日常

椎名林檎さん

2008-07-21 14:51:37 | 音楽
ギロッポン(鼠先輩)で当直中です。

1:椎名林檎
NHKのトップランナーという番組に椎名林檎が出てました。同じ1978年生まれで同期だし(自分は1979年1月だから78年生まれと同期)、福岡生まれだし、恐ろしいほど才能に満ち溢れた人だし、デビュー時より注目していた女性です(大学時代の友人が小学、中学と同じ学校だったってのを聞いて更に親近感湧いたりして)。

妊娠・出産、音楽界から引退か?と思われるくらい距離をとっていて、勝手に心配してました。離婚後の生活の多くも語られることがなかったし、色々辛かったのかなぁ、と。感受性が人一倍鋭い人であればなおさら。 
印象的だった一節は、「子供を生んで一生懸命で、育児だけやってればいいやっと思って、音楽とかどうでもよくなって、外部の情報と隔絶してたけど、9.11のテロ事件を見たとき、自分のこのノホホンとした生活との距離感や違和感をすごく感じて、こんなのでいいのかと、この隔絶した世界でいいのかと、自分は音楽をやっていたんじゃないかと思って・・」みたいな一節があり(相当ごっそり要約してますが)、その閉じられた空間というか、閉塞した空気感というか、いつのまにか日常になっていたその閉塞感が自分を押しつぶそうとしていたんでしょうか。本人にしかその辺の事情はよくわからんと思いますけど、ああいう広く世界に開かれた人間は、やはり表舞台に出てきてほしいと思います。あの才能を閉じ込めておくのは勿体なし。というか、それ自体が破綻をきたしそうだし。色々辛かっんでしょう。宇多田さんと同様、辛い心中察します。でも、その精神的に沈んでいた経験は、今後の音楽の幅が広がりそうです。あと、目つきがすごく穏やかになってました。仏の目のような感じで。精神世界の激動の変化を物語っているような気がしましたね。

いづれにせよ、今度発売される<私の放電>、DVDの映像クリップ集なので買います。楽しみ。元気になったみたいでよかったなぁ。ちなみに、<私と放電>はCDのベストみたいなやつ。昔、CDのベスト版を出すような歌手には絶対なりたくない!って言ってたのは有名な話で、そこが骨太な感じでしたが、まあ色んな心境の変化があったんでしょう。発言の食い違いはもちろん許します(←甘い?)。

2:TOPIC
渋谷のセルリアンタワーホテルで、TOPICっていうカテーテルのライブがあったんで出てきました。2万円の会費が、演題出すとタダになるんで、演題の発表もしてきました。しかも、なんか記念品とか言って1GBのUSBメモリーももらっちゃたし。USBメモリーってどんどん値段下がりますね。自分はカテーテルの動画をスライドで使うことが多い関係で、32GのUSBメモリー使ってます。何でも入る。上海問屋って安いんでここで買いました。1Gのメモリーも何個かもってるけど使わないんで、誰かほしい人はあげますよ。

それはともかく、会期中も疲れて休憩するために、セルリアンタワーホテル内の座忘っていう1階の喫茶店で指導医の先生とお茶飲みに行きましたが、カプチーノ1200円で高かったなぁ。もちろん雰囲気いいし居心地いいけど値段高い。昔、講演頼まれて行ったコンラッド東京は、景色が最高で、珈琲も1200円くらい確かにしたけど最高だった。あそこはお金払う価値ある。宿泊とかすると異常に高そうだけど。死ぬまで一回泊まってみたい。近所のリッツカールトンなんかも高いんだろうなぁ。みなさんも人生経験に行ってみて下さい。各業界のトップを見るのは、自分の領域にも学ぶことは多いですから。

また脱線しましたが、このTOPICは、そのセルリアンタワーの豪華な雰囲気の中でカテーテル治療が見れるし、自分がカテの世界に入ろうと思うようになったきっかけでもあるし、思い出深い研究会でもあります。 世界トップの人の技は見ててほんと勉強になります。奥深いし、コロンブスの卵のような技術が多い。あの領域に近づけるよう毎日真面目に勉強せにゃならんね。 ああいうとこに行くと身が引き締まっていい刺激です。