神学・神秘主義思想・霊界の研究だけでもすごいですが、自然科学でも、数学・物理学・天文学・宇宙科学・鉱物学・化学・冶金学・解剖学・生理学・地質学・自然史学・結晶学。。。スゴイ方です。
やれやれ。
なんでも学ぶことは多いですね!