観測にまつわる問題

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松本モデル

2021-01-16 10:25:40 | 厚生労働


重症の患者は大病院に受け入れる余地があるという指摘のようです。方向性としてはコロナ専門化で東京は動き始めているようです。

都内の3病院を“コロナ専門”に(NHK 01月13日)

他の緊急事態宣言の地域でもやれそうです。

重症患者をコロナ専門化で見ることが出来れば、後は中等症以下になります。中等症は民間に受け入れる余地があるかもしれません。軽症や無症状はホテル療養があるでしょう。容態の急変リスクは残るかもしれませんが、それはもうそういう病気だと考えざるを得ません。完璧を求めればキリがないでしょう。病気はコロナだけではないのですし。

批判することは容易いでしょうが、建設的な提案は案外難しいものです。しかしながら、(自戒の念を込めて)あえて教訓めいたものを考えてみると、日本は失敗を想定した政策が苦手なのかもしれません。政権批判派は感染拡大防止のみに特化していた観があって、感染拡大を想定した政策を特に議論した形跡がありません。政権擁護派は感染拡大しないことに賭けており、あるいは感染拡大しても大丈夫と「放言」しても具体策にまでは踏み込まなかったように思います。日本には「縁起でもない」という言葉があります。所謂「言霊信仰」という奴です。


