観測にまつわる問題

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新型コロナウイルスの感染源小考

2020-04-28 13:01:35 | 厚生労働
獣共通感染症(第168回)03/12/2005 SARSコロナウイルスとエボラウイルスの自然宿主(日本獣医学会)

新型コロナ、次の感染源になりうる動物は? 研究(National Geographic 2020.04.08)

中国のキクガラシコウモリが自然宿主として怪しいとされるようです。可能性としてはキクガラシコウモリが昆虫食であることから、何らかの昆虫が自然宿主の可能性もキクガラシコウモリが変異させた可能性も考えてしまいますが、コウモリは集団で生活し洞窟に幾種類も集まり行動範囲も広く、自然宿主として注目があるようです。SARSの中間宿主と考えられるハクビシンは果実食でオオコウモリと食性と生息域が似るようです。結局新型コロナウイルスの感染経路を特定することは難しい部分もあると思いますが、それは稀な事象が感染に関与している可能性が高いからだと思います。新型コロナウイルスが一般的な事象だけで感染拡大するなら、とうの昔に感染拡大していたはずです。ここで筆者が考えるのはコウモリから中間宿主が必要条件かということです。中国では野味が尊ばれ、コウモリは伝統食で、武漢では野生動物がよく食べられているとされます。普通は食べないコウモリを食べてみる過程で単に感染したと考えられるかもしれません。普通はそこでそうは拡大せず終わりのところを(無症状が多いと言います)たまたま発症して広がった結果が今なのかもしれません。先に指摘しましたが、コウモリすら中間宿主の可能性も考えられなくありません。昆虫のウイルスの特定も難しいでしょう。新鮮さが尊ばれるようなので、ウイルスが生きた状態で食べ物として口に入ったかもしれません。何らかの動物に感染爆発して中国人が食べたのかもしれませんが、自然宿主が別にあるとすれば、どうやって中間宿主にうつるのかの方が気になる所です。中国では11月に発生したとも言われ、とにかくその頃に感染拡大して気づいた頃のデータでは元の感染源まで辿りにくくなっているとも考えられます。ですから、感染源を特定するのであれば、片っ端から怪しい生物を調査してウイルスや抗体を見つけるべきなのでしょう。感染源さえ分かれば、何らかのはずみで感染したと考えられ、経路の方もある程度絞れてくると思います。逆に言えば感染経路を辿ろうとしたところで、プッツリ切れてしまうのは想像に難くありません。そういう訳で中国を調べれば原因に近づくことが出来ると考えます。

