日常

東京都写真美術館、Perfume、ASAYAN

2008-07-26 07:24:03 | 芸術
1;東京都写真美術館

そういえば、先週の日曜、五反田で認定内科医試験という内科医の資格更新みたいな試験があって、帰りに五反田から中目黒とか散歩しながら歩いて帰ったんですけど、恵比寿の東京都写真美術館に寄ってきました。
ここは結構渋い写真展やってるんで、結構好きな美術館の一つなんです。ここでは<写真美術館で観る映画シリーズ>という形でマニアックなドキュメンタリー系映画もよくやってて、レンタルビデオ化もされないんで時々見に来てます。誰か興味ある人は一緒に見に行きましょう(レンタルビデオで見れるようになるのは借りてみてしまう、映画好きの方にとっては邪道の人間です)。
そこで、<世界報道写真展>っていうのをやってたんで見てきました(<自然写真家・今森光彦の写真展 昆虫 4億年の旅>を見るか迷ったけど、世界報道写真展の方が人がやや少なかったので)。
かなり衝撃的な写真が多かった。この世は、未だに政治的紛争で殺しあっている国がいかに多いかということを感じました。テレビで出てくる内戦なんて、それなりに政治的に注目を受けている国しか出てこないもんですが、小さい国では政治とかが不安定で、その政治代表を決めるプロセスで色んな人の利害や思いが交錯して。果ては殺し合いをしているということ、これは歴史を振り返ってもこの繰り返しで、むしろそういう時代の方がながかったのかもしれませんが、とにかくああいう政治的混乱というのはすさまじい世界ですね。平和ボケしてる自分には衝撃でした。是非みなさんも刺激がほしい方は見に行くことをお勧めします。
特に、ミャンマーで銃撃されて死亡した、ジャーナリストの長井健司さんが撮影していた映像が30分番組で作られれたんですけど、それもかなり衝撃映像でした。戦争中の映像、エイズ孤児など、なかなか普通の地上波では流せなそうな映像は心を打ち抜かれるような衝撃的な映像が多かった。 長井さん含め、ああいう戦場カメラマンって、すごいですね。もう少しそういう人にも光を当てて鎮魂しないといかんと思いますね。あの人たちの思いを無駄にしないように。 いづれにせよ、ああいう戦場での死傷者の映像や公衆衛生が成立していない地域を見ると、医療の原点を垣間見ることができて、日々医学の先端技術の追求だけに邁進している自分としては、そういう意味でもいい刺激でした。ある程度の大きいふり幅を持ちながら仕事しないと、軸もぶれちゃいますし。


2:Perfume
話は急に代わり(BTW)、最近Perfumeが気になってます。嫌いな人もいるかもしれないですけど、かなり好き。テクノなんてYMO以来あまり耳にすること自体なかったわけですが、とにかくPerfume最高。音楽もそうですが、むしろあの踊りがいいです。あの踊り、わざと心拍というかリズムずらした踊りなの分かります?スペインのフラメンコなんかも、(専門用語は忘れたけど)普通のリズムではなくて、半拍子ずれたところでわざとリズムとったりする踊りなんですが(2年間習ってたので知ってる)、そういう少しリズムをずらした振り付けになっていて、そこがPerfumeのかなり斬新に見えてしまうとこだと思います。あれはプロデューサーがすごい。
あのテクノ風の音楽も、なんか麻薬的というか、ゲーム音楽が、ゲームした後数時間頭でピコピコなり続けるのと同じようなのと似てる気がします。リフレインされて無限ループみたいな、メビウスの輪みたいな音楽。古典落語とかもそういうリフレインみたいなの多いですよね。 あと、僕が大好きな漫画の弥次喜多 in DEEP」しりあがり寿(手塚治虫賞もとった名作)も、そういうメビウスの輪みたいに同じ話が延々続いて、何がなんだかよくわからなくなる話とかありますし。
あと、そんな感じでPerfumeがテレビに出ているのを見ると思わず食い入るように見てしまうんですが、最近鈴木亜美が新曲を出していて、それが思いっきりテクノでPerfumeの二番煎じ丸出しなのは驚きました。ASAYANで「love the island」でデビューしたときは一世風靡しましたが、やっぱアイドルって事務所に嫌われると簡単につぶされちゃうんですね。今は鈴木亜美見てると辛いものがあります。栄枯盛衰。平家物語の世界です。平家物語で思い出したけど、ASAYANって平家みちよとかもいたなぁ。太陽とシスコムーンとか。オネエキャラで打ってるカバちゃんが前いたdosも、このASAYANからデビューしてた気がします。ああ、懐かしや。さらに思い出してきますけど、ASAYANの前身だった浅草橋ヤング洋品店なんかもバカバカしくて面白かった。あれ、テリー伊藤がプロデューサーだと思いますけど、中華料理の周富徳とか金満福もあそこから出てきましたよね~。江頭2:50もここからブレイクした気が。懐かしや。

3 コメント

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Unknown (RYM)
2008-07-26 10:16:26
Perfumeはこの曲が頭から離れません・・・
木村カエラがブログかどこかで褒めまくってました。
http://jp.youtube.com/watch?v=nYX7CFQ2hpI

僕らって、ピコピコ音を懐かしいと思えるぎりぎりの世代ですよね。(子供時代にファミコンを通過してる人はテクノに入りやすいそうです)


写真美術館、映像もやってるんですね。興味深い・・・
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Unknown (kurihara)
2008-07-26 10:22:49
初書き込みかもです。こんにちは!
写真美術館いいよね。ぼくも大好きです。一度会社から自転車飛ばして行ったこともあります(笑)。

>大きなふり幅
確かに重要な視点だよね。写真家の星野道夫さんは、「もう一つの風景」(世界観)を自分の中に複数持てるかが、人生を豊かにしたり、人の深みや潤いになるって書いてました。
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チョコレイトディスコ! (いなば)
2008-07-27 00:23:15
おふた方、赤坂ではどうも。楽しかったですねー。

>RYM
チョコレイトディスコ、音も最高だし、踊りも最高です。
そうそう、木村カエラが発掘したというか、ラジオで毎日かけて注目を浴びたんですよね。流石センスよい。

写真美術館の映像、硬派なのが多いのよ。そういうのを地道に真面目にやってるっていう姿勢を、かなり高く評価しとります。今度機会があえば一緒にいきませう。


>kurihara
InternetプロバイダがSANNETユーザー同士(マニアっく)よろしく~笑

写真大好きなので、あそこはかなり好きです。
ただ、恵比寿ガーデンプレイスとか、夜はあまりにロマンチックなので、独り身にはむしろ寂しさがつのる風景になりますが。


写真家の星野道夫さんの「もう一つの風景」っていうのは含蓄あるね。世界は多様だし、お互い色んな風景を味わって人生全うしたいものですな。
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