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8 コメント

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医療の逼迫の改善か (管理人)
2021-01-21 01:26:01
大病院、コロナ受け入れ増 民間含め役割分担(https://www.nikkei.com/article/DGXZQODF203BK0Q1A120C2000000 日経 2021年1月20日)
>大病院の受け入れを増やし、中小病院が回復患者や他の病気に対応する役割分担を強める。
病院間の連携強化の協議が始まったようです。連携強化が進めば、医療の逼迫が改善されていく可能性があります。期待したい。
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有事のボトムアップは最適解か (管理人)
2021-02-01 05:25:41
 日本の医師数は経済力から見て少な目のようで(医療の国際数量比較-日本の医療は世界一か? https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=52143?pno=2&site=nli ニッセイ基礎研究所)、必ずしもコロナ対応において恵まれた基礎的条件がある訳ではないようです。一般的に設備はそれなりに恵まれているようで、集中治療室なんかでもマンパワーが問題なのだそうです(ICU等の病床に関する国際比較についての見解 https://www.jsicm.org/news/news200510.html 日本集中治療室医学会)。病床数が多い一因は、精神科の社会的入院が多いことにもありそうですが(「精神病床数」が世界一レベルに多い日本の異様 https://toyokeizai.net/articles/-/325075 東洋経済 2020/01/20)、これはこれで別の問題でしょう。少子高齢化に日本が対応し過ぎているか否かは別として(今から医者を増やしても医者余りになる可能性があると言えばありそうです)、現状の基礎的条件で新型コロナに対応しなければならないことは確かです。それが出来ているか否かで言えば、まだ出来ることはあるという見方が「松本モデル」の記事の趣旨になり、今は知事に強い権限を持たせるべきではないかとの主張があるようです(1月31日BS朝日の激論!クロスファイア(塩崎恭久議員)によれば、自民党の武見敬三議員等、塩崎恭久議員の他にも賛同者がいるようです)。知事に強い権限があれば、効率化等によって、病院に受け入れ余力が出てくるなら、直ぐにでも実施すべきことではあるでしょう。また症状の度合いに応じた新型コロナの体制整備において、プレハブでも何でも造って軽症者等を見るということも容態急変・感染拡大抑制を考えれば、重要なことではあるでしょう。
 日本はボトムアップの力には優れていると一般に言われますが、トップダウンのガバナンスが効かないと言われます。新型コロナ対応も日本の悪い面が出ている部分もあるのでしょう。しかしやって出来ないことはないはずです。筆者は欧米との比較から受け入れ余力はまだあるだろうと見ています。何処にあるかと言えば、重症者に関して言えば、大病院にです。中等症以下に関して言えば、民間病院にもあるでしょうし、つくればあるのではないでしょうか。緊急事態宣言により、感染者数が減る傾向にはあるようですが、余裕を持ってコロナを見れるに越したことはありません。現状でオーバーキャパシティの指摘もあります。経済再開したらまた感染者が増える恐れもあります。コロナ後にまた別の感染症が流行るかもしれません。今からでも出来ることはするべきでしょう。
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国立大の重症病床 (管理人)
2021-02-09 08:24:58
国立大の重症病床、コロナ活用道半ば 確保率は17%(https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ288HJ0Y1A120C2000000/?unlock=1 日経 2021年2月9日)・・・国立大は比較してまだ余裕があるようにも見えます。ピークは過ぎたかもしれませんが、リバウンドがあるかもしれませんし、いざという時の体制は整えておくべきでしょう。
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8都県が転院調整せず (管理人)
2021-02-11 06:37:31
【独自】症状改善した重症患者、8都県が転院調整せず…病床逼迫の一因に(読売 https://www.yomiuri.co.jp/national/20210210-OYT1T50296/ 2021/02/11)>今月5日時点で東京など8都県が症状の改善した重症病床の患者を中等症用の病院に転院させる調整を行っていないことが読売新聞の調査でわかった。・・・新型コロナウイルス感染症の症状別の役割分担が上手くいってないところがあると取材で裏付けられたようです。未だに医療は逼迫しており、早急な対応が求められると思います。
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「官民連携ゲノム解析チーム」 (管理人)
2021-03-03 06:46:17
 塩崎恭久議員のメールマガジンの提言ですが、官民連携ゲノム解析チームをつくるべきということです。何でもゲノム解析が感染研に集中し過ぎているのだとか。これに対してアメリカは総力戦で解析しているようです。
 基本的に情報を一か所に集中させるのは勿体なく、分散型の高度情報社会の実現が今後の日本のデジタル化戦略の鍵になるような気もします。
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宮城が医療崩壊 (管理人)
2021-03-28 22:26:45
 医療崩壊の定義を対策病床数を患者数が上回ることと定義した場合、宮城が医療崩壊したようです(COVID-19 Japan 新型コロナウイルス対策ダッシュボード https://www.stopcovid19.jp/)。感染拡大しているという話はありましたが、あっというまでした。
 第1波・第2波・第3波という言い方は便利ではありますが、東京中心史観で地方では当てはまらないケースがあると、これまで何度か指摘してきています。今回の事態がまさにそれで第4波の入り口云々の議論をしている間に「第4波」の直撃をくらった自治体が出てきてしまった訳です。第何波といった分類はあくまで便宜上のものであり、本来は地域の実態を個別に見なければならなかったはずですが、どうも宮城の状況に関して正しく警鐘を鳴らせた人はいなかったのかもしれません。これは反省すべきことなのでしょう。
 ついで危ないのは大阪府・山形県・大阪府・沖縄県のようです。大阪府の前倒しの緊急事態宣言の解除とは何だったのでしょうか?経済再開を焦る気持ちが、制御困難な感染拡大を呼び込んでいるとしか思えません。減らせる間は何処までも減らす。経済再開を焦らないのがベストのような気がしてなりません。これが机上の空論かは実際にやってみればいいと思うのですが。何にせよ、大阪府はまた緊急事態宣言をやってもいいくらいなのでは?
 緊急事態宣言ですが、本来的には地域の実情に応じて出されるべきなのでしょう。全国一斉の話は無駄が多いような気がしてなりません。解除に関していえば、解除基準が緩すぎるのでしょう。最初からグンと減らなければ解除できないとすれば、変な期待で緩んだりしないのだろうと思います。いずれにせよ、減り切らない間に次の波が来てより大きな波になるパターンからは卒業するべきです。今失敗している政府の方々は認めたくないのでしょうが、例えば、ステージ3になったら、ステージ4になるのを避けるため、感染症対策すればよく、解除基準はステージ2とすべきです。これを全国で個別にやればいい(大都市圏除く)。大都市圏は通勤通学圏と考えるべきで、京都は大阪の通勤・通学圏ではないはずです。言葉の基準を曖昧にモヤッとやり過ぎかもしれませんね。
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湘南モデル (管理人)
2021-04-19 18:49:16
湘南鎌倉ERもコロナで限界? 「集中しない仕組みを」(https://www.asahi.com/articles/ASP1H6VQ5P1FULZU00N.html 朝日2021年1月16日)>新型コロナウイルス感染症の患者を多く受け入れながら「救急患者を断らない」をモットーに診療を続ける。・・・・・開業医の方も協力してくださっているようです。地域によっては医療体制の整備が進んでいるところもあるのでは?お金の面は政府が何とかすると思います。
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相澤提言 (管理人)
2021-06-18 01:31:37
「緊急対応の病院と病床、指定を」相澤日病会長(2021年6月16日 (水) https://www.m3.com/news/open/iryoishin/929211 m3.com)>新興感染症に備えるためには普段から備えておくのは得策ではないとし、「非常時に緊急使用の可能な病院と病床を指定しておくことが必要」との見解を表明した。>空床補償や通常医療の縮小に伴う補填が必要になるが、診療報酬ではなく補助金で対応すべきだと要望。・・・普段から備えておくのは何時までも続かないだろうと思いますし、緊急時に体制をつくる方が効率的だろうと思います。普段診療しないのに診療報酬で対応するのも変で、もっともな意見のように思えます。
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