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23 コメント

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傾向としての季節性 (管理人)
2020-04-28 13:19:36
季節性インフルエンザはパンデミックインフルエンザに対して抗体やワクチンがあるインフルエンザを示す言葉のようですが、同じインフルエンザにそう傾向の違いがあると考えにくいところです。要はパンデミックインフルエンザとは抗体やワクチンがないがゆえに強い感染性を持つインフルエンザで、その大きな感染力によって見えにくくなっていると考えられますが、やはり季節性を有するのではないでしょうか?つまり新型コロナウイルスもインフルエンザウイルスとは別物は別物でしょうが、ウイルスには違いありませんし、傾向としての季節性はあると考えられます。あると何が違うかということですが、対策が効きやすくなると考えられます。太陽光や湿度に弱い研究は既に米政府から出ているようですが、それがどの程度影響するかは正直筆者には分かりかねます。世界全体の傾向でも南に広がりにくい傾向はありますね。日本でも沖縄ではクラスターが少なく湿度が一種の(3密の)空気感染を抑えているのではないかと考えられます。シンガポールでの一定の感染は知られますが、冷房ファクターもありますし、爆発はしてないとも言えます。
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救急医療体制 (管理人)
2020-04-28 13:36:36
感染を恐れ救急患者たらい回し 瀬戸際の医療現場(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58497990U0A420C2SHB000/ 日経2020/4/26)。院内感染でクラスターが多いことが知られるにつれ、救急患者で感染疑いがあるケースでたらい回しになる傾向があるようです。迅速な検査の必要性で記事が〆られていますが、救急患者に検査する余裕はあると思いませんし、したとして感染患者なら拒否していいのかという問題もあります。新型コロナウイルスに対応できる医療物資を供給するのが喫緊の課題だと思いますが、万一クラスターが発生したとして、緩みだ何だと医療機関を批判してはならないとも思います。医者も人間であり、大きなリスクしかないものを受け入れたくはありません。救急医療体制ですが、杏林大病院割りばし死事件が医療崩壊の原因ともなり、救急医療体制に悪い影響を及ぼしたとされるようです。圧力をかければいいというクレーム一辺倒の見方に限界が来ているとしか思えません。それはともかく三次救急より緊急性が低い二次救急とは言え、救急医療体制に悪影響を及ぼすとは新型コロナウイルスの悪影響はウイルスそのものに限らないと言えます。真面目に政策議論の対象になればいいと思うのですが、政権を巡る政治ゲームばかりの政治にそれを期待するのは酷なのかもしれません。
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新型コロナウイルスとレムデシビル (管理人)
2020-04-28 13:56:19
重症化した人に使うと推測されているようです(https://kakaku.com/tv/search/keyword=%E3%82%B7%E3%82%AB%E3%82%B4%E5%A4%A7/ エボラ出血熱 テレビ紹介情報 価格.com)。同じくコウモリを宿主とするという推測でしょうか?
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東京の感染者増加率が鈍り減少に転じた最大の要因 (管理人)
2020-04-29 13:12:00
4/2更新【入国規制まとめ 】日本への入国拒否、ついに英米も加え73カ国・地域に拡大(https://www.yamatogokoro.jp/column/corona_world/37795/ やまとごころ.jp インバウンドコラム)>日本政府は4月1日の国家安全保障会議で、外国人の入国拒否の対象を大幅に拡大することを決めた。・・・緊急事態宣言もあると思いますが、東京の増加がタイムラグで止まった最大の原因はこれかもしれませんね。日本以外は詳しくないので知りませんが、11月の発生なら欧米の何処かで感染が水面下で広がっていて不思議でありません。渡航禁止の時には時既に遅しだったでしょう。今にして思えば日本で感染が爆発しなかったのは、爆発しにくい何かがあるとしか思えませんね。あるいはクラスター対策が効果を発揮していたかです。日本以外でクラスター対策のような細かいことをやったと聞きませんし。現状では無論クラスター対策が追い付かない感じにはなっていますが。
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そもそもの感染拡大の最大の要因 (管理人)
2020-04-29 14:10:04
習近平「恐怖支配」が招いた 中国・武漢“新型コロナウイルス感染爆発”(https://bungeishunju.com/n/n113815f26706 文藝春秋digital 2020/03/18)>1月25日の春節(旧正月)の大型連休に合わせて10日頃から延べ30億人以上と言われる大移動が本格化しており、封鎖前に500万人以上の出稼ぎ労働者や海外旅行者らが武漢を離れていた。2月2日の時点で14日以内の中国滞在歴があるアメリカ国籍以外の人の入国禁止ですから(https://tokutenryoko.com/news/passage/6724 日本橋夢屋 海外出張情報)、アメリカでも間に合ってなかったと言えます。中国以外からの流入もあったでしょう。11月に発生したなら1月初めまでに対策すれば全然違ったかもしれませんが。中国自身が(警告の声はあれど無視しており)気づいてなかった感じですから、諸外国の対応には限界があったとも言えなくもありません。結果からみて早めに検査すべきは欧米だったような感じもなくはなく、アジアが近いと油断していた面もあったかもしれませんが、それは中国が(対策を)言うことではありませんね。
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9月入学論に猛反対 (管理人)
2020-04-29 15:46:56
