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本職の学会発表で福岡に行ってました。
参加者が年々多くなっていて、お祭りに近い感じ。
アカデミックな雰囲気が薄れてきているので、こういう学術発表にも興味が薄れてくる自分がいます。
それはともかく。
福岡はいいですね。
食事もうまいし、活気あるし。美術館も行ってきました。
熊本の次に好きです。
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本職の仕事のほうに、かなりの時間がとられています。
もっと自分の内的世界を膨らませたいのですが、途方もない外的世界の巨大さの前に、いまはお預け中です。
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最近はカラマーゾフの兄弟、仏教関連、精神世界関連を読んでいます。
Y先生の影響で読んでいる精神世界関連は、それなりに読みつくしてしまった感があります。
偏見なく読み込むと、
○ベアード T.スポールディング「ヒマラヤ聖者の生活探究」霞ケ関書房 (1969/09)
○パラマハンサ・ヨガナンダ「あるヨギの自叙伝」森北出版 (1983/09)
○葦原瑞穂「黎明」コスモテン (1998/12)
あたりが名著だと思います。
次は、日本の古典(物語り系)や歴史(理系なもんで歴史に疎い)に本格的に興味が移りそうな気がしています。
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絵を見に行く時間がとれません。
GW(黄金週間)は特に予定もないので、絵を見に行こうかと画策してます。
でも、どこ行っても混んでるんだろうなー。
そういえば、GW中に村上春樹さんの「海辺のカフカ」の演劇版を見に行きます。
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吉本ばななさんのお父様である隆明さんが亡くなられました。
合掌。
ご冥福をお祈りします。
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高校の友人と再会。
とても霊性の高いと感じる。
そんな霊性や徳の高い人と会うと、気持ちいいものですね。
清涼で清浄で清らかな感じ。風が吹き抜ける感じ。
人間の生き様は顔に出るんでしょうか。
そんなことも含め、生きている人間から受けるエネルギーはスゴいものです。
人が発するエネルギー。
それぞれの人の心の中でも、目には見えませんが内的なエネルギーが膨大に使われているんでしょう。
人間とは、途方ないものです。
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知識と智慧の違いを、ふと思う。
知識は外から来るもの。智慧は内から来るもの。
外部の規範(法律、道徳・・)は社会生活を送っていく上で大切なのはもちのろんですが、究極的には内部の規範がもっとも大事な気がしています。
同じように、どんなに勉強して本を読んで外から知識を得ても、内側から溢れる内なる声としての智慧がない限り、どんな知識も悪用されうるもので。
ブッダやインド聖者の本を読んでいると、そういうことを強く感じるわけです。
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NHKのETV特集「生き残った日本人へ-村薫 復興を問う-」の中で、高村薫さんが「災害は、隠れていたものを顕在化させる」と言ってました。共感しました。
田舎の過疎の問題とか、農業の高齢化の問題、後継者不足の問題、資本主義の限界・・・
いづれ解決しないといけないそんな問題が、今回で顕在化したんですよね。
食の問題、農業の問題。
生命の基本のはずなのに、随分ないがしろにされていたことに、自分も気付いていたのに気付かないふりをしていたんだと思います。
今後、食の問題をちゃんと考えていきたいです。
さっそく、ヨーグルト漬けのぬか漬け(風)を作って食べてます。
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都内で小学校の前を通ったとき、卒業式をやっていました。
そこから漏れ聞こえた「仰げば尊し」(1884年)を聞いて、思わず涙がこぼれました。
年をとると涙もろくていけません。
からだは正直です。からだの細かい反応に耳を傾ければ、たいてい間違えません。
○Youtube「仰げば尊し」
○立川清登『あおげば尊し』
○熊本高校卒業式 2011年3月 No.1(なぜか我が母校の卒業式がYoutubeに!)
1.仰げば 尊し 我が師の恩
教(おしえ)の庭にも はや幾年(いくとせ)
思えば いと疾(と)し この年月(としつき)
今こそ 別れめ いざさらば
2.互(たがい)に睦し 日ごろの恩
別るる後(のち)にも やよ 忘るな
身を立て 名をあげ やよ 励めよ
今こそ 別れめ いざさらば
3.朝夕 馴(なれ)にし 学びの窓
蛍の灯火 積む白雪
忘るる 間(ま)ぞなき ゆく年月
今こそ 別れめ いざさらば
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いつも通り、脈絡がありません・・・。
私も、3.11だから特に何かをするというのではなく、常に覚えているべき出来事だと思います。また、日本人の犠牲者だけを想うのではなくて、シリアやチベットやリビアやイラクなどで起きていることにも注目を持つべきでしょう。今日もメキシコで大地震がありました。
ところで、遂に『カラマーゾフの兄弟』を読み始めたのですね。私は初めて読んでから10年以上になりますが、いまだにこれ以上の物語に出逢っていません。映画や漫画を含めて。
驚くべきは、ロシア正教やカトリックの神学者からマルクス主義者まで、右も左もあらゆる思想の人がこの作品に熱中したことです。
この作品を初めて読む時の新鮮な感動をじっくり味わって下さい。
カラマーゾフは、哲学者のヴィトゲンシュタインも十回以上読んだとか、村上春樹さんも、あそこがひとつの到達点だ、とかおっしゃってたし、ちょうど読む時期が到来したという感じです。
数年前から友人同士でやってる読書会の課題図書にしたもので。ただ、仕事に時間がとられすぎて、やっと1巻を読みました。
明日と明後日は静岡の救急当直の徹夜仕事なので、その合間に読めればいいなぁーと思いつつ。新幹線の中で集中して読まないと。
ドストエフスキーは、他にも、
貧しき人びと、虐げられた人びと、死の家の記録、地下室の手記、罪と罰、賭博者、白痴、永遠の夫、悪霊・・・とか、
積読してまだ読んでない本がたくさんあるんで、このすきに読んじゃおうと思います。1日24時間じゃ足りないです。
いづれにしても、楽しみー。