未成年に(政治に対する)投票権が無いのが、これほど良かったと思うことはありませんね。秋まで休むために賛成しかねません。認識の共有と言いますが、どれだけの国民が留学を考えていると言うのでしょうか?MBA懐疑論が根強い中、よく9月入学を言えたと思いますね。日本人にとって日本語で勉強する方が英語で勉強するより効率がいいのは自明ですが、9月入学で留学してまで英語で学ばなければいけないのかといろいろ情けなく思いますね。日本の大学や企業は馬鹿にされてると思った方がいいでしょう。もう一つ重要な視点は優秀な人がそのままアメリカにとられるのではないかという疑問がありますね。中村修二を育てたのは日本ですが、結局アメリカに行ってしまいました。アメリカが世界の頂点だとしてそのままマネできる訳ではありません。日本は自信を無くしているのかもしれません。
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米政府による中国の研究所説 (管理人)
2020-04-30 15:33:57
https://youtu.be/M8URJRh7g_M。米政府によると中国の研究所関連なのだそうです。人工ウイルス説のようにも見えますが、筆者の知る範囲ではそれはなさそうです。自然ウイルスを漏らしたという可能性もあるかもしれませんが、現時点では詳細不明です。
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国家情報長官室によれば、調査継続中 (管理人)
2020-05-01 13:37:29
「人工的なものではない」 米・国家情報長官室が発表(https://www.youtube.com/watch?v=AnyhP7G4yjA FNNプライムオンライン)・・・国家情報長官室によればですが、人工ウイルス説は全否定で、動物との接触か研究所の事故の結果かは調査継続中だそうです。
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WHOの弁明の感想 (管理人)
2020-05-01 14:23:17
WHOは「早くから警鐘鳴らした」、コロナ巡る対応擁護=テドロス氏(字幕・30日)(https://jp.reuters.com/video/watch/%EF%BC%B7%EF%BC%A8%EF%BC%AF%E3%81%AF%E3%80%8C%E6%97%A9%E3%81%8F%E3%81%8B%E3%82%89%E8%AD%A6%E9%90%98%E9%B3%B4%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%8D-%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E5%B7%A1%E3%82%8B%E5%AF%BE%E5%BF%9C%E6%93%81%E8%AD%B7%EF%BC%9D%E3%83%86%E3%83%89%E3%83%AD%E3%82%B9%E6%B0%8F%E5%AD%97%E5%B9%95%E3%83%BB30%E6%97%A5-id712371648 ロイター2020年4月30日)・・・1月1日に中国に情報提供を求め、1月30日に「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」(PHEIC) を宣言したそうですが、中国が国民の海外旅行を禁止したのが1月27日ですから、やはり遅過ぎる印象がありますね。少なくともヒトヒト感染を否定していた中国より遅れたのは事実かと思います。WHOの遅れは日本のようなWHOの助言を尊重している国にとっては致命的でした。中国は情報不透明大国ですから、情報をとる窓口がシッカリせねばなりません。中国が主張するヒトヒト感染は否定できたのだとしたら、渡航制限に関連する勧告も早期に出来たはずです。国際的に感染例が報告されていたかは関係ありません。ヒトヒト感染が少なくとも1月半ばに分かっていた以上、国際的な感染拡大は既定路線でした。中国人だけ宇宙人だということはないのですから。まさか武漢が国際都市の一つと知らなかった訳でもないでしょう。専門家が普通にカバーできる範囲です。
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検査数の問題 (管理人)
2020-05-02 15:22:26
検査数を増やせ、いや増やさないという議論がありますが、仮に特定警戒の東京都で必要な部分で風邪症状を全て検査するとすれば、どの程度になるのでしょう。まず風邪で検索すると(風邪に関する調査 https://www.nrc.co.jp/report/170213.html 日本リサーチセンター)、50歳以上はあまり風邪を引かないというのが気になります。新型コロナウイルスは高齢者が明らかに(感染源としても重症化率で言っても)高リスク群なので、高齢者の風邪症状を全部チェックできたら、かなりの部分賄えるのではないかという発想になります。これに基礎疾患のある方を加えてもいいかもしれませんが、たちまち高齢者に絞ります。岩手のような感染者0人の地域もありますし、田舎の方が高齢化率が高く、しかもあまり感染していないので、風邪オールチェックの対象は特定警戒地域だけと考えていいでしょう。15〜79才の日本人は年間で平均1.4回風邪ひくそうですから、正確な数字は持ち合わせていませんが、高リスク層に絞って年に1回と計算します。東京の人口が1000万人で高齢化率(65歳以上)が22.7%ですから、もう少し範囲を広げて365万人としましょう(適当です)。これを年に一回で365日で割ると一日あたり東京だけで1万人検査せよということになります。東京都の検査数は1日当たり多くて500人程度のようです。明らかに検査能力の限界を超えていますから、これが今まで政府が検査を渋った原因なのでしょう。ただ重症化のリスクを考えると陽性を早めに発見するに越したことは無いと言えます。アメリカは2か月間で570万人検査したようです。つまり1日あたり約10万人検査しています。アメリカ並みの精度で良く(偽陰性の確率は高まるでしょうが)、受け入れ態勢さえ整っていれば、ある程度狙いを絞って検査を増やしてみるという考え方もあるのでしょう。その辺は政治判断でしかありませんが